ページ

2011/06/30

オリンパスからペンさんが出た

ミラーレス一眼は可動式液晶じゃないとイヤ、である。
もう絶対にイヤ。
1996年のQV-10で慣れ、その後にニコンから出たCOOLPIX 950で決定的になったこの感覚。
特にレンズ部と本体が分かれて回転する機構は、
ローアングル撮影時もグリップし直す必要が無くて、
収納時も薄く済んで、よかったなあ。
ソニーのCyber-shot F505Kもよかった。
モニタ部が回ってこそのデジタルカメラなのだ。

ただ、初代IXY以来、四角くてコンサバなスタイルが受け入れられ、
薄型軽量化がもてはやされたこともあり、
レンズ回転式デジカメは廃れていったのである。

今、やたらNEX-5を愛用してるのはそのせい。
モニタはチルトした状態がデフォルト。
あっ、と思った瞬間に、モニタが開いたNEX-5は胸の高さで構えられるのである。
そこからもっと低くしたり高くしたり
あるいは縦位置にしたりと構図決めがはじまる。
目の高さにカメラを持ってきてファインダーを覗くより
上に開いたモニタをちょっと見下ろすくらいの方が楽に構えられる。

ちゃんと撮るときは一眼レフの方が集中できるけど、
お散歩カメラや猫撮りには可動式液晶がいいのだ。

可動式液晶モニタには2種類ある。
ひとつはバリアングル系で、いったん横(あるいは縦)に開いてから回転するタイプ。
私物ではPowershot G12やPanasonicのGH1がそう。
これは「縦位置でもフリーアングル」というメリットがあるが、
横位置だとモニタが横に出るのでモニタと光軸がずれるとか
いったん開いて回転させるという手順がめんどくさいとか
実はあまり好きじゃない。

もうひとつはもっと単純なチルト式で
上下にしかチルトしないので「縦位置でローアングルできない」という欠点があるけど
ひょこっとモニタを持ち上げるだけで
すぐローアングル撮影できる気持ちよさがいいのだ。
わたしは断然後者。

ほんとは丸ごと回転するCOOLPIX 950式 or Cyber-shot F505式がいいのだが、
これはもう出そうにないので諦めてる。

でもNEX-5は操作系とレンズラインナップに不満があり、
日常持ち歩き用ミラーレスにいいのがないかなと各社新製品に好奇の目を寄せてたのだ。

で、やっと今日の話になる。
オリンパスの新製品発表会である。
OLYMPUS PEN
今回の新製品勢揃いの図。
メインは中身が大きく進化したというPEN3。通称「ペンさん」←わたしが勝手に名付けた
画素数を増やさなかったのも実によい。

でもわたしの目に止まったのはそれじゃない。
秋に登場する、PL3なのだ。エルさんですな。
こいつ、液晶モニタがチルトするのである。
しかもAFが高速になったというのである。
高感度時の特性もよくなったというのである。


しかもわたしはGH1ユーザーなのでマイクロフォーサーズのレンズは何本も持ってる。
その上、45mmF1.8という欲しかった中望遠単焦点レンズが出る。
猫を撮るとき、明るい中望遠レンズが欲しいなと思ってたのだ。

そんなわけで、ペンさんよりは価格も安くなるだろうから、
秋になったら買うかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿