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2015/11/27

巣鴨から本蓮沼へ東京古道散歩の下見

12月6日の東京古道散歩の下見。
諸般の事情で今週中に当日配布する資料を作る必要があるので、
今日行かねばならなかったのである。

当日は、
周辺の地形図
ルートマップ(現代地図版と明治の古地図版)や
立ち寄る予定の名所案内(おもに江戸名所図会にあるもの)
(もしあれば)江戸時代の地図
などなどを数ページにまとめたものを印刷してるのだ。

で、昼前に巣鴨駅に着。
あれこれレビュー用作例も撮りつつ、
地図などを頼りに歩き、どこに立ち寄るか、
当日は終了時刻が決まってるので、どのルートをどう通れば
時間ギリギリにおさまるかなどを考えつつ
下調べなわけである。

板橋宿周辺や巣鴨の中山道も初訪問ではないけど、
通して歩くのははじめてなので細かくチェックする。
今まで気づかなかった路地をはいったとこにある延命地蔵とか
千川上水の碑などを発見。

江戸時代の街道ってあまり力を入れてなかったので
見落とさないよう慎重に。
ちなみに、巣鴨といえばとげ抜き地蔵の高岩寺だけど、
ここ明治24年に移転してきたお寺なので
江戸時代にはありませんでした。為念。

でもそのおかげで明治以降も賑わったので
江戸時代から続く老舗もいくつか残ってて面白い。

寄り道しながら歩いてると時間がかかってしょうがない。
まあなんとか板橋宿着。
……
中山道と川越街道の追分にあった
巨大な歴史案内板がなくなってる!
2012年8月。これがなかなか目立ってた。

2015年11月。きれいになくなってる。
えーーっ。
と思ったら、
りそな銀行、改築だか建て替えを機にとっちゃったんだそうな。
「いたばし観光センター」のボランティア観光ガイドのおっさんとふたりで嘆きましたとさ。
ここ、中山道と川越街道の追分という大事な場所なのだから、
行政側が説明板を立てるなりなんなりした方がよいと思いますよ。
もったいない。

もひとつ、お寺がなくなってた!
いやどうも改装のため取り壊したんだそうだが、
狭い荒れ地に地蔵や庚申塔だけが無造作に残されているさまは
面白いけど、なんとも残念。
2012年8月。奥に社殿が見える。

2015年11月。きれいさっぱりすぎ!石造物だけが無造作に残されてた侘び寂び。
コンビニも増えてたなあ。
東京古道散歩ももう2年やってるけど、道沿いにこんなに甘味処やコンビニがたくさんあるルートははじめてだわ(笑)。

でも縁切り榎は変わってなかった。
絵馬をじっくり読みたかったが、すぐ横に熱心に絵馬を描いているらしき方が居て、
茶化しにきたと思われるのもアレなので早々に退散。

本番当日は板橋本町駅で解散なのだけど、
せっかくなので日も暮れた中、南蔵院まで歩き、
本蓮沼駅から帰宅。
歩き疲れた。

で、12月6日は13時に巣鴨駅出発。
有料の講座なのでいきなり来られてもアレですが、
1回ごとの申し込みも可なので、
今から新潮講座に連絡をしても間に合います。
江戸時代の賑わい、鎌倉時代創建の古社、千川上水、幕末の近藤勇、宿場町の今、縁切り榎などなど旧中山道を歩きながらポイントを見逃すことなく歩けますので
興味のある方はぜひこちらのリンクをみてやってくださいまし。
講座詳細 | ヨム・カク・ミル・シル 新潮講座 SHINCHO CHAIR | 新潮社

ついでに2016年1月期の募集もはじまりました。
講座詳細 | ヨム・カク・ミル・シル 新潮講座 SHINCHO CHAIR | 新潮社
興味のある方はぜひ。

帰宅して地図をつくりはじめる。

にしても急に寒くなりましたな。防寒服が欲しい。

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