いわゆる「ゼロ年代日本SF」を読んでみたくなった。
どこから手を付けようか……と思ったとき、一番手っ取り早いのは
大森望氏が編んだアンソロジーだったりするわけで、
Amazonで探してみたら、創元SF文庫がこんなのを出してたわけである。
で、買ったのがずいぶん前。
SFのアンソロジーって読むのに時間がかかるのである。
ひとりひとりの世界観はもちろんのこと、
作品によって描いてる世界が全然違うので、
1作読むたびに頭を切り換えなきゃいけないから。
まあだからこそ面白いのだけど。特に「逃げゆく物語の話」なんてそれがばらばらすぎて面白い。
意外だったのは、作家の年齢層。思ったより高かった。
それでもまったく知らない作家が多くいて、
ここから「あ、この人の作品を読んでみたい」と思ったら個別にあたればいいわけである。
「大風呂敷と蜘蛛の糸」やなんてすごく面白かったし
菅浩江の安定感も素晴らしいし、
冬至草もよかったなと。
でもこれの長編版を読んでみたいと思わせるのはまた別の人だったりして
今度は気になったなかから「ゼロ年代っぽい」人を
選んでそっちを手を出してみる予定。
思わず釣られて
返信削除本屋で、『ゼロ年代SF傑作選』というのを買って帰って
「なんか荻窪さんのと違うなぁ」と思ってたら
荻窪さんのは創元社なんですね。
僕が買ったのは早川だった。
まぁ、どっちでもいいんですが(笑)
あ、わたしもどちらにするか迷ったけど、大森望編、という方を信じました。
返信削除