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2013/06/20

東京を脱出して小布施から渋温泉「金具屋」へ

早起きして日本vsイタリア観戦したのち、
(イタリアの底知れなさがおそろしい)
長野までプチ温泉旅行。

新幹線の切符を買う。成り行きで適当に切符買えばいいやと思ってたが、数日前、
えきねっと「トクだ値」というのを知り、あわてて予約。
上野-長野間、通常料金で指定席だと7,570円
えきねっと「トクだ値」とやらを使うと指定席で6,990円(便によってはもうちょっと安い)。
ふたりだと片道で1,000円近く違う。
けっこうでかい。


長野駅から長野電鉄で小布施へ。
いきなりNEX車両。隣には東急車両。ローカル線気分がない(笑)

小布施駅でレンタサイクル。
久しぶりにママチャリに乗る。

小布施にくるのは30年ぶり。
学生の頃、小布施出身の友だちがいて、彼の実家にみんなで遊びに行って以来なのだ。
あの頃はただ車でいろいろ連れて行って貰っただけで位置関係もなにもわかってなかったのだけど、なんとなく記憶にある風景がいくつかあり。懐かしい。

竹風堂本店で栗おこわ。

桜塚観音堂で猫。
地元JKが境内で猫を撫でてたのでおじゃまして
猫撮影。

岩松院で北斎の天井画。
寝転がって天井画を楽しめると聞いていたが、今はダメらしい。
長いすに座って鑑賞。
北斎すげー。しばしみとれる。

裏手を上ると福島正則霊廟。そこからの眺め良し。

北斎館。北斎の肉筆画を楽しむ。北斎すげー。
浮世絵の北斎しか知らなかったのだけど、肉筆画も素晴らしい。
しばし見とれる。葡萄の絵なんか、アールヌーボーといっても通じるんじゃあるまいか。写真撮影禁止なのが残念。

長野電鉄で湯田中へ。
来た電車がロマンスカー。HiSE。小田急を引退したと思ったら長野で走っていたとは。
折り返して「特急長野」行き。ロマンスカーで特急長野行きなんてシュールで楽しい。

湯田中から送迎バスで渋温泉。
「歴史の宿金具屋」
指定文化財という昭和初期の木造四階建てに宿泊。
斜面に複数の建物が建っててそれが複雑につながって迷宮化してるのだが、
どうせ泊まるなら、その文化財でしょうってことで。
全体に古びてるけどきれいに手入れされてて、懐古趣味を芯から楽しめてよし。
旧目黒雅叙園と同様、昭和初期に庶民に贅沢気分を味わって貰うための意匠がそこかしこにあり、そのキッチュさが年月を重ねて複雑な味わいを見せる。

ここは面白い。とにかく館内はそこらじゅうこんな感じ(↓)。
【公式】渋温泉 歴史の宿金具屋へようこそ

公式サイトを見ても、建物の構造がどうなってどことどこがどうつながってるのかさっぱりわからなかったのだけど、
行ってみてもわかりません。
頭の中でマッピングしつつ、考えながら館内探検してはじめて徐々に構造がわかってくるという迷宮っぷりがたまらんのですよ。
何しろ、館内にある案内板がこれですから。いつのなんだ(笑)。

旅館内に温泉8箇所。うち5つは家族風呂。
29室しかない小さな旅館なのでこれだけ風呂場があればかなりのんびりできる。
「史跡鎌倉風呂」とか←史跡ってなんだ(笑)

大正ロマンな「浪漫風呂」とか。
なんやかやと風呂めぐりも面白い。
家族風呂もひとつひとつ意匠が凝ってて面白い。

千と千尋のモデルじゃないかとかいわれてるそうだけど
そういうのは抜きにして面白い宿であります。

温泉街に外湯が9箇所。
各浴場は鍵がかかっており、フロントでもらった鍵を使って自分で開けて勝手に入る。
温泉は洗い場もなにもなくて、とにかく湯に浸かって楽しむという昔ながら。
平日ということもあり人も少なくのんびりはいれてよし。

ここにきたらライトアップされた「斉月楼」を撮るのが定番なのだけど、
温泉に浸かって遊んでたら、ライトアップタイムの22時を過ぎちゃって
撮りそびれる←あほですな
温泉はいって部屋に戻って、そろそろ三脚もって外に出て撮るか、と思ったら、ライトアップがすっと消えちゃって(斉月楼に宿泊してたので外が暗くなったのがわかるのだ)、
あきらめて寝る。

外湯めぐりしてたときiPhoneで撮ったヤツしか残らず。
まあ誰が撮っても同じアングルの同じカットになる場所だからまいっか。


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