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2015/09/26

横穴墓発掘現場現地説明会と東京スリバチ学会FW

さて新型iPhoneが来たら、
速報的カメラレビューのために作例を撮りに行かねばならないのである。

だがしかし、
今日は「殿山古墳横穴墓現地見学会」の日なのだ。
この日しか発掘された横穴墓を見られる日はないのだ。

よし、ってんで朝から自転車で出発。

もともと殿山古墳群として知られてた場所で、
今回、15基の横穴墓が新しく発見されたのである。
それはどこか。
簡単にいえば「東名高速と外環道のジャンクション建設現場」。
殿山古墳群は東名高速道路の建設や宅地開発で
1〜2個を残して消えちゃったけど、
そこに多くの古墳や横穴墓があったことはわかってたのだ。
で、今回、ジャンクション建設でさらに台地をけずったら
でてきたというわけ。

場所はここ。東名高速にある「イカの耳」(通称)は、
東名高速建設時(1960年代)にすでに、のちに外環道を通す計画があり、
外環道ができたとき接続するためにあらかじめ作っておいた出っ張りなのである。
それほど昔からの計画で、
まあ、当初は外環道も高架で作る予定だったのが、地下に変わったくらいであり、
ジャンクションでは当然地上に出てきてぐるぐるとでかい道路を作らねばならないわけで、
その工事をしてるわけである。

殿山古墳群は東名高速で削ったあたり。ここに円墳がいくつかあった。
さらに崖沿いにも横穴墓が発見されていたが、
今回、新たに未発掘だった横穴墓が見つかったのだ。
ジャンクション工事現場にはいって横穴墓を見るというまたとない機会なのである。

で、見てきました。
外から見るとこんな感じ。崖にずらっと穴が空いてるのがわかるかと思う。
右に見えてるのが東名高速。


詳細はこれから調べるということだけど、7世紀末くらいだろうな。
鉄剣も発掘されており、稲荷塚古墳のように文字が見つかったら面白いが、
稲荷塚古墳とは時代が違うのでどうか。



そして現地見学。発掘したばかりの剥き出しの横穴墓である。
粘土質で土は軟らかく、
墓の中には水抜きの溝が掘ってある。
地層に詳しい人と一緒にまわりたかったわー。
そこで学芸員さんが、発掘当時の写真(石で塞がれていたとか、人骨が発見されたとか)と一緒に解説。




みんな、どこで知るのか(わたしはFBで教えてもらった)、
多くの人が見学会に参加。

満足したのと、少し晴れ間が見えそうだったので、
そのまま自転車で、次太夫堀公園→馬事公苑と回って
カシオのZR3000とiPhone 6s Plusの作例撮り。

その際、やたら大勢の人とすれ違う。
何かと思ったら、「私鉄リレーウォーク」というイベントをやってるらしい。
月に1回、スタート地点で地図を受取り、それを見ながらウォーキングして
ゴールに辿り着くと記念品だかスタンプだかをもらえるらしい。
歩いてる人に尋ねたら、飛田給から二子玉川まで歩いてるらしい。

ああ、東京古道散歩もそういう「ウォーキングイベント」的な扱いにしても
面白いかもなあ。
どこか企画しません? 古くから残る道を辿るウォーキング。

それはともかくとして、
馬事公苑で作例を撮った頃から空も曇ってきて、
しばらく晴れ間はでないと判断し、
東京スリバチ学会のフィールドワークに合流することに。

杉並区を歩いてるので近いのだ。
経堂駅あたりで、FBに和田堀公園あたりに13時半過ぎにつきそうという情報を得る。
お、間に合うかも、ってんでぐわーっと走り、
無事、成宗白山神社でみなさんと合流。
成宗白山神社でみんなが集まったの図。

久々に23区内のフィールドワークだったこともあり、
60人ほど集まってたようです。すごいな。
わたしひとり、自転車を押しながら歩くという感じになったけど、
ここから尾崎熊野神社、須賀神社、田端神社などをめぐり、
新堀用水跡を辿って
南阿佐ヶ谷駅で解散。

わたしはやることが一杯あるので打ち上げにはでないでひた走って帰宅。

にしてもうまく合流できてよかった。
まあ、勝手知ったるエリアだったからな。





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