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2013/12/07

[スリバチ]東京スリバチ学会で滝野川・王子・駒込と歩いた日

久しぶりに「東京スリバチ学会」のフィールドワークに参加したのである。
朝10時半に東十条駅集合。
わたしは早めに家を出て、十条駅から東十条駅まで古道を散歩。
古くて狭い商店街が残っていて、なかなかよい風情なのだ。

今回は総勢約60人。
現地集合で申し込みも不要、
最初に地図が配られる他は
あとは皆川会長について歩くだけというなんともアバウトな会なのだが、
地形好き、団地好き、土木好き、歴史好き、
その他いろんなマニアックな人々が集まって練り歩く姿は実に妖しくてよい。
今回のルートは以下の地図の東十条駅から駒込駅部分。
iPhone用のGPSログアプリ、ZweiteGPSでとってる。
ZweiteGPSで取ったログをApertureにはりつけ
今回のカメラは、オリンパスのStylus 1、カシオのEX-10(今朝届いたばかりなので充電間に合わず、ほとんど撮れなかった)、それからリコーのTHETA。
まずは集合場所で皆川会長が今日のルートとテーマについて訓示中をシータ。
みなさんの顔も写ってるものは、スクリーンショットのみ。
それ以外はパノラマへのリンクもはってあります。

東十条駅は崖下にある。
駅前には庚申塔が残っており、「左豊島みち、右練馬みち」と書いてある。
まあ当初からそこにあったかどうかは疑問だといっちゃったけど、
当初からここだったかもしれない。明治の迅速図を見ると小さな三叉路になってるから。
確かに左手の狭い道を行くと元豊島郡衙だし(今日これから歩く道)、右手にまっすぐいくと練馬方面といえないことはない。地蔵尊や庚申塔があるところを見ると、このあたりが集落の入口だったんだろう。
Stylus 1
スリバチ学会は基本的に凹凸を楽しむ会。
まずは崖を登ったり降りたりしつつ、
崖を利用した人工庭園である「名主の滝公園」へ。
ここには3つ4つの滝があったが、ほとんど涸れているのがなんとも哀しい。
名主の滝をスローシャッターで。Stylus 1。
シータに一脚を付けて橋から下へ伸ばし、水面ギリギリシータ。

そこから王子稲荷へ。
往古は岸稲荷と呼ばれた神社で、崖下に湧水を集めた川が流れていたのだろう。
急斜面を上ると拝殿、さらに奥に本宮。その上に狐の穴跡があり、
実に古い神社の型を保っていて、ここを訪れるのはたぶん、4〜5回目だが
何度来ても楽しい。

お次は王子神社。
王子稲荷から王子神社へは5分も歩けば着くのだが、
スリバチ学会はぐるっと大回りして1時間くらいかけるのである。

稲荷から台地に上り、
岩槻街道(これも古道だ)をわたって西へくねくねと歩き、
埼京線の直前で石神井川の渓谷へ降りる。
石神井川散策である。

ここが面白い。
今の石神井川は両岸がきれいに護岸された現代の川だけれども、
往古はけっこう狭くて急な谷で、河道もクネクネと曲がりくねっていたのだが、
一部の古流路が公園として残っているのだ。

それを楽しむのである。

ここで記念写真シータ。
いやあ、シータで集合写真ってやってみたかったのだ。
コントラストキツかったのでできるだけ日陰に入ってもらって撮ってみた。
で、あとからPhotoshopでシャドウ部を持ち上げてます。
Photoshop cc、「Camera Raw フィルタ」であとから写真をいじれるのがよい。
月1,000円で使うなら今のうちでっせ→Adobe Creative Cloud


あるところでは古くの地層が剥き出しになっており
あるところでは往古の弁天洞窟が跡形もなく消え去っており、
なんともいえない。
これはその旧流路を利用した音無もみじ緑地公園。
弁天洞窟の痕跡は……ゼロでした。
こういうスリバチ状の地形を記録するのにシータは最適。

川沿いに下るとやがて音無渓谷公園へ。
そこで王子神社に上って参拝し、
音無橋をわたり、
音無橋から渓谷を見下ろして紅葉。Stylus 1
また斜面を下り、
王子駅前でお昼。

人数が多いので、てんでばらばらにグループを作って
適当に昼飯を食う。
我々は4人で駅前の昭和な食堂。

14時。
王子駅から飛鳥山を越えて狭い路地を入る。
単に狭いからそこを行くのではなく、
そういうときはたいてい暗渠を辿っている。
地形を楽しむ会だからである。

この会で歩くときは、わたしはたいてい最終グループに入ってしまう。
意図してそうなるのではなく、
面白いものを見つけては写真を撮るので、
そういう寄り道癖がある人は容赦なくおいてかれるのだ。
しまった、もうみんなあんな先を歩いてる

あ、踏切にひっかかった。でも標識が汽車のままなので撮る。

で、途中で猫がいて、猫を撫でたり撮ってたりしてたら、
10人ほど、メイン集団からはぐれ、どっちへ行ったかわからなくなる。
メイン集団は七社神社へ向かっていたが、
我々はそれを断念して、豊島郡衙跡前に先回りして待ち、
そこから平塚神社へ。

平塚神社脇では埋蔵文化財発掘中。
成果が楽しみ。


平塚神社を出たら、
そのまま旧古河庭園。
60人もいるので団体料金ではいれるのだ。
そこで30分ほど散歩。
わたしはカメラをもってフラフラと紅葉を撮る。
夕刻の旧古河邸洋館。EX-10のHDRで
庭園を出たら妙義神社へ。
実はここでもまた迷いかける。わはははは。
懲りない人たちである。
少し遅れて妙義神社に辿り着くと
「荻窪さんがいるからそこが最終グループですね」といわれる。
はいそうですすみません。
本郷通りから妙義神社への参道では野菜を売っていた。Stylus 1。

本郷通りから妙義神社参道の道標は観たことあるのだが、
あのときは日が暮れかけてて寄り道しそびれてたのだ。
やっと参拝できた。
ここもまた台地の崎にあり古神社の様相。
妙義神社の創建は651年、日本武尊が東征の際、ここに陣をしいたのがはじまり……ってまあ、日本書紀や古事記によると日本武尊は三浦半島から房総半島に船で渡ってるわけで、
帰りは陸路だったからこのあたりを通ったかもしれないけど、
まあそれはかなりアレですな。
ただ、室町時代、太田道灌がここに戦勝を祈願したのは確実のようで、
それ以前からある古社であることに間違いはなかろう。

スリバチ学会は東京の地形を楽しむグループなのだけど、
東京の歴史はその凹凸に刻まれているものだから
わたし的にもすごく興味深いのである。

その後、駒込駅前で解散。
6割くらいの人はそのまま忘年会へ。
わたしはそこで辞去して、
六義園の夜紅葉でも撮って帰るかと思ったら、
なんと、行列ができてて、それを見て一瞬で挫折し、
さっさと帰宅し、

Jリーグマッチデーハイライトを見ながら
広島逆転優勝の余韻にひたるのであった。

にしても、たくさん歩いて疲れたわ。
2万歩くらい歩いた気がします。

にしても、シータは面白い。こういうとき、めちゃウケます。新しい集合写真の形です。
参加者にも、シータ持ちがひとりおりまして。
これ、おもしろいよねーと盛り上がったのでした。

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