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2015/06/08

欧州自転車事情

さて未だに自転車の話題があれこれ出てて、
みなさまにおかれましては、
いろいろと文句がある派もあれば、今までも禁止されていたのを厳しくとるようになっただけなんだから派もいてあれやこれやなのだが、
ここで2007年に行った欧州の話を。
Googleフォトの記事を書いてたら、
昔Googleフォト(当時はPicasa Web Albumsだったけど)に上げた
欧州で撮った自転車写真集を見つけたのだ。
あのとき、欧州自転車事情がどんなだかみたかったので
自転車にやたら注目したり、現地の観光用レンタサイクルを借りたりしてたのである。

そこから抜粋。
たぶん、多くの人が思っているより自転車は交通ルールを守ってるし、
多くの人が思ってるよりママチャリ的実用車も多く走ってます。
むしろ、ロードレーサーの方が少ない。
では具体的に。

・自転車はみんな車道の右端を走ってます(あっちは右側通行なので)




 交通量が多くても、自転車レーンがない道でもちゃんと右側通行。
 逆走してる自転車は皆無。

・子供を乗せてても子供でも同じ

 日本の用に前後に子供を乗せてる人は皆無。後部だけという自転車はあった。
 その代わり、前輪が2輪の子供乗せ対応トライクルが大人気。これ、子供をのっけたままコケる心配も無くてよいと思う。子供も車道走ってます。



・雨が降っても傘はさしません

 傘を差してる自転車に乗ってる人は皆無。ほんとに皆無だった。




・雨がひどいときはそのまま電車に乗っちゃいます。

 地下鉄も自転車Ok。
 →こればっかは日本は真似できないな。改札がそういう作りになってないし。





・歩道は自転車を押して歩きます。歩道のガードレールには駐輪用わっかが。





・こんな無料の観光自転車あります

 コインを入れるとすぐ乗れる。コインは返却時に戻ってくる。
 簡易観光地図付の優れものレンタサイクル。大人気でなかなか空きがない。
 ワイヤーが一切表に出てないなど頑丈なつくり。スポークも隠してある。
 ブレーキはロータリーブレーキ←ペダルを後ろに回すとブレーキがかかるタイプ←日本ではあまり見ないので警察にノーブレーキと勘違いされそう。
 ただし、サドルが高くて低身長の人は無理。



・荷物が多い人はこんなのをひっぱってました



という感じ。
ママチャリとスポーツ自転車では意識が違うというけれども、
コペンハーゲンなんかママチャリ(に近い実用車)がほとんどだけど
ちゃんとしてたぞ。

まあ日本とは

・自転車レーンの整備率が違う←そのとおり

・車道の幅が違う←その通り。あまりに狭いとそこを走るのが怖いってのはわかる

・気候が違う←向こうは基本的に湿気が少ないので多少雨に濡れてもすぐ乾くため多少の雨は気にしない人が多いが、日本はなかなかそうはいかない。でもちょっとした雨ですぐ傘さしすぎ。

・人口密度や交通量が違う←まあコペンハーゲンも首都だけあって交通量はすげー多かったんだけど、そういう道はたいてい自転車レーンがあるから。原付も自転車レーン。

などなど
事情があってすぐに適用できるわけじゃないのはわかるが、
あっちでは
交通法規を無視した自転車をほとんどみなかったのは確かで、
日本でもちゃんと啓蒙すれば、マジメナニホンジンノコトダカラ、
ひとりひとりがちょっと気をつけるだけで、
少なくとも、今の無法状態よりはましになると思っております。

自動車と自転車の両方がちょっとずつ気をつければかなり違うはず。

今回の道交法改正にともなった今後のなりゆきに注目。

とりあえず、
「逆走だけはやめてくれ」と思う。
あれはあぶない。
せめて、交通量が少ない生活道路では
ちゃんと左側通行するクセをつけようよ、
すれ違うときは互いに左に寄るようにしようよ
そういうのが大事。



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