ITMedia連載のロケで川越へ。
モデルはオスカーの小林真琴さん→
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雨が降って寒くなるとの天気予報でありましたが、
雨が上がったら暑いぢゃないか。
いやはやソフトクリーム食べるレベル。
で、川越ってのは実に古い街で、
日本歴史地名大系によると
入間川流域の霞ヶ関遺跡には弥生時代後期から平安時代まで続く大集落跡が発見されてるし、
上戸の河越氏館跡辺りにも律令時代の住居跡が発掘されてる。
当初は今の(というか江戸時代以降の)川越市中心部より西、
入間川を挟んだ反対側に大集落があったっぽい。
河越氏は秩父平氏の一族で、平安時代末期から中世にかけてこのあたりを領していた。
河越氏が滅亡して(室町時代、太田道灌の時代に秩父平氏系はかなりやられた)
その後扇谷上杉氏が今の川越城跡あたりに築城。まあ太田道灌の時代である。
さらに、喜多院はもともと「北院」で、境内には前方後円墳も残っているほど。
喜多院の前身となる無量寿寺は830年創建と伝わる。
すげー。
まあそれはいいとして、
川越をカメラを持って訪れるのは3回目だが、
前回(2009年)と一番異なるのが駅前にあった「川越市自転車シェアリング」。
これがいい。
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本川越駅前のシェアリングポート。さすがに平日の利用者は少ない。 |
大正浪漫通りから時の鐘など川越の観光地をひととおり回ったのち、
午後になり、
疲れてきたから、喜多院まで自転車で行くか、というわけで、
市役所前にあるシェアリングポートから初挑戦。
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市役所前からスタート |
市内の観光スポット9箇所にシェアリングポートが用意されていて、そのひとつが市役所前にあるのだ。
これの仕組みはちょいとややこしいけど考えてみたらシンプル。
まず、1日200円である。
クレジットカードを使って200円払うとパスワードをゲットできる。
このパスワードがあればその日は何度でも借りられる。
「1日200円だけど1回あたりは上限40分」である。
これがややこしくて面白いところ。
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編集者が手続き中。 |
普通のレンタサイクルって
出発して帰還するまでの料金である。1日乗り放題的なイメージ。
自転車を止めたいときは、好きなとこにとめて観光してまたそれに乗って、という感じ。普通ですな。
川越市自転車シェアリングはそこが根本的に違う。
自転車を借りたら、目的とする場所の最寄りのシェアリングポートまで乗っていく。
そこで「いったん返却」して徒歩で動き回る。
次に乗りたいときは、同じICカード(あるいはパスワード)でまた借りる。
そして目的地近くのポートまで行って返却してそこから歩く。
1回あたり40分以内なら、1日200円で乗り放題というわけだ。
40分以上乗ってると超過料金がかかる。
「コマメにシェアリングポートに返却すればめちゃ安くすみますよ」ってことだ。
一度わかってしまえば便利。
一応自転車に鍵はついてるので好きなところに止められるんだけど、
レンタサイクルで川越のように狭い道路が多い場所を回ると
止める場所にも困るし、歩行者との接触もおきかねない。
川越のシェアサイクルだと、観光スポット周辺は歩いて回ることになるのでその心配がないのだ。
しかも「マメに乗ってはマメに返す」仕様なので
シェアリングポートから自転車が一掃して肝心なときに自転車が足りないってことも起きづらい(休日はどうなんだろう)。
我々は市役所前から喜多院まで自転車で走っていったん自転車を返し、
喜多院をブラブラして、
また自転車を借りて川越駅まで行くという使い方をした。
これで200円である。
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返却中。ガチャンとハメこめば終わり。 |
要領はわかったので、次からは川越についたらまず200円の一日チケットを入手して
気まぐれに乗ったり返したりするかと思う。
内装3段の小径車だけど、
40分あれば、新河岸川の内側だけならまず問題にならないかと思う。
ポイント間の移動に自転車を使って細かいところは歩きましょうって流れを誘発するシステムとして面白いなあと感心した次第。
確かにレンタルと云うよりシェアリング感覚だ。
くわしくはこちらを→
川越市自転車シェアリング
追記:この自転車シェアリングシステムの開発元がわかりました。
株式会社ペダル(
株式会社ペダル)で、
川越の他、金沢にも設置されております。
下記はmovesによるログ。グレーが電車。緑が徒歩。水色が自転車。
こうしてみると、徒歩でいろいろ回って帰りは自転車ってなかなかよさげな展開、
ってことがわかっていただけるかと。
で、帰宅後、つかれたーといいながら、
ascii.jpに猫連載を書いてメールして寝る。