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2012/05/27

毛利家の至宝へうげもの的堪能

ミッドタウンのサントリー美術館でやってる「毛利家の至宝」展最終日だというので乃木坂。
雪舟の「山水長巻」もいいけど、夫婦の話題はもっぱら漫画ネタ。
毛利輝元の肖像画や秀吉からの書状を見て「へうげもの」を語り、
江戸時代の天英院ゆかりの源氏物語絵巻で「大奥」を思い出し、
しまいには「高野切」を見て「とめはねっ!」。
いやあ、へうげものネタで楽しめるとは思っていたけど、
ホンモノの高野切まで見ることができるとはうれしや。
それにしても「へうげもの」ってよく調べて書いているよなあ。
戦国時代はもう完全にアレのイメージです。
漫画って凄いわ。
わたしの中では、飛鳥時代は「日出処の天子」で、室町時代は「あっかんべぇ一休」で、戦国時代は「へうげもの」で、江戸時代は「大奥」で(いきなり男女逆転かいっ)、江戸末期は杉浦日向子の各著作でイメージされてます。わはははは。

東京ミッドタウンで作例を撮り、バリエーションが欲しくなったので、
日比谷線で秋葉原、総武線で錦糸町。
で、亀戸天神へ。藤棚は終わってるけど、その分のんびりできるかな、と。
でも太鼓橋をいい感じで撮れるスポットはなかなか見つからず、
そこから北上し、北十間川沿いに西へ歩くとスカイツリーが見えてくる。
日が傾いてきたので、この辺から逆光のスカイツリーを撮れるかなと十間橋へ向かうと、スカイツリー撮影スポットらしく、三脚を並べたおじさんが既に数人。
間に入らせてもらってあれとかこれとかOM-Dとかでスカイツリーを撮ってみる。
逆さツリー
逆さスカイツリー
そしてスカイツリーまで歩き、ちょっと散歩して押上駅から半蔵門線で帰宅。

漫画ついでに追記。
その昔、未来都市のイメージといえば松本零士の「元祖大四畳半物語」だったか「男おいどん」だったか、木造ボロアパートが乱立する昭和な街の遠くに高層ビルが乱立するという姿で、高層ビル群とボロくて古い街は背中合わせなのだと東京に来てああこれがそうなんだなと感じ入った次第なんだけど、スカイツリーの周りもまさにそれで、スカイツリー周辺は賑やかで観光客が集まってても、一歩離れると普通の東京の昭和な住宅街で、そんな街並みから常に巨大な塔が見えているというのはますますもって、かつての松本零士が描いた世界とたいしてかわらんのだなあとそんなことばかり思ってると、男おいどんがそのまま年をくったようなじいさんがツリーを見上げながら所在なげにタバコをふかしてるのでした。

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