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2013/07/19

市ヶ谷から神楽坂まで歩く

火曜日に来てたFAXに今朝気づいた。だめじゃん。
「東京古道散歩」が電子書籍化されるらしい。
すばらしい。中経出版は角川グループなので、角川の他の電子書籍と同様
KindleもiBooksも幅広く対応してくれるらしい。
いつ電子書籍版が発売されるかはまだ決定してないけど、
秋までには出るでしょう。
いちおうご報告まで。

午後からちょっと打ち合わせの打ち合わせといった感じで
新潮社を訪問。
新潮社は神楽坂上にある。
うちからだと交通の便が今ひとつなので、どうやっていこうかなと地図を見る。
うむ。市ヶ谷から歩くというのが面白そうだ、ってんで、その線で。
市ヶ谷駅から、かつてシャープだったビルの前を通って
市ヶ谷八幡宮へ。

階段をえっちらおっちら上る。
思ったより急斜面の上にあった。市ヶ谷の谷を見下ろせる絶好の位置で、
今でも喧噪から逃れてひっそりしてる。
途中に、稲荷神社がひとつある。
茶ノ木稲荷という。
拝殿の柱に手作りな由緒が貼ってある。
それによると弘法大師が立てた神社で
もともと稲荷があった山にあとから八幡がやってきたのだという。
市谷亀岡八幡宮はもともと江戸城西の鎮護のため市ヶ谷御門の内側に太田道灌が鶴岡八幡宮から勧請したもの。鶴に対して亀らしい。
その後、茶ノ木稲荷境内に遷座したのだ。


神社裏手に左内坂への細い路地があったのでそちらへ回って左内坂へ降りる。
新潮社へ行くにはいったん降りるのは無駄なんだけど、間に谷がある関係上
スムーズにそちらへつながる道がないのだ(いやもっと上に上ればあるし、今は他にルートもあるんだろうけど、東京時層地図で明治期の地図を見ながら歩いてるので、その当時なかったらないのだ)。


坂を下り、大日本印刷(DNP)の前をすぎて次の道を左折。
浄瑠璃坂を上る。

左内坂と浄瑠璃坂の間の谷地はほぼDNPのビル群が埋めていて、そこがかつて深い谷だったとはまったくわからない。都会化は地形を隠すのである。

浄瑠璃坂を上り、クランク状に曲がって神楽坂方面へのぼり
やがて道路の左右にならぶ昭和なビルに辿り着く。新潮社。
そこで昼食を食べながらあれこれ話をする。

その後、また古道に沿ってくねくねと寺町を回り、
袖摺坂を大久保通りへ下りる。

やっぱ古地図を見ながらの東京散策ってテンションがあがって楽しいですな。
いひひひ。

そこから大江戸線に乗って新宿へ向かい、
椿屋珈琲店(昔「談話室 滝沢」があったとこだ)で
GoodsPressの編集者とライター(顔なじみの人でした)にスマホとケータイのカメラについて取材を受けてhtc j oneのハイライト動画は面白いとかやっぱiPhoneはいいとかあれこれしゃべる。
テンションがあがったままだったので半分は楽しく雑談。いいのか。まあいっか。

帰宅して単行本の続きを書いて、力尽きてダウン。

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