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2012/02/29

雪猫を撮りそびれた日

雪が降ってる、となるとなぜか早く目がさめる不思議。
雪が降ってた。
雪
朝、わざわざ雪を撮りたくてコンビニへ
デジカメマガジンの連載を書いてメール。
ITMediaにZ1000EXRのレビューを書いてメール。
よし、公園では猫のごはんの時間だ。今行けば「雪猫」写真が撮れるぞ。
と、雪が上がってぐぢゃぐぢゃに溶け出してるとこを自転車で出動。
行ってみると、いつも7〜8匹いるのに1匹しかいない。
猫ボランティアのおねえさんも手持ちぶさた。
「あれ?いないの?」「3匹しか来なかった。うち2匹はさっさと帰った」「がーん」
ああ、雪の中を歩いてくるくらいなら、一食抜く方を選んだか、やつらは。
まあしょうがあるまい。雪梅の写真でも撮るか。
雪をバックにしようと腕を上に伸ばしてハイアングルで狙ってみたら、
液晶モニタをちゃんと確認できなくて、カメラさんがピントがあったよというので信じたら、
思いきし後ろにぬけとるやんけー、狙った花にピントがきてへんやんけー
がーん。どうもNEX-5NのAFってたまにこうなんだよな。
先日の猫撮影んときも、なかなかピントがきてくれなかったものな。
LUMIXみたいにAF枠を小さくできるとかピンポイントAFモードを持つとかして欲しい。

日本代表は昔に戻ったようにぐだぐだでノーコメント。なでしこの試合は見忘れた。

夜は確定申告の準備。
赤十字に寄付した領収書が出てきたり、昨年6月にはHDDはこんなに安かったんだーという領収書が出てきたりで
まもなく3月であります。

2012/02/28

日経新聞のustream座談会に出席してきた日

昨夜、ムチャぶりされ、デジカメ4台かかえて朝から撮影に行って、
期待したようには晴れなかったので難儀し、
帰宅して機材を発送してひといき。

夕方からは日経新聞のustream座談会。
「座談会~タブレット革命とメディアの未来」
にパネラーのひとりとして出席。
いやあ、面白かった。
みんな本質的なところでは同じことを考えているようで
わたしがときどきアバウトなことをいってもみなさま助けてくださる。
ありがたや。

つまるところ、あらゆる境界が溶けていく時代に合って
うちは新聞社だからこうじゃなきゃいけない、みたいなのにこだわっててはだめでしょうと。
その代わり、新聞社としての本質(それは「印刷された新聞紙を配達する」ことじゃなくて、テキストをベースにしたニュースを集め、記事にし、それを組み合わせてコンテンツをつくることでしょう)をしっかり持っていれば
出力媒体はその時代時代にあったものであるべき、
という話に収斂したようで。

日経チャンネルビジネス

みなさまありがとうございました。

で、懇親会で楽しくお話をして帰宅して寝る。

2012/02/27

猫を求めて王子まで

またもや王子である。
デジカメマガジンの連載用の作例が必要。
Z1000EXRのレビュー用作例に青空系の写真が足りない。
次の猫連載のネタが欲しい。
この3つを同時に満たせる場所を探してて見つけたのが、王子。
飛鳥山と王子神社の間の渓谷(だったとこ)に作られた音無親水公園。
石神井川が台地を貫いてできた谷に作られた公園だ。
東京時層地図より
今の石神井川は王子で谷を抜けて隅田川に流れ込んでいるが、
往古の石神井川は、飛鳥山にぶつかって南に90度流れを変え、不忍池方面に流れて東京湾に注いでいた。
あるとき、台地の狭いところを貫き、隅田川へ流れ込むようになったのである。
それはいつのことか。

以前、「東京古道散歩」を書いたとき、気になって調べたら
1)縄文時代に河川争奪が起きて、自然に流路が変わった説
2)中世のある時期に治水のために人工的に台地が削られて流路を変えた説
の両方があって譲らず、どっちだろう、後者だと面白いんだけどなと思ってたのだが、
その後、いろいろとあたってみた結果、どうも1)らしい。
縄文時代とは。
まあいいや。
で、その狭い渓谷を石神井川が流れていたのだが、
今は、川の水は地下のトンネルを通って王子駅側にながされ、
渓谷は「音無親水公園」として整備されてるのである。
そこに猫が何匹もいるという情報を得たのだ。
いついってもほぼいるらしい(わたしが先日いったときは見当たらなかったのでやや不安だったが)。

というわけで、大塚で都電荒川線に乗り換えて王子駅前へ。
で、歩き回った結果、猫がおりました。よかった。何匹か撮れました。
ほっ。
ついでに、古街道を通って台地を上り、王子神社に参拝。
さらに台地を下って王子稲荷神社も再訪。
青空作例も撮れたし。
デジカメマガジン用のネタも撮れたし。
こんなことして撮影。
よしとしよう。

帰りは庚申塚駅(今でも駅じゃなくて、電停っていうの?)で途中下車。
庚申塚と旧中山道をチェックしてみたかったのと、
都電荒川線ホームにくっついた甘味屋が気になってたから。
都営荒川線庚申塚駅
ホームに甘味屋。都電に改札はないので誰でも入れます。
聞いてみると、昔はホームと甘味屋の間に狭い道があったのだけど、ホーム改修時にホームの高さと甘味屋の入口の高さが等しくなり、つないだということ。
なるほど。
そこで、名物セットを頼む。おはぎとコーヒーのセットなのだが、コーヒーにあんこってあうのだ。
口の中が甘くなったらコーヒーで緩和。これが美味。

庚申塚は猿田彦大神が祀られてた。
ポイントは2つ。ひとつは猿田彦は国つ神で、ニニギノミコトが天孫降臨する際、道案内をした神。
だから道祖神としてよく祀られてるそうな。でも東京だとあまり観ない気がする。
大国主命も祭神となっている。こちらも国つ神。
もうひとつは最初の1503年に庚申塔が建てられたとされていること。
室町時代である。ってことはその頃から中山道の元になった道はあったということか。気になるー。

庚申塚。猿田彦大神。

ともあれ、大塚駅まで歩いて帰宅。

撮ってきた写真を整理し、必要なものはまとめて送り、なんやかやと忙しく過ごしたのでありました。

今年のCyber-shotはmicroUSB端子を持っているのがミソなのだ

ITMediaにTX300Vのレビューが上がったのでその補足。

USB充電の話。
2011年(もしかしたらその前年)からUSBで充電できるデジカメが出始めたのだが、
2) カメラ側のUSB端子がmicroUSBでもミニUSBでもないので専用ケーブルが必須だった
2) どこをチェックしてるのかパソコンのUSB端子と付属ACアダプタ以外では充電してくれないカメラもあった
わけで、なんとも不便だったわけである。

なぜデジカメ側のUSB端子が特殊なコネクタだったのか。
実は、USBの信号(信号線と電源)以外に、アナログ映像・音声信号用の端子も一緒になってたのである。
片側がピンプラグになった映像・音声ケーブルと、USB端子になってるデータ転送用ケーブルをつけかえられるようになってたのだ。
でも今やどのデジカメも映像音声用にHDMI端子を持っている。
クオリティを考えれば、もうアナログ映像出力はいらんだろうと思うのだが、一度つけた機能はなかなかはずせないのか、ずっとひきずってたのである。

で、今年のソニーはさりげなく、カメラ側の端子をmicroUSBにしたのだ。
そうすると汎用のケーブルやACアダプタが使える。iPhone用のACアダプタも使える。
うちはこんな感じでバード電子のTS3(USB出力を3つ持ってる、USB電源アダプター)を使って、Android機やiPhone、エネループ、Wi-Fiルーターなんかを充電してる。
デジカメもここで充電できるとなると、バッテリ充電器も不要だし、専用ケーブルも不要だしでメチャ都合がいいのだ。
(TX300Vも、うちにレビュー用に来てた個体は、上記の環境で充電できた。製品版でもできると思う)
microUSBならケーブルもいろんなのが出てるから、短いケーブルなら邪魔にならない。
さらに、エネループモバイルブースターを使えば、それひとつでiPhoneもIS05(同じシャープ製Android機でもInfobarはケーブルやACアダプタを選ぶので厄介だが)もCyber-shotも充電できるので外出先での不意なバッテリ切れにも対応できるのだ。

これは、イマドキのモバイル機器として当然こうあってしかるべきだと思うわけである。
予備バッテリを持って行くより、充電器を持って行くより、必要に応じてエネループモバイルブースターか、iPhone用ACアダプタをひとつ持って行けばOkという方が楽じゃないか。

USBを「直流5Vの電源端子」として使っていいのか、規格的にどうなのよという問題や、付属のACアダプタとケーブルのセット以外での充電はメーカーが保証できないじゃないかというのはさておいても、
USBが当たり前のようにそう使われてる現状を(こっそり)追認してくれた方が利便性はぐっと高くなる。
ただし、どの組み合わせでもうまくいくとは限らないので、自己責任でどうぞ。

バッテリを取り出して充電器にセットするのは7.2Vのリチウムイオン充電池を使うハイエンド機やレンズ交換式カメラだけでいいじゃないかと。

そんなわけで、もういっそのこと、本体側の端子はmicroUSBに統一してくれ、と。そう思う次第であります。

2012/02/26

外付けHDDのACアダプタに注意

レビュー用のブツ撮りしたり作例整理したりしてたら作例がちょっと足りないなということになったので追加撮影と原稿書きは明日にする。

バックアップ用HDDのひとつがいつの間にか認識されなくなってた。
あらま。
経験上、これはACアダプタが壊れたな、と。電源がダメになったと思い、
ひとつだけ用意してあった予備のACアダプタにつけかえたらあっさり復活。
なんともはや、3年くらいかねえ。
HDD自体は何の問題もなく動いております。

外付けHDDがイカれた……ようにみえることって何度もあったけど、
HDD自体が壊れてつかえねー、というケースは少なくて、
HDDを取り出して他のケースにいれたら問題なく使えた
(つまり、ケースの電源か回路がイカれてた)
とゆーケースも多かったので、
HDDが壊れた……と思っても慌てないのが吉。
まあ、内蔵HDDがイオンを発して急にアクセスできなくなったとか
そういうときはしょうがないけれども。

HDDの寿命はまあ3〜5年くらいかなといわれてる。実際には5年以上前のものでも問題なく動いたりするけど、消耗品なのは確かなので、いつまでも無事なわけじゃない。
中ではモーターが1秒何千回転で回ってるわけだし。

うちではHDDが足りなくなると、大容量のものに入れ替えて、中身を新しいHDDにコピーしてる。
追加じゃなくて、大容量のものに入れ替え、である。
まだ使える古いHDDが無駄になるけれども、常に新しいHDDにリフレッシュすることで、
経年劣化によるデータの消失から逃れてるわけだ。
今は2〜3年前に導入した1TBクラスのHDDをメインにつかっており、
そろそろ足りないドライブが出てきたので、
2TBのに入れ替えていこうと考えているのだが、
昨年秋のタイ洪水の影響で高騰したHDDの価格がまだ戻りきってないのでちょいと躊躇してるところ。

2012/02/25

ロカンダ世田谷に長居した日

ともだちが世田谷で御飯食べようというので
3人でソファ席を占領して4時間近く食べて飲んでだらだらするという
贅沢な土曜日。


ここ数日、息抜きはiPhoneでInfinityBlade
今頃あそんでます。
何しろ戦ってて気持ちいい。その上ひと勝負が短時間で終わる。
仕事からの逃避に一番であります。
やっとレベル45。


今日の巷の話題はすっかりコレ。日経の記事。

行き過ぎたソーシャルゲーム GREEで不正行為の内幕

無法の「換金市場」と「射幸性」

実際にGREEで数万円つかった体験談付。
iPhoneアプリでは170円でも高いという人が多い中、
1回300円でギャンブル性の高いガチャを何度もやって何万円も使っちゃう人がいる。
その心理はわからないでもないけど、気が滅入りますな。
こういう記事が出るようになると、そろそろヤバい。
個人的には人の心理につけ込んで大金を吐き出させようとする射幸性の強い遊戯
(パチンコとかこの手の(一部の)ソーシャルゲームとか)はキライ。
ソーシャルゲームにもいろいろあって、こんな悪質なのは一部なのにみな同じだと思われるのは心外、
とソーシャルゲーム好きの人はいっておりますので為念(わたしはソーシャルゲームはしないのでアレだが)。


突然天井から何か落ちてきてカランコロンと床を転がる。
よくみると、照明につかってるLED電球のカバーだった。をい。落ちるなよー。
LED自体の寿命は長くても、カバーをとめてる接着剤が劣化したのか、もともと接着が甘かったのか。

盲点でした。とりあえずカバーがなくてもOkな箇所の電球とつけかえてごまかしちゅう。

MONOQLO プライムで江戸の街道

世の中にはいろんな雑誌があるもので、
先日、MONOQLOプライムってところから話がきて、ちょっと仕事したのである。
いやあ知らなかった。まあ最近書店にいってないしな。
それが届いたんだけど、なかなか面白い。
今号は江戸の街道。

古街道好きには物足りないけど、江戸時代に興味がある人が概観するにはいい。
北斎が描いたテキトーな五十三次鳥瞰図が最高。
1月号も面白そうな神社仏閣ネタやってるんだよな。
ただ2月号は文房具特集だったりして、よくわからん。

でもわたしが顔を出してるのは「桜の撮り方」という街道とは無関係なとこで、
しかも写真を提供して取材を受けただけで原稿は書いてないんだけど。。。

病院の受付とかにおかれそうな感じがちょっと残念か。

2012/02/24

わずかな晴れ間を求めて

TX300Vのレビューを仕上げてメール。
こいつは面白かった。
晴れ間が見えたのでちょっとだけ青空な作例を撮りに近所の公園へ。
夜はOM-Dのインプレッションを書いてメール。
ああ、OM-Dもいいなあ。
G3から買い換えようかしらと思ってる今日この頃。

学校で勉強したことって、それだけじゃあ大半は記憶に残らないわけで、それはいいんだけど、
わたしだってほとんど覚えてないし、記憶って日常の中で応用したり反芻したりして定着していくものだから。
でも「平均」の概念って、テレビでも本でも日常の会話でも頻出するものだから、
これがわかってないというのは、さすがにアレだろ、とは思うです。
奇数偶数系の証明は、数学を多少かじってないとうまく書けないだろうけど、平均は「算数」の世界だし選択式だし。
asahi.comの記事
NHKの記事

2012/02/23

晴耕雨読な日

晴撮雨書かも。これだと意味不明か。まあいいや。
ascii.jpに猫連載を書いてメール。
返す刀でITMediaにTX300Vのブツ撮りのレタッチとか作例選択とかしてレビューを書いて……
メールする前にダウン。いやこういうときは一晩寝かして起きて推敲してメールするのが吉なのだと経験が物語る。

いやそれにしてもTX300Vは面白いわ。
デザインはちょっとアレだけど。
画素数も無駄に多くて無駄すぎて1000万画素時代に戻して欲しいくらいだけど。

2012/02/22

肌を寄せ合って寒さを凌ぐ猿たちとゲッパメの日

さて今日は作例を撮りにいくぞ……と目覚めたら、曇ってるやん。
がーん。困ったな。
曇っててもそれなりに絵になるところ……猿でも撮りに行くかっ。
てなわけで、またもや井の頭公園の自然文化園へ自転車で、4台のカメラを抱えて行く。
寒い日
寒い日はやっぱこうだよね。LUMIX G3+100-300mm
リス園でリスを撮ってたら、そこにいた女子三人組のひとりがいきなり「ゲッパメゲッパメ」と叫ぶので何かと振り返ると、友達が小さな声で「それ、ゲッシモクだよ」……。
いやあ、ゲッパメって新しいな。JBっぽくて(ど。
とTweetしたら、けっこう昔からある話だと聞かされてびっくり。
そうかそんなに前からあるネタだったか。
でもまあ「げっ歯目」って表記がいけないよな。
ここは「齧歯目(げっしもく)」と漢字で表記してルビをふるべきでしょう。そうしないと意味がわかんないし、勝手な読み方されちゃう。

帰宅して一息ついてブツ撮りして
家電批評の原稿を2ページ書いて疲れる。
明日は雨だそうだから、ひたすら原稿書きだな。

iTunes in the Cloud が最初に救うのはPCが苦手なほんとに普通の人たち

FaceBookで友人のコメント欄を読んでて「あ、そうか」と思い至ったのでメモ。

世の中の多くの人は、iPhoneやPCやMacでよくトラブルを起こしてて、
買った曲をミスで消しちゃうなら可愛いもんだが、
バックアップとってないのは当たり前で、
パソコンを買い換えたときライブラリの移行をしなかった(あるいはやりかたがわからなかった)、
あるときパソコンが壊れてライブラリが消えた、
パソコンがおかしくなってリカバリーで再フォーマットしちゃった、
という目にみんなあってるのだ。

で、そういう人はiTunesStoreで買った曲を再ダウンロードできなくて、また買うのももったいなくて
諦めたりしたのである。


FaceBook見てたら、再ダウンロードできる曲が200曲あった、って人がいて、
どうやらパソコンを買い換えたときに消しちゃったらしい。

iTunes in the Cloud はそういう人を最初に救う。
iTunes Storeで以前買った曲は、iCloudから再ダウンロードできるのである。
買い直す必要も、自分が買った曲はどれだっけと探す必要も無い。
リストから「全部再ダウンロード」をクリックするだけなのだ。

そこまではいかなくても、何らかの拍子で消した/消えちゃった曲がある人にまで範囲を広げれば該当者は90%以上なんじゃなかろーか。
しつこくバックアップとっててマシン移行時はデータも一緒にちゃんと運んでるわたしでも
1曲だけ再ダウンロードできた曲があったわけだし。

iOS5でパソコンレスになり、曲はiTunesStoreで買うのが中心、となってると、
iPhoneを壊したとかなくしたけどiCloudにバックアップしてなかったとか
そういう人も頻出してるはず。

なるほどなあ、と思った次第。

iTunes in the Cloudについてはこちらの記事をどうぞ
AV Watch 米Apple担当者に聞く「日本での音楽ビジネス強化」

2012/02/21

唐突にiTunes in The Cloudがやってきた

終日原稿を書いてた日。
まずITMediaに撮影術の原稿を書いてお昼過ぎにメール。
ふぅと一息ついたらロカンダ世田谷で昼飯。
帰宅後は家電批評にCyber-shot WX70のレビューを書いてメールし、
夜中には家電批評にCP+の話を書いてメール、と。
そんな感じでたまには働きます。

で、寝ようかなと思ったら、iTunes in the Cloudサービスがはじまったという話がTwitterで流れてきた。
もう忘れてる人多いよな、これw

えっと、2011年の夏だか秋だかに話は戻ります。
iCloudが登場したとき、
iTunes in the Cloudというサービスが含まれてました。
簡単に言えば「iTunes Storeで買った曲はiCloudにあるからいつでも落とせるよ」と。
今まではパソコンのiTunesライブラリと同期を取ってたのだけど、iOS5でパソコンレスになり、その代わりにバックアップや同期先としてiCloudが用意されたので、それはまあユーザーから見れば当然のサービスだったのですが、
日本では「アプリやブック」はiCloudを使って一度買ったものは即再ダウンロードできたのだけど、音楽に関してはできなかったわけです。
日本のiCloudは完全じゃなかったのですな。
おそらく、業界団体との話が付かなかったのでしょう。

それが2012年の2月になって唐突にサービスが開始されたのです。
唐突にはじまるところがアップルらしいといえばらしいですな。

iTunesStoreにある「購入済み」をクリックすると、音楽もクラウドからの再ダウンロード対象になってまして、購入したけどダウンロードされてない曲はアイコンをクリックするだけでさくっと落とせるようになりました。
購入済みをクリックしてみるべし。その上のFaceBookは今のところ謎
もうひとつの重要な機能として、iTunesStoreで曲を買うと自動的に同じアカウントを持つ他のデバイスにもダウンロードされるようになりました。
自宅のMac上で曲を購入すると、いちいちiPhoneと同期しなくても、iPhoneにも自動的に同じものがダウンロードされるというわけで、こいつは便利になるわい、です。
これはiOSの設定からオンにできます。
やっとここまできたかー。
で、試しにこの「コンピュータにないアイテム」をクリックしたら、1曲だけダウンロードされてない曲がありました。謎です。
で、クラウドアイコンをクリックしてダウンロード完了。
それにしてもなぞだ、ベイビー!逃げるんだ。

追記(20120222)
「FaceBook」をクリックしたら、FaceBookのiTunes-JPページにつながりました。夜中はまだこのページができてなかったもよう。
さらに、3G回線での曲の購入が可能になったこともトピックでありました。

2012/02/20

flick!と週刊東洋経済

昼間、WX70の連写作例を撮り、夜は新宿へ足を伸ばして夜景作例。

先日、週刊東洋経済の編集長が痴漢で捕まったとの報道あり。
さあこれは冤罪かどうか、実は最新号の特集は東電だっ、
てな陰謀論もかまびすしく、じゃあまずその最新号を読んでみるかと思うと
週刊誌のつらいところで、すでに次の号になってた。
ああ。
そんなときはマガストアの出番である。iPadでさっとバックナンバーを買えるのがありがたや。
週刊東洋経済2月18日号、特集は「東京電力偽りの延命」。
確かに、陰謀論が出そうな特集なのでありました。というわけで買う。
こういうとき電子雑誌はすばらしい。
興味ある方は是非。キーワードは「勝−勝 ライン」だそうですよ。


さらにflick!08が届く。
巷では巻頭特集の冒頭に出てくる、パソコンを10台持ってるデジタルガレージのメガネ女子で盛り上がり中。
この視点で特集を組む雑誌って他にないと思うわけで、イマドキの新しい仕事の仕方の開拓・実践に興味ある人は必読といえましょう。世の中は動いているなあというのがわかります。いろんな人がいろんなスタイルで働いております。
MacBook Airは多くの人の仕事の仕方を変えたようです。いや実際、街ですごくよく見かけるもの。
以前はWindows系(Let'snoteやVAIOやThinkPad)ばかりだったけど、最近、Airを見かけることがメチャ多い。
Macの低迷期を知ってる側からすれば、もう、びっくりするほどです。
一時期はやったネットブックはすっかりみなくなったもんなあ。

この号ではわたしはコラム1ページと、CP+特集で登場。
当初、CP+の初日にわたしと三井さんと編集長とflick!のカメラマンでCP+を取材して回って座談会、という話だったのだが、CP+の2日前にわたしのインフルエンザが確定。熱も下がってたけど、インフルエンザなので無防備に人混みにでかけるわけにもいかず、わたしだけ別の日にCP+取材となった関係で、写真に残ってないわけであります。
そんな裏話でした。そのスケジュールで本ができるのか、というと、どうやらできたようです。すごいな。
CP+の話も特集も面白いので興味のある方は是非。独自視点のある雑誌になってまいりました。

2012/02/19

冬の奈良井宿

昨年の冬は会津若松で雪に埋もれてきたわけである。
今年はどうしようかな、雪の松本城とかよさげだけど松本には雪がないみたいだしな、とあれこれ調べてたら、
塩尻から中央本線(西線)で22分という場所に中山道の奈良井宿があるのを発見。
しかもここ、駅からめちゃ近い。
では奈良井宿をぶらぶらして時間が余ったら松本か諏訪あたりを散歩して帰ってくるかと朝から家を出たところ、八時ちょうどのあずさは五号なのであった。
塩尻で各駅停車に乗り換えてごとごとと。
奈良井宿
手前の柵や中央の柱が邪魔なのはわたしの不徳のいたすところであります
山にはさまれた集落ってよいですな。どっちを向いても山があって気持ちいい。
奈良井宿
JR奈良井駅
期待したほどの雪はなかった上に、団体観光客さまがいらしてて何かとアレだったわけだが、
古い建物にはさまれた宿場町というのはなかなか面白い。
奈良井宿
奈良井宿
あとはまあ適当に、雪や氷や街や建物や、そのたもろもろ。
氷の世界
雪は少なくとも寒い地域なのでそこら中で凍ってました
宿場町をはずれると道はもうこんなで、さらに奥へ向かい、雪に埋もれたせまい斜面を上がると小さな公園があって、そこからはなかなかの絶景なのでした。足を踏み外したら落ちそうだなと思いつつ、でも、いい眺めが見えそうだとつい行っちゃうのであります。
奈良井宿
iPhone4Sで。この道の先にちょっとした高台が
奈良井宿
これもiPhone4S。奈良井宿を一望できる観光客がこない絶景スポット発見
宿場のはずれからはずれまで歩き回ってひととおり撮って帰ろうかと思ったら、
13時台の電車を逃したら次は15時59分。えー。
他への寄り道は不可能な時間ではないか。おそろしや、田舎の電車。
まあこのときの写真はITMediaにどかっと載るかと思うのでこの辺で。


Mountain Lionはよい……と思う。まだ使ってないけど。

まあいずれにせよ、パソコンのOSのUIは旧態依然としてて、ビジュアルは進化してるけど、基本概念は昔からまったく変わってなくて、ある程度習熟しないとちゃんと使えない代物なわけだ。
それをなんとかしたいけど、かといって、根本的に変えちゃうわけにもいかない。
アプリもデータももうみんな蓄積されてるんだからそれは棄てられない。
じゃあどうしようか、と。

Windows8はメトロUIと従来のUIの両方を搭載するらしい。
それはうまい手ではないと思う。それだと従来のユーザーは結局メトロを使わない→旧態依然のまま、になるんじゃないかという気がする。まあ、実際に触ってないからわかんないけど。

Lionは、Rosettaをとっぱらちゃった以外はとてもうまくやったと思う。
iOSはシンプルで使いやすい。でも、使いやすくするため機能はかなり制限されてる。パソコン用OSに比べると制限されてる。それはしょうがない。
だったら、iOSのおいしいところだけOSXに持ってくればいいじゃないかと。
たとえばわたしは20年以上パソコンを使ってるわけで、普通に考えれば習熟度は高い。
でも、楽をしたいときだってある。
そんなとき、Lionは概ね楽チンである。
慣れればランチャーだって楽チンだし、メールも楽になった。
トラックパッドじゃないとダメかと思ったけど、マジックマウスでもけっこう楽チンになってる。
でも昔ながらの方法も使える。細かい習熟が必要な作業をするときは、今までのスタイルでやる。

気がつくと新しい機能も自然と使うようになってる。
spotlightなんてはじめて搭載されたときはインデックスを作るのが重いだけでほとんど役に立たないと思ってたんだけど、今は気がつくとつかってる。
再起動すると終了前のアプリがいちいち開くのはうざいと思ってたけど、ちゃんと保存しないで名称未設定のままメモ代わりに書いておいたものが一緒に復元してくれたりするとありがたかったりする。
Lionにしてから、複数デスクトップの使い分けもするようになった。これもまた便利。
フルスクリーンモードはMacProではほぼ使ってないけど、Airだとときどきつかってる。

メールからカレンダーやアドレス帳に直接データを入れられるのはとっても重宝してる。

パソコンって、日常的な作業とお仕事など非日常的な専門的な仕事の両方を等価にこなしてくれるのが偉いところで、
Lionはその日常作業やコミュニケーション部分を楽にしてくれた。Mountain Lionもたぶん、そうである。
日常的なコンピューティング(メールやメッセージング、ブラウジング)は家ではMacかiPhoneかiPadで、外ではiPhoneでやってる。
MacでもiOSと同じ感覚でそれを行えればすこぶる楽である。
むしろ、iPhoneをいぢってる時間の方が長いのだから、iOS的作法が使えたり、iOSと連携できた方がいいところではそうすべきだし、iPhoneではできない作業をするときは大画面のパソコンならではの作法を継承していけばいい。
賢くあるべきところは賢くなり、ユーザーの意向に愚直に従うべきところは愚直である、そんなOSがいい。
そこをうまくやれるかどうかはAppleの腕次第だけど、今のところ、流れは悪くないと思ってる。

習熟が必要な道具を長くつかってると、脳や身体がそれに慣れちゃって、自然に動くようになる。
だから、そこに別の作法が入ってくると、すごく邪魔くさく感じて否定したくなる。
でもそんなのの多くは「慣れ」であって、慣れに拘泥して新しい快適さをスルーするのはもったいない。
そうじゃない作法は定着しないで廃れていくだけである。OSXでもそういうのはよくある。
何気なく消えるからすぐ忘れちゃうけど。

まあ、実際にMountainLionが登場してくれないとわかんないけどね。

2012/02/18

ご近所作例まつり

作例を撮らねばならないのだけど、晴れてるんだけど、遠くに行く元気もなく、
ってときはご近所を回ることになってて、
ついでに豪徳寺で招き猫を撮ったのはアド街にあわせたわけじゃなくて単なる偶然です。
招き猫クリスタル
クリスタルな招き猫がまじってた
帰宅してブツ撮りカットやら作例やらを整理して、
ITMediaにPowershot G1 Xのレビューを書いてメールする。

2012/02/17

甲州街道と深大寺参道

あ、晴れてる。作例を撮りに行かねば。どこに行こう。
困ったら深大寺。
ただ、ついたころにはもう曇ってた。がーん。

うちの方から深大寺へ自転車で行くのはしごく簡単で、ほぼ1本道といってよいくらい。
自宅から、寄り道しつつ適当に走っても30分かからないくらい。
その上、全ルートが古道・旧道なもんだから、たまらない。
旧滝坂道を仙川方面に走る(旧道の道幅そのままな上に交通量が多いのでいつも渋滞してるのが難点だが)と
やがて、甲州街道にぶつかる。その信号を渡り、榮太郎の工場脇の道を道なりに走ると深大寺である。
これ、江戸時代に拓かれた甲州街道から深大寺への参道で、
一度谷を越える以外はきれいな尾根道で走りやすい。
上野原五叉路(馬頭観音がある)を越えたら、中央道手前の三叉路(青面金剛塔がある)を左に入る。
旧道っぽい狭いけど滑らかにつながった道を西に向かうと、青渭神社の真ん前に出る。
青渭神社は創建は不明だけど、深大寺が8世紀開山といわれるので、それに近い時代としても不思議はあるまい。
神社の前(道路をはさんだ反対側くらい)にから深い谷がはじまってそこには水が湧き出ており、
それが神社名の由来だろうといわれてる。豊富な水はとても大事。
国分寺崖線のすぐ上で、細かい谷が入り組んでいるところである。

今は瀧坂上の交差点で、旧滝坂道と深大寺参道がつながっているが、元々はこんな感じでまったく別の道だった。
明治初期の地図より
近年、滝坂道が甲州街道と直角に交わるようにつけかえられたわけである。

古代東海道は東京のどこを通っていたか

「東京古道散歩」を書いてて一番悩ましかったのが古代東海道のルート。
飛鳥山博物館でそれをまとめてくれた表があったので、掲載。

律令時代、最初に定められた東海道(初代東海道)は、相模国からそのまま東へ向かい、三浦半島の走水で海を渡って上総国(最初は安房国はなかった)。そのまま下総国→常陸国と最短距離で結んでた。
東京はスルーである。
武蔵国は東山道に属しており、上野国(群馬県)から南下して武蔵国府(府中市)に寄り道し、さらに北上して下野国(栃木県)に戻ってたわけだ。いかにも遠回りだが、実際、府中で「東山道武蔵路」の遺構が発掘されている。
初代の官道は、中央集権国家を目指す朝廷がその権力を利用して強引に整備させた道なので、各地域の実情を無視した、まっすぐで幅の広い道だったことがわかってる。

でも、まっすぐで幅の広い官道を維持管理するのは大変で、しかも国府同士を最短距離で結ぶため、実際に維持管理をする地元の人には便利じゃないという側面もあり、中央集権パワーが弱くなるにつれ、当初の道はうち捨てられ、幅はそんなに広くないしまっすぐでもないけど、地元の人たちにとって便利なように(つまり、多少遠回りにはなっても、大きな集落や郡衙の近くを通るように)少しずつルートが変わっていった。

それが上から2番目の図。
つまるところ、上野国からいちいち南下して武蔵国府を回るのはめちゃ遠回りでかなわん、と。
逆に、相模から房総半島へ行くのにいちいち海を渡るのは大変、と。潮の状態で渡れたり渡れなかったりするし。
じゃあ、相模国府からいったん武蔵国府へ出て、そのまま東へ向かって隅田川を渡り東京低地を下総国府へ向かった方が安全で便利じゃん。
東山道から下ってくる組も、また同じ道を戻るのはいやだから、いったん東に出て北上した方がよくない?
みたいになって……実際のところはしらんけど、当時の文献には、東山道利用者も東海道利用者も使うから混雑して大変みたいな話が出てるのだ。
まあ、初代の官道はとにかくまっすぐどーっと通したので、途中に立ち寄る場所もないし、食べ物や水に困ったときに困るし、多少遠回りでも、集落近くを通った方が地元の人も便利に使えるし。。。
そんな感じで、
768年、武蔵国府経由で下総国へ向かう道をみんな使うようになったから、そっちも公式のルートとして認めてくれ、みたいな話が奏上され、771年、武蔵国が東海道に編入されたのである。

このとき、武蔵国府から下総国府(千葉県市川市)へ向かうルートとして使われていた駅家(まあ、駅馬と呼ばれる乗り継ぎ用の馬を置いてる場所)が「乗瀦」と「豊島」なのだが、その場所がわかってない。
乗瀦については
A:「ノリヌマ」→「アマヌマ」ってことで、杉並区の天沼をそうだとする説と
B:「ノリヌマ」→「ネリマ」ってことで、練馬(西武練馬駅のあたり)をそうだとする説と、
C:「ノリヌマ」→「アマヌマ」→実は大田区馬込や中延にかつて「天沼」という小字があり、そこじゃないか説と、
どれなんでしょうねえ。

「豊島」については、たぶん豊島郡衙(豊島郡の郡役所所在地と思えばよし)が駅を兼ねていたのだろうということになってる。豊島郡があって豊島郡衙があるのに、豊島駅が別にあると話がややこしいから、それはなかろう、と。
そうすると、A説もB説も距離的にいい感じ(武蔵国府と豊島郡衙の中間あたりだし)になる。
ただ、上記C説をとると、武蔵国府→中延・馬込→豊島郡衙というルートは遠回りすぎてあり得ず、
C説をとるのだとしたら、豊島郡の駅家は郡衙とは別の場所にあったと考えた方がよさげ。

豊島郡衙の場所はわかってる。北区である。飛鳥山の少し東、地下鉄西ヶ原駅近くの御殿山遺跡。今、平塚神社があるあたりが東端。実際に発掘もされてる。

豊島郡衙が駅家だとすると、そこからどうやって下総国へ行ったのかがよくわからん。
いったん北方へ台地を降りて隅田川を船で下ったのか、東京低地の道を東へ向かったのか、台地沿いに東に西日暮里あたりで低地に降りて浅草の北あたりで渡河したのか。

とりあえず、隅田川を渡るための船が、利用者が多いため二艘から四艘に増やされたという記述は残ってる。

やがて、朝廷の中央集権パワーはますます弱体化し、東海道のルートもさらに都合良くかわっていく。
10世紀初頭に書かれた「延喜式」ではまたルートが違うのである。

今度は、武蔵国府をスルーして、相模国府から「店屋」(町田市)→小高(川崎市)→(多摩川)→大井→豊島→(隅田川)……と、相模国府から直接下総国府へ向かうルートが書かれているのだ。
その方が下総や上総、常陸国(今の茨城県ですな)から京へ最短距離で向かうには、武蔵国府に寄ってたら遠回りやし、ってことですな。

それが3番目の図。
「大井」は大井町の「大井」とされており、古代集落の遺構も出てる。小高からそのまま東へ向かうと大井の近くに出る。
ただ、そこから豊島郡衙へ向かうにはいったん真北へ向かってから東に90度ルートをかえることになって、かなり遠回りになる。これは違うんじゃないかと。

じゃあ平安時代後半の豊島駅はどこにあったのか。

大井から素直に北上すると、当時の地形や隅田川の渡河場所を考えるに、豊島駅は上野の台地か浅草の北あたり(石浜神社があるあたり)なのではないか、という説が出てくる。
つまり平安時代後半にはもう律令制も崩れかけてて、豊島郡衙も廃れてて(ついでにいえば、国府もその頃には最低限の役所的機能だけ残して、寂れていたらしい)、豊島駅自身が上野か浅草の方に移動したんじゃないかと。

「東京古道散歩」では、石浜あたりに豊島駅があったという説をとりあげたけど、上野という人もいる。
実のところ、まったくわかってない。

それがわかればまた律令時代の東京の様子が見えてきて楽しいんだがなあ。
どこにあったのだろう。

なお、飛鳥山博物館内で撮影するときは受付で撮影許可証をもらいます。そのとき、blogのurlを書けば、blogへの写真の公開もOkといってくれます。こういうのを明示してくれるのはとてもありがたい。

2012/02/16

Mountain LionとMessagesの夜

今日は作例を撮りに行く日……と決めていたので
カメラを持って外に出たのだが、何しろ天候がアレで
雪が降るとかいってる始末で、
ちょいと方針変更して飛鳥山へ。
いやなんというか、飛鳥山博物館へ行きたかっただけなんだけど。
ついでに猫でもいないかな、作例でも撮れるといいな、都電荒川線でも撮るかくらいの感じで。

飛鳥山博物館は……無駄にからくりがたくさんあって面白い。
特に古代の、縄文時代から中世の歴史をちゃんと扱ってくれてるのがうれしいわな。
何しろ豊島郡衙があった場所だし、近くから縄文時代の丸木舟が発掘されたりしてるくらいの場所なのだ。


夜、ブラタモリを見てたら、アップルからMountain Lionが発表され、各メディアに一斉に記事が掲載された。
OSX 10.8である。登場するのは夏であり、まずは開発者向けのβバージョンが配布されるという話。
iOS5の機能の一部がMacOSXにもやってきて何かと便利になり、iOSとの親和性もあがりますよ、と。
iPhoneと一緒に使うならMacがよりお勧めですよ、と。
いやあ面白くなってきた。

10.7.5とかじゃなくて、10.8にしたのはちょっと驚いた。メッセージやメモやリマインダーはいずれMacにも来そうだったのだけど、10.7のマイナーアップデートで提供されると思ってたから。

Messagesのベータ版が一足先に公開されたので、さっそく使ってみる。
使えた。これはいい。
SMS、MMS、それからインターネットを利用したメッセージングサービスをひとつのアカウントで統合しちゃおうというのが、iOS5のiMessageで、それをOSXでも使えるようにしたのがMessages。
同じメッセージをiPhoneでもMacでも受け取れるし、MacからiPhoneへメッセージすることもできる。
最初はうまくいかなんだが、iOS側の設定を変更(メッセージの発信者IDを電話番号からAppleIDに変更)したらできた。
ただし、今のところ、auのiPhoneをつかってる人にはダメ。
これはau側の問題なので、対応待ちですな。

2012/02/15

竜閑川と猫と福田稲荷

昼から都内某所の某ビルで某社の某の某がある。
少し時間があるので江戸歴史散歩。
竜閑川暗渠をぶらぶらしただけなんだけどね。
何年も前に自転車で竜閑橋跡で見かけた猫が、まだ同じ場所で元気に生きてた。
すごいな。

竜閑川跡の暗渠をたらたらと歩いてたら福田稲荷神社なる小さな神社に遭遇。

このあたりが豊島郡福田村だった頃、伏見稲荷から勧請されたとか。
神社前の由緒書きには伏見稲荷が和銅2年、福田稲荷に分祀されたのが和銅4年と書いてあるけど、

伏見稲荷の創立が(まあもちろん伝承だけど)、和銅4年なので、2年ずれてますな。なんでだろう。
まあいずれにせよ奈良時代初頭の話でどこまでほんとかはわからん。
江戸時代よりずっと前からここには農村があり、稲荷社もあったのだ、ということだろう。
この神社の場所も、まあ、江戸時代は竜閑川の上にあたるだろうから、旧社地も気になるな。
竜閑川終点にある竹森神社も、江戸時代は川の上にあたる場所なので、旧社地が気になる。

夕方から都内某所の某社で某の某。
まあたまにはそういう日もある。

2012/02/14

TimeToursの中の人と会った日

ITMediaにTAMRONのEマウント用18-200mmの話を書いてメール。ふー。
午後はTimeToursの中の人とお会いする。

TimeToursはこんなアプリ。
地図上に配置された古写真と同じ場所で撮影された今の写真を比較して遊べるというアプリなんだが
いつの間にか明治初期の古地図(わたしが「東京古道散歩」などでつかってるヤツですな)にも対応しててすっかり歴史系アプリに。
無料なので興味のある方はぜひ。
TimeTours

で、すぐに何かをするというわけじゃないんだけど、古道ネタ話とか、こんな風に成長するといいねとか、今度こんな面白いことをしましょうみたいな、そういう先を見据えたお話しをする。

地図を使った歴史系アプリはすごくニーズがあると思うので今後の展開が楽しみ。
「東京古道散歩」もアプリにならんかなあ>だれとなく(^^;)

2012/02/13

調子が出ないときは買い物の夢想をする。もちろんカメラ。

今日から本格営業のハズがまったくもって調子があがらず、
困った、一週間前に書きはじめたはいいが、体調不良で断念した(つまり、インフルエンザの前兆が出たわけやね)の原稿1本すら仕上げられない。

そんなときは次に買うデジカメのことを考える。いや実は何かと欲しくて。
日常使いのコンパクト機はNEX-5Nで決まり。こいつの自由なスタイルはオキニイリ。
お仕事用の一眼レフはD7000(必要ならD300)でOk。こいつもそのまま。
そのどちらともテイストの違うカメラが楽しそう。

今使ってみたいのはニコン1。V1のEVFは魅力だけど、遊びたいだけなのでJ1でいいかな。
J1とFT1(Fマウントのアダプターやね)。
もちろん金はないので安く入手を考える。
今は使ってない、予備においてあるカメラを下取りに出すのだ。
D90のレンズキットを下取ってもらってJ1+FT1にすれば出費は少しで済むはず。
メインカメラと思うと腹も立つけど、サブカメラでニコン1の得意なジャンルで遊ぼうと思うとよさそうで。
ひとつは高速AF&高速連写。もうひとつはFレンズをつけて超望遠。
70-300mmでもつけて遊ぼうかなと。

この春の新製品群でリアルに使ってみたいのはOM-D。
レトロなデザインがいいというよりは、
コンパクトでEVFついてて液晶もチルトして手ブレ補正も内蔵してるってメチャ魅力的かも、みたいな。
少々高いのだが、もし買っちゃうと、LUMIX G3と思いきしかぶるので、
G3を下取りに出して、OM-Dのボディに切り替えるってのはアリだな。
それでもけっこうな金額を払わねばならなさそうだが、それはしょうがない。
手元にある大量のレンズはそのまま使えるんだし。
OM-Dにパナライカの25mmF1.4ってのもなんか似合いそうな気もするし。
もちろんボディはシルバーで。

夏前にはDP1メリルも欲しいんだが。やばいな。

いやもちろん、金はないんですけどね。今年は特に(^^;)。


2012/02/12

冬は寒いですな

まあ日曜日だし、病み上がりでもあるし、のんびりと、ゲラのチェックなどをする以外は家から一歩もでないお休みの日でありました。

2012/02/11

CP+にやっと顔を出せましたの日

昨日の時点で回復はしていたのだが、何しろインフルエンザなもんで、できるだけ長い間自宅待機が基本なんだけれども、仕事がらCP+を無視するわけにもいかず、今日あたりがギリギリのタイミング、というわけで、マスクをちゃんとしっかり装着して地味に行ってきました横浜。

パシフィコ横浜って「みなとみらい駅」から近く、うまいこと特急に座れると渋谷から快適に行けるというのはなかなかのメリット。

今年のCP+はとにかく面白い。来場者数もめちゃ多いらしい。
新製品群が一堂に介する、という意味では毎年そうなんだけれども、
今年は「カメラ好きなら一度は触ってみたくなる新しいテイストの新製品群」が出そろったのがでかい。
オリンパスのOM-D、富士フイルムのX-Pro 1、ペンタックスのK-01。
さらにハイエンドクラスタにはニコンのD4とD800とD800E、キヤノンのEOS-1D X。

一番奥のプレスルームに上着をおいて入場すると、まず富士フイルムのブース。
X-Pro1は触るための行列ができております。その筋ではローパスフィルタレスの解像感に注目。
大人の道楽的高級レンズ交換式デジカメですな。これは発表会で触ってたので、無理せずちらりと。
CP+ 2012 FUJIFILM Booth
この作例には心惹かれたのです。塙さんの写真。

さらに長い行列が人気のオリンパス OM-D。
ケースに入った製品を撮ってると、後ろにいた若い女子が「これ、かわいい」と叫んでたのが印象的で、ああ、そうか、こういうペンタ部がとがった70年代のカメラを知らない人には確かに可愛いかも。三角頭あたりが。マイクロフォーサーズなのでけっこう小振りだし。
CP+ 2012  OLYMPUS OM-D
OM-D。こうしてみるとちょっとカッコいいぞ。
CP+ 2012  OLYMPUS OM-D
カットモデルをしげしげと。

X-Pro1やOM-Dを観て、レトロ指向を嘆く人もいるけれども、レトロな作りにもできちゃうのが設計の自由度が高いミラーレス一眼のいいところでもあり、むしろメーカーの個性と思うと面白い。
レトロなデザインを持ってくるところあり、未来なデザインを指向するところあり(NEXやニコン 1ですな)、謎の個性的デザインを持ってくるところあり(ペンタックスですな)、そのまま各社勝手な方向を向いて面白くしていただきたいものであります。

で、ペンタックス。
K-01はおもちゃ箱みたいな分厚いボディがなんともキッチュでいい。
カタログやWebを観ると、何気にこの「分厚さ」が目立たない写真ばかりつかってるのだけど、この分厚さって欠点じゃなくて、個性でしょう。買うのならイエローボディだよな。もしKマウントレンズを持ってたら、絶対買ってた。
最近のペンタックスはブレないでヘンなものを作ってくれるからよいわあ。これはこれでアリ。
コントラストAFの速度はどのくらい上がってるのか……あたりは気になるところだけど。
CP+ 2012  PENTAX K-01
K-01のキッチュさはいい!
CP+ 2012 PENTAX K-01
箱っぽい分厚さがまたたまらんす。

防水デジカメシリーズもさらにヘンな方向に進んでるし。
どこぞのファンタジーに武器として出てきてもおかしくない世界。いやおもろいわ。
CP+ 2012  Pentax WG-2
どんどんカメラ的でなくなっていくという

そうそう、ペンタックスとリコーは一緒にブースを構えておりました。初の統合イベント。
真面目なリコーと、ぶっとんでるペンタックス……という対比が名コンビの予感です。

でも注目はシグマ。メリルって名前もいいし、SD1のあのバカ高かったセンサーがDPシリーズにもおりてきて、ぐっとお安くなりました。DP系であの画質を味わえるなら、めちゃ欲しい。
特にDP1メリルがいいな(発売は一番遅いけど)。
28mmくらいの広角系の方があのセンサーの面白さを味わえると思うもの。
あ、メリルに気を取られてて、交換レンズ系をチェックしてなかったー。まいっか。
ちなみに、マイクロフォーサーズとNEX用の単焦点レンズ2本は、DPの2本のレンズと中身は同じかと思われます。
CP+ 2012 SIGMA DP2 Merrill
操作系も一新されるDPのメリル

目立つ新製品群はそのくらいですな。
コンデジではWi-Fi系があれこれ。ソニーのTX300VとかフジのZ1000EXRとかキヤノンのIXY1とか。
パナのブースではスマホをFX90のリモコンとして使うという参考出品あり。
CP+ 2012 SONY TX300V
フロント部が鏡すぎてブツ撮りするとき困りそうなんですがTX300V
CP+ 2012 Panasonic

あとはBONZARTの二眼レフ風トイデジが面白そう。デュアルカメラになってて、上のレンズは普通のトイデジ、下のレンズはチルトレンズになっててリアルにジオラマ風が撮れるという。面白いオモチャです。
CP+ 2012  ToyCamera
おもしろげなトイデジカメ

さすがに体力が落ちてるので細かいとこまでは見て回れず。
いつも楽しみにしてる写真用品系はスルー。
今年はちゃんと冷やかそうと思ってた知人友人らのセミナーも諦め、
一般のお客さんがとにかく多いので、担当者捕まえて細かくあれこれつっこむのも断念し、
会場の隅で崎陽軒のしゅうまい弁当を食い(パシフィコ横浜でイベント有るときの基本ですな)、
早めに帰宅したのでありました。
CP+ 2012 Nikon booth stage
ニコンブース。何気にNikon1が欲しくなってきた。
CP+ 2012 SONY Booth
ソニーブース
今回は盛りだくさんすぎて、これでもって今年の動向を書き出すとどんどん長くなるので割愛。
この辺の新製品群が店頭に揃う3月以降が楽しみですな。
パナソニックは大きな新ネタもなく、主力のミラーレス機も他社がどんどん個性を出してきた分、目立たなくなってきてて、家電メーカーっぽくGPSやWi-Fiをガンガン積んでくるとか、デジタル家電らしさを前面に出して未来っぽくするとか、なんかして欲しいわ。いや、こういう時代だからこそ、個性的なものの中に「安心のナショナル」的なのが混じっても面白いのかもしれませんが。
カシオは……ああ、H20Gの後継は参考出品もされず。めちゃ残念。
せっかく他社の1歩も2歩もぬきんでたGPS機能を積んでて、他社はそれを横目で見ながらもたもたしてくれてるのに、一緒に足踏みしてどーする、みたいな。


疲れた。
やはり、CP+は初日の朝イチに行かねばですな。特に取材したいときは。
渋谷を回る元気はなかったので、武蔵小杉から南武線、さらに登戸から小田急線で帰宅しつつ何か買いたいなあと思いはじめたからやばい。

夜はメッセンジャーでFlick編集長や三井さんらと最後の一仕事。
でもって、寝る。

マンガパソコン通信入門(1996年)が無料公開されました

漫画家の赤松健先生(ネギま!の方です)が主宰する、絶版マンガをネットで無料公開しようという素晴らしい試み「Jコミ」が、なんとわたしと永野のりこ先生の「マンガパソコン通信入門」を公開してくれました。ひゃあ。15年ちょっとの時を経て、思わぬ復活w
ありがとうございます<(_ _)>。
→ http://www.j-comi.jp/book/comic/41951

で、この本の話を思い出しつつ。

1996年に講談社ブルーバックスから出たはいいものの、どう考えても「これからはパソ通じゃなくてインターネットの時代になるぞ」という時代にさしかかってたこともあってかほとんど売れず(^^;)、
ほどなくして絶版となってしまった「マンガパソコン通信入門」。
前代未聞の「泣ける」入門マンガです。
ブルーバックスらしからぬラブコメです。
あほですな。

経緯はこんな感じ。
1995年だったか、ブルーバックスの中の人から、マンガパソコン通信入門の原作を書いてみないかといわれ、面白そうと思ったらまず引き受けるというクセがでて承諾。

どうせやるなら普通の「マンガ***入門」とはひと味違う、読み物としても面白くて、パソコンマニアが出てこない話にできないかと、「彼女がパソ通にはまって、彼氏が慌てて勉強する」ってカップルを考え、それをベースにパソコンを買ってからパソ通をはじめて慣れていくまでの構成を考えて、彼氏が少しずつパソコンやネットを使ったコミュニケーションを覚えていく、という内容を考えたわけです。
マンガを描いて下さるのは、まさかの永野のりこ先生。
そもそも人選からしてブルーバックス的じゃない。

かくして、初期設定以外はけっこう普通の入門マンガだったはずの、特にオチもなかった原作がいつのまにか、
「素敵」で「泣けて」、めちゃ気恥ずかしい完璧なパソ通ラブコメになってたのでした。
読んでいただけるとわかりますが、わたしにあんな展開を考える才能はありません。いやマジで、あれがこんな感動的な話になるなんて、永野先生ってすごすぎるなと、プロの漫画家ってすごいな、と。ああ「原作」なんておこがましい「原案・監修」くらいでいいです……orz という気分になった記憶あり。まいりました。
ああ、物語を作れる人ってすごいな、自分には無理だーというのを思い知った瞬間というか。

彼女がいつも話し中だ、おかしい→実はパソ通をしてた……という展開はなんか面白そうだな、までは思いついても、そこから物語にできるかどうかは別なんだなと思い知ったというか。
だって、そこから入門書の展開を守りつつ、あの「泣けるw」オチに持って行くなんて、すごすぎです。わたしには思いつかない。詳しくは読んでくださいまし。

校了直前には講談社の旧社屋に泊まり込んで、永野先生がアシスタントの方と一緒にペンいれしてる傍らで、
内容をチェックしたり、マンガ内で使う図版(主に、パソコンの画面ですな)を内容に合わせてその場で作ってプリントアウトして貼ってもらったりという仕事をしてた記憶がありますですよ。
懐かしや。

で、名作ラブコメです。怪作です。いやまさか、原作とクレジットされてるわたしも、あそこまで完璧な感動的ラブコメになるとは夢にも思わなかったですもの。

ただ、当初から「パソ通を扱うには時期が遅すぎる、今やるならインターネット入門じゃないか?」という話はしてたのですよ。96年以降はインターネットの時代に変わっていく、というのはもう目に見えていたので。
ただもうパソ通入門で会議が通ってしまっているから、インターネット入門はその次ということで、といわれ、わたしが原作を書けばスタートする……というところまでいったのですが、はいすみません、わたしが書けませんでした。

読んでみたい方は絶版コミックを無料で提供するという画期的な試みを実践中のJコミでお楽しみ下さい。
→ http://www.j-comi.jp/book/comic/41951

2012/02/10

クレジットカードが不正に利用されてた日

ぐだーっと寝てるとJCBのセキュリティ担当というところから電話があって
お客様のカードが不正に利用されている可能性があるというので話を聞くと、
1日前に***で何万円かの買い物があって、それに見覚えはあるかという。
ない。まったくない。
インフルエンザでぼーっとしてたにしても、そこからは買わない。
どこかからカード情報が漏れて不正に利用されたもよう。
即座にその支払いを停止し、カードも番号を変えた新しいモノに切り替えてもらう。
先月までのカード利用に問題はなく←毎月そこはチェックしてる
今月分もJCBにいわれた箇所以外は正常なのでよし。

それにしても、カード会社の反応がはやくて助かった。
カード会社はちゃんと仕事してくれております。ありがたや。
どんなアルゴリズムでチェックしてるんだろうなあ。そっちが気になる。

で、この電話で目が覚めて、
インフルエンザからも8割方回復した感じだったので、
編集長に復活したよーといったらその場で仕事が降ってきたので
延々と働く。デジカメ10数機種分の紹介とスペック書き。
ふはー。久々に働くと疲れるわー。ぐったり。

2012/02/09

CP+当日になるとタイムラインが賑やかになります

例年になく豊作なCP+なのに微熱が下がらぬ半病人状態のわたしは
インフルエンザ回復途上の身体に鞭打って
ascii.jpの猫連載を書いてメールしたり
flickに1ページのコラムを書いてメールしたりしつつ
1日が過ぎていったのでした。
うーむ。欲しくなってきたぞ、DP1メリル。

2012/02/08

CP+前日になるとプレスリリースが賑やかになります

昨日今日でなかなかデジカメ界は大盛況で、
2011年中に発表されるはずだったのが震災(東日本のやタイの)でずれこんだとか
もともと2012年に出る予定だったとか
PMAがCESに吸収されちゃったのでオオモノがCP+に絞ってきたとか
いろいろいわれてるけれども、面白いですなあ。

ペンタックスのK-01とか←この発想とデザインはおもろい

オリンパスのOM-Dとか←初代機なのに型番がいきなりE-M5だし。ペンタ部がやたら飛び出てるのは、EVFの上に拡張端子がついてるからですな。つまりOM-Dは液晶モニタの上にEVFさらに外付けEVFと三段重ねが可能なのだ←何の意味がw

ニコンのD800Eとか←画素数多すぎという人いるけど、これは画素数多いのが欲しい仕事をしてる人のためのカメラだから
極めつけはシグマですな。これはいい。

DP-1/2 メリル。DP-1 メリルあたり、風景用に持ってると幸せになれる気がする。

ミラーレス機が面白いのは、設計の自由さにあるのだよなあ。
だから、K-01もアリだし、OM-Dもありだし、ニコン 1もアリなのだ。
K-01が楽しいのは「だって、大事なのはボディの薄さじゃなくて、レンズを装着したトータルの薄さでしょ? だったらこれでいいじゃん。長いフランジバックを利用したレンズ設計してレンズを薄くすればいいんだから」という声が聞こえて来るとこ。だからといって買うかといわれると、Kマウントのレンズは持ってないのと、旧型レンズでどれだけ実用的なコントラストAFが可能なのか不明なので手は出さないと思うけど、おもしろい。

そんなこといってるわたしはもちろんインフルエンザ渦中なので家から一歩も出ないで安静にしております。

2012/02/07

インフルエンザ陽性でした話

朝起きたらやはり身体がヤバそうなので医者に電話するも、
発症直後だと検査で陽性がでない可能性があるので夕方にしてもいいですかといわれる。
夕方の予約をいれる。

熱が上がりそうな気配があるので今のうちにとゲラチェックとブツ撮りして使う写真をセレクトしてメールする。
これで今日どうしてもやらねばならぬ仕事は終わり。

近所の医者へ行く。
数年前にインフルエンザかかったときと同じ医者だが、あのときとは違って厳戒態勢。
インフルエンザ容疑者隔離部屋でまたされ、検査される。
しばらくして、陽性がでないので、もうちょっと様子観ますねと看護婦さんにいわれる。
待つ。看護婦さんがやってきて陽性がでました、と少しうれしそうな顔でいう(笑)。
まあ、原因がはっきりしたのはよいことです。
インフルエンザは早いと感染から1日で発症するらしい。おそろしや。
たぶん、日曜日にうつったんだろう。

タミフルではなく、イナビルという吸入薬を処方され、その場で吸う。
恵方を向いて願い事をしながら一気に吸うこと←ちがう

今年インフルエンザはどのくらい流行してるのか。
インフルエンザ流行レベルマップ

こりゃすごいわ。医者も厳戒態勢をとるはずだ。


がーーん。
それより問題はCP+である。
インフルエンザは熱が下がっても数日は外出するなといわれてる。
うちの妻も今週いっぱいは会社にくるなといわれてるし。
当人は回復しても、体内にウイルスがまだ残っててまき散らしちゃうからである。
ああ。

2012/02/06

いんふるえんざ

タミフルすげー。効きがはやい。もう家人の熱は下がりました。
ただ、まだぼうっとしてる様子。
汁ものがよいだろうと、消化が悪そうな牛蒡を抜いた豚汁を多めに作り、夕飯。

で、おそろしいことに、夜になり、次は自分の具合が悪くなってきた。
えっと、もしかして、わたしに伝染った? もう?
まいったな。これは防げないわ。
今日発症ってことは、昨日か一昨日にうつったってことでしょ?
一昨日はインフルエンザとは思ってなかったし、昨日は看病で余計なこと考えてる余裕なかったもの。

ヤバイ感じなので早々に眠る。朝起きてヤバかったら医者へ行こう。

日本vsシリア戦

オリンピック予選の話。
勝ってもおかしくない、というか勝たないとおかしいようなサッカーをしてて負けたんではなく
負けてもおかしくない、引き分けられれば御の字、ってサッカーをしてて負けちゃったんだからもうなんともしょうがなく、
永井の得点も永井の速さという飛び道具を使った点で、日本が目指してる(はずの)サッカーで崩してとったわけじゃなく、
1vs1ではなかなか勝てないしセカンドボールはけっこう奪われてるし、
こういう試合こそ無理にでも引き分けで逃げ切るのが大事なのに
負けてしまってはなあ。
という印象でありました。
上手いけど強くないなあという、以前のフル代表に感じてた印象そのまま。
フル代表の方はいつのまにか、上手くて強くなってきてるというのに。

2012/02/05

いんふるえんざ

家人が調子悪そうで熱も出てきたというのですわインフルエンザかとタクシーで病院へ行くと案の定陽性でありました。たいへんだ。みなさまお気をつけを。でも気をつけててもかかるときはかかるのだよな。忙しくて疲れが溜まってる方は特にお気をつけを。でも忙しいときは忙しいのだよな。まあ無理せず水分をとって暖かくしてご自愛を、というところか。
このあとさらにあれこれであれやこれやで詳細は割愛するが、帰宅したのはもう夜で、そのあと、昨日頼んださらに強力な加湿器が届いて、象印のポット型加湿器はちょいと休養。
強力な加湿器は強力であります←当たり前か
いっそのこと、と一番強力なヤツにしたし。

2012/02/04

経堂のコジコジハウスでコジコジ散歩

納富さんがTwitterで経堂のコジコジハウスでイベントやってるよとつぶやいたので、
近所だしちょうど経堂に昼飯食いにいってたしで、挨拶に行こうかなと尋ねてみると、もう終わり間際で床にはまかれた豆が散乱していたんだけれども、なんとか滑り込みセーフのようで。

納富さんは90年代に同じようなジャンル(マルチメディアコンテンツ紹介系ですな)の仕事を、時には同じ雑誌だったり違う雑誌だったりでしてた旧知の仲なのだけれども、10年以上ご無沙汰してて、昨年秋の国際ブックフェアで偶然再会したりしたのでした。

行ってみると、はと画伯の個展「コジコジ散歩」にちなんだイベントで、
3月4日までコジコジハウス店内には彼女の絵が飾ってあり、
はと画伯のハトゴヤ

これがまた色使いといい絵柄といい、味があってよい絵ばかりで、お時間のある方はぜひ。
コジコジハウスについてはこちら
経堂駅から農大通りを南下して、フレッシュネスバーガー2F。昔「うさぎ洞」があったとこ。

といいつつ、店内の写真ほとんどとってないや、あほだ、わたし。
トークショーの様子。壁に飾ってあるのがはと画伯の絵です。
はとさんは似顔絵缶バッヂを即興で作ってたりもする方で、
その場で作っていただいたのでした。
……すげー。ささっと書いたのに、なんか似てる。著者近影で使いたいくらい。
そのトークショーイベントには、漫画家の有馬しのぶさんや、銀座にある文具店「五十音」のオーナーさんや、輸入文具を扱ってるステーショナリープログラムの和田さんと、いろいろと紹介していただいて、いろいろと楽しい雑談もさせていただいて、ありがたき幸せ。

納富さんも相変わらず面白いことをやってる人だ。
で、納富さんが作ってる懐中雑誌「ぱなし」というのがありまして、これがなかなかカッコよくて面白いコラム誌なので興味のある方はこちらへどうぞ
懐中雑誌ぱなし公式サイト
今号の表紙はこんなであります。


妙にカッコイイでしょ。

2012/02/03

久々に自転車で井の頭公園で作例撮りでパンケーキ

初のEマウント用サードパーティ製レンズ、タムロンの18-200mmの原稿を書くために作例を撮りに行かねばならない。
じゃあ久々に自転車に乗ってでかけるか、ってんで、お手軽に望遠っぽい写真を撮れる井の頭公園へ。
旧甲州街道から江戸時代の井之頭弁財天参道をメインに、牟礼橋や東八道路の工事具合をチェックしつつ井の頭池へ。
詳しくは前のエントリ参照。

そういえば、井の頭自然文化園(だっけ。井の頭公園の小さな動物園)にはいったことなかったな、いってみよう、と、首から18-200mmをつけたNEX-5Nをぶらさげて入園。

あっという間に終わったと思いきや、反対側からいったん外に出て、台地へ上って、歩道橋を渡ったところに本園があるらしい。なあんだ、ってんでそちらへいくと、超高齢の象やら、巨大温室で放し飼いにされてる熱帯の鳥やら、ニホンザルやらリスやら、規模は小さくて人も少ないんだけど、ほどよく楽しくていい。
特にリスとサルは作例撮りによさげ。そっか、考えてみたら、うちから自転車で30分でニホンサルやリスの写真を撮れるというありがたい場所じゃないか。今までなぜスルーしてたんだろう。

腹が減ったので、この辺でランチを……、あ、そういえば、パンケーキデイズの吉祥寺店が近かったはず、とそちらに向かう。わたしの井の頭池からのツイートに、わたしも今吉祥寺にいる、と返事してくれたともだちがいたので「今からパンケーキデイズでパンケーキ食う。今注文したー」と返信したら、彼女はものの数分であらわれた。ちょうど用事が済んで帰ろうとしてたとこだったらしい。にしてもなんて素早い。

先日、中野のフジヤカメラでNEX-5N買ったときも、偶然友達が近所にいてお茶したし。

偶然って面白い。いや今まででもこの手の偶然って山ほどあったのだけど、ばったり会わない限り、その99%は「昨日おれも××にいたんだよ」「えー、じゃあニアミスだったじゃん」で終わってたのだよな。それがTwitterのせいでこういうことが起きるようになったというわけだ。

上記段落の捕捉:と、どっかのおじさんがネットでのやりとりより人と直接会うべきだといってたので反論っぽく。会わなくていい用件では会わずに済むようになったけど、周りを見てる限り、SNSの普及にともなって「会う」機会自体は増えてるよ。みんなやたらと会ってるもん。ただ「どういう必要でどう会うか」が変わっただけで。まあ出不精なわたしは相変わらずだけど。

帰りは吉祥寺通りを南下し、新川から仙川沿いを下って勝淵神社。
仙川って江戸時代に玉川上水まで延ばしてそっからの水を足してたけど、もともとはこのあたりの池が水源だったらしい。
また吉祥寺通りに戻って榎交差点を左折して芦花公園経由で帰宅。

総走行距離は24km弱。まあリハビリ程度でありました。

甲州街道から井之頭弁財天参道を行く

京王線芦花公園駅と環八のちょうど中間くらい、旧甲州街道から北へ上る細い道の入口に「井之頭弁財天参道」なる江戸時代(だと思う)の道標が残っている。そこから井の頭弁財天へ向かう。
甲州街道を井の頭弁財天参拝のために江戸から歩いてきた旅人に向けた道標だ。
a.井之頭弁財天道。距離は是より一里。
道標から北へ向かい、道なりに井の頭へと進むわけだが、現代は道が多すぎてどれがどれやらわかりづらい。そこで明治初期の地図に登場願う。この頃は江戸時代とほとんど変わってないはずなので、ここに記載されている道をベースに考えるとわかりやすい。
a.が道標である。
ここから北に向かってしばらくいくと、三叉路に庚申塔がある(b)。庚申塔は村の入口や三叉路に目印として置かれることが多い。この三叉路は左へと入る。
b.三叉路の庚申塔
さらに道なりにすすむと、また別の三叉路がある(新しい道なので明治の地図にはない)。センターラインに沿って道なりに進むと右に大きく回って北へ向かってしまうが、それは間違い。道なりではなく、まっすぐ進む狭い道にはいるべし。
やがて中央道高架下をくぐり、少しだけ広い道に出る。古府中道でああり、もともとの人見街道である。
都営久我山アパートの前に庚申塔と観音塔が残っているが、庚申塔はもう少し西にあったモノをこちらに持ってきたそうなのでここではスルーする。
問題はこの先である。明治期の地図にAルートとBルートを描いてみた。
どうもAルートが本命っぽいのだが、Aルートへの道が岩崎通信機によって失われているのだ。
だから普段はBルートを使う。こちらは途中まで東八道路が拡張されていて、途中から牟礼橋に向かって新しい道が作られる。外環道とつなぐためである。ただいま絶賛工事中。
今回は岩崎通信機を迂回してAルートを辿ってみた。
國學院久我山の北側の道がそうである。
そこを西へ進むと、やがて現人見街道(江戸時代は久我山道と呼んでいた)との三叉路に小さな神社が見える。御嶽神社であるが、由緒などは不明(c.)。この久我山道はそのまま杉並区の大宮八幡宮へとほぼ最短距離でつながっている。
c.御嶽神社
今の人見街道は御嶽神社をはさむような三叉路となって神社の前で合流するが、元々の人見街道(久我山道)は、玉川上水を直角にわたったあと、井の頭弁財天参道と直角に交わり、御嶽神社の南の道(上写真の右側の道)を通っていた。明治期の地図を見るとわかる。上水をわたるために道がクランク状になってたのだ。
今の牟礼橋の横に、江戸時代の石橋が残っているので寄り道の価値あり。
青線が旧道。茶色は井の頭弁財天道。
古道は川を直角に渡る……とは芳賀善次郎氏の著書にあった話。
もっとも、玉川上水ができる前はどうだったかわからないけれども。
(このあたり、工事中の東八道路が完成すると昔の風情が失われかねないので今のうちに行っておくべし)
御嶽神社を過ぎると人見街道に合流する。
やがて、左手に小さな古峯神社(d)、右手に大きな真福寺が現れる。古峯神社の右に見える道が、Bルートである。
d.古峯神社
この神社も由緒などは不明。真福寺に尋ねてみればわかるかも。
このまま人見街道に沿って北西に進むと、牟礼2丁目の交差点にぶつかる。
かつてこの向かいに昭和な「牟礼ストアー」があったが、今は壊されちゃって、狭い歩道に地蔵と井の頭弁財天への道標だけが残っている(e)。
e.牟礼の道標
上の写真の右側の道を行くのである。左に行っちゃうとそのまま府中道と合流して、府中にいってしまう。
右手は上り坂で牟礼の台地へ。この坂を登ったところが、中世の牟礼砦跡であり、今はその砦にあったと伝わる神社(牟礼神明神社)だけが残っている。

あとちょっと。

この先はひたすら道なりにすすむと、やがて玉川上水をわたり、さらにすすむと井の頭弁財天への黒門と呼ばれる黒い鳥居が右手にあらわれるのでそこをくぐっていけば、別当である大盛寺裏に出る。
ただ、これだと、最後の最後に階段を下りないと池にたどり着けない。何しろ水源であるからして、谷頭に池があるのだ。谷なのである。
徒歩ならいいけど、わたしは自転車なので、そこまでいかずに途中で右手に曲がって池の方へ向かいます。それだと自転車を降りずに池にたどり着けるから。
無事井の頭池に到着

というわけでした。
たった一里の道だけど、けっこう楽しめます。