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2016/01/27

天神山城址と島屋敷遺跡と柴崎館址と狛江入道館址はセットで

カメラを持ち、
ちょいと自転車で撮影散歩。

といいつつ、まあ写真はたくさん撮ったけれども、
密かなメインは、島屋敷遺跡と国分寺崖線上にあったという
狛江入道館址や柴崎館址の訪問。
2月6日の東京古道散歩で佐須街道を深大寺まで歩くので、
その途中に見える、狛江入道館跡地をチェックしておきたかったのだ。

伝承にすぎないといえばそうなのだが、
中世に居館を構えるには地形的に良い場所であり、
可能性は高い。

カシミール3D + スーパー地形セット。赤い線はGPSログ。

柴崎館址は今の柴崎稲荷神社周辺といわれてる。国分寺崖線の崖の上である。
柴崎稲荷神社
狛江入道は吾妻鏡に登場する人物。
その館が今の晃華学園の敷地あたりだったと江戸時代の地誌に書いてある。
斜面にあった小さな稲荷。その奥に晃華学園。
もうちょっと西へ行くと深大寺城址もある。

島屋敷遺跡は
中世には金子氏の居館があり、
江戸時代初期に柴田勝家の孫が移り住んで居館を構えていたらしい。
ここは団地建て替え時に発掘されており、
中世以降の遺構が見つかっている。
説明板は2つあり、もうひとつの方には最初の入居者は3万年前と書いてある。
古代からずっと人が住んできた遺跡の上にさらに住むってのはいいなあ。
ちょっと住んでみたい。


このように高低差を強調した地図で見ると、
確かにこのあたりに館を構えれば全体を見渡せるし、
水も豊富で農地も広くとれそうだしで
良い場所だったのだなあってのがわかりますな。


2月6日の東京古道散歩は古代から中世も含む、
あまり知られてないこのあたりの歴史を楽しめるので
みなさまぜひ。

深大寺は門前町や蕎麦屋や鬼太郎が揃っていて今でも手軽な観光地だけど
(ほんと、東京とは思えない観光地っぷり)
多くの人は深大寺へピンポイントで向かっちゃう。車やバスで。
でも古い街道を歩いて歴史や地形や地勢を味わいながらアプローチすれば
ピンポイント訪問の数倍は楽しめるのだ。
特に深大寺なんて1000年以上の歴史があるわけで、
当時、ここにお寺を構えたのは理由があったのだなというのを感じ取れると
より感慨深いってもんであります。

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