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2016/02/25

終日cp+。個人的お目当てはDLとTX1。

パシフィコ横浜で開催されるcp+の初日。
午前中はプレス・招待者タイムということだがそれでもすごい人。
10時前に現地着、プレス登録をしてプレスルームへ上着を置き、
当然ながら仕事仲間やら編集者やら知人がいっぱいいるので
あれこれ挨拶して世間話してたら開幕してしまったのであわてて会場へ。



まずはシータなるも、
Wi-Fi環境が悪すぎて安定して動作せず、早々に諦める。


cp+会場に突入しまシータ #cp+ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
特にイベントレポートを書くわけではないので
自分が興味のあるものを筆頭に、
夕方の対談でネタになりそうなものを中心に歩く。
真っ先に向かうのはニコンとパナソニック。
この春、ハイエンドコンデジを1台買う予定なのでみときたかったのですよ。
ソニーとキヤノンはすでに触ってるからだいたいわかってるし。

・ニコンのロマンティシズム/パナソニックのリアリズム

 ニコンのDLは直前発表ということもあっていきなりの行列。
 DL16-50、DL24-85、DL24-500。
 レンズみたいな型番に笑う。
 最初に頭にいれておくべきは「発売は6月」ということ。
 まだ先です。
 だから価格も詳細は未定。
 その上で要チェックポイントといえば「イメージセンサー」。
 センサースペックを良く見ると、他社の1インチセンサーコンデジで使われてるセンサーと微妙に違う。有効画素数を見ると、RX100M4やパナのTX10は2010万画素。
 対してNikon DLは2081万画素。
 つまり両者は同じ1インチでも違うセンサーなのだ。で、有効画素数2081万画素をうたってるセンサーは他にあるかというと、あるのである。Nikon1 J5がそうだ。
 ってことは、Nikon DLはNikon1系の、像面位相差バリバリのセンサーを使ってるのである。Nikon1の一番の特徴はミラーレス界最速最強のAF性能と最強の連写性能。AF追従連写では他に並ぶものがなかったわけで、Nikon DLのAFや連写はNikon1なのである。
 これはすごい。
 ここに触れてないDLの記事は大事なとこ見逃しすぎですな。
 しかもNikon1にはなかったF1.8-2.8という明るいズームを積んでるのだ。こりゃたまらん。

DL 24-85mm。S.macroモードにすると中望遠に固定されるがムチャ寄れるようになる。

 もうひとつ注目してたのは今年のニコンは全機種に入れてくると思われる「SnapBridge」。これは面白そう。同様の機能にカシオの「オートトランスファー」があり、どちらもBluetooth smartを使ってスマホとカメラを常時接続するものだが、カシオはファイルの転送にはWi-Fiを使う。だからBluetooth→Wi-Fiの移行でちょっと時間がかかったり転送しそびれることがあった。
 SnapBridgeはBluetooth→Wi-Fiの転送もBluetoothのみの転送もできる。
 Bluetoothのみのばあい、Bluetooth smartをトリガーとして、転送時は高速なバージョンに切り替えて転送する。Wi-Fiほどではないけど、2Mにリサイズしたものを転送するならその方が簡単で早い。
 はやく使ってみたい機能ですな。


 なお、先日のエントリーでいっそ、50-1000mmくらいの望遠に振ったDLも出せばいいのに、と書いたけど、ニコンの人に尋ねたら、ここまでくると広角端が24mmでも50mmでもボディのサイズは変わらない、望遠端を伸ばしたり望遠端を明るくしようとすると、ズーム倍率を落とそうが何しようがレンズがもっと大きくなるのですよといわれた。
 そうそう、DL 24-500のEVFはでかくて見やすかった!

 対してパナソニックのTX1。


 こちらは25-250mm相当の10倍ズーム機で、その分レンズはF2.8-5.9どまり。
 小さくてコンパクトな高倍率ズーム機でEVF付である。
 ニコンが24-85mmのF1.8-2.8。ソニーのRX100M4が24-70mmのF1.8-2.8、キヤノンのG5XとG7X IIが24-100mmのF1.8-2.8。
 どれもF1.8-2.8の明るいズームを優先して、ズーム倍率は抑えてる。少しでも望遠が欲しければキヤノンに決定という感じ。
 でも1台だけ気軽に持って行ってなんでも撮ろうと思うと、望遠が足りない。
 その点、TX1は望遠側が250mmあるし、EVFもついてるしで、利便性は高い。
 つまり、昔ながらカメラっぽい操作性やF2.8-2.8という明るいレンズを重視したDL24-85はコンパクトカメラとしてのロマンを追求したロマンティシズムのカメラ、レンズは多少暗くてもコンパクトな高倍率ズームの利便性を求めたTX1はリアリズムのカメラ、と思ったわけである。
 スペックで見るなら、カメラのロマンを追うならニコン、リアリズムを追うならパナソニック。その間で、ロマン寄りのソニー、リアリズム寄りのキヤノンと位置づけてよいかと思う。

 パナソニックのステージ脇でカメラをいじってたら、ステージから手を振る美女発見。オスカーの小林眞琴さんでした。


まああとは、適当に。







終了後、
プレスルーム前でITMedia用のみどころ対談を三井さんと行い、
軽く飯を食って解散し、
帰宅して、ascii.jpにメールして寝る。

おまけ
東芝がNFC搭載SDカードを展示。
スマホをカードの上にかざすと中身のサムネイルが表示されるんそうな。
NFCなのでカードにかざさないとだめ。カメラ内にあるカードはカードの距離が遠すぎてだめ。
何の為に使うの?
実は、SDカードを保存メディアとして、
撮影するたびにSDカードをアルバムに貼り付けて保存している人たちが
このカードには何がはいってたっけ、と確認するのに使うのだそうです。
いきなり、みんな撮影したSDカードを保存してますよね、といわれて
ちょっと驚いた。ああ、そういうのがもうポピュラーなんだなあと。




2 件のコメント:

  1. ぇえええーーーーっ????
    最後のSDカードの話、本当ですの~!?

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  2. 本当ですよーーー。
    東芝の人にそういわれてわたしもびっくりしましたもの。
    SDカードを永久保存メディアとするのは危険!
    といわれて久しいのだけど、世間的には「アルバム」みたいな
    SDカードを何枚もいれられるケースに
    並べて保存してるらしいですよー。

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