他の作例が必要なデジカメと一緒にどかっとバックパックにいれて
(いや、A02だけはバッテリがあれだったのでモバイルバッテリで充電しつつ)
自転車で出発。
いつものとこでいつものように作例を撮っていると、
ふと視界の片隅を獣がよぎったのである。
猫かと思うが、一瞬見えた後ろ姿に大いなる違和感を感じる。
あのもこっとしたお尻や走り方は猫じゃない!
世田谷区内で猫じゃないとなるとタヌキかハクビシンではあるまいか。
ここでお尻を追いかけると逃げられるのは目に見えているので
ケモノが姿を隠したあたりに見当を付け、
大きくぐるりと回り道し、低木の反対側からそっと探す。
ケモノを探すのではなく、視界の違和感を感じるのだ。
ケモノを探そうとすると、どうしても四足歩行動物の姿や目鼻口耳といった形状に脳が捕らわれる。それはかえって見逃しやすい。もっとアバウトにもやっと見るのである。
そうすると見つかる。側溝の中をのんびり歩いてるヤツが。
頭と腰だけはみでてるので丸わかり。
そっと近づいて、
とりあえず今日は作例用機材メインなので、
手元にある望遠に強いカメラがカシオのZR1000だけだという悲しさはあったものの
そっと木陰から撮ろうとすると、
向こうもこっちに気がついてしばし見つめ合う。じーーっ。
警戒はしてるけど、逃げ腰モードではない。
よく見ると毛がない。耳がでかい。病気らしい。弱ってるのかもしれない。
よく見るとタヌキである。毛がないのでシルエット的にはもうどこの誰だよ的な感じなのだが、顔の模様はタヌキ。毛ヌキでもタヌキ。
カラスが執拗に狙ってる。やっぱ身体弱ってるのかなあ。
カラスがすぐ後ろにいても意に介さない風だし。
陽射しが出てきたので、順光側に回り込んで撮影。
ね。こうして正面から見るとタヌキでしょ。はだかのタヌキ。
元気でいてくれるといいですなあ。
何しろここまで近づけたのだから(最後の1枚はFlickrです)、人をそれほど怖がらないのかとっさに逃げる元気がないのかどちらかだと思われます。
タヌキさん、達者でな! |
無事冬を越せますように。
で、そのときたまたまIXY 430Fを作例用にもってたので、
こいつのWi-Fi機能を使って写真をiPhoneに転送し、Twitterに上げたら、
読んでくれた方が「それは疥癬にかかってるんではないか」と教えてくれた。
調べてみると、確かに、都内のタヌキはけっこう疥癬にかかってることが多いらしい。
無事治りますように。
それにしても意外なところで見つかったもんです。
タヌキにばかりかまけてもいられないので
そのあと豪徳寺方面に走り、豪徳寺門前猫と親しみ、境内で作例を撮り、
帰宅。
ソファに座ってうだうだと家電批評の原稿を書いて作例をくっつけて送る。
それにしても、ピンが甘いなあ。
やっぱ、1/2.3インチセンサーの高倍率ズームの望遠端はちょいきついか。
今度はちゃんとOM-DかD600と望遠ズームを持って行こう。
……でも次回も同じ処にいるとは限らないのが動物なのであった。
これは可哀相な、皮膚病じゃないですか
返信削除こういう風だと親に捨てられた可能性大では…
(犬猫病院に連れて行っても、タヌキは治療拒否されることもあるそうですが)