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2018/01/21

ブラカグラの日-赤城神社の元々の参道はどっち?-

ブラカグラ。


神楽坂をぶらぶらしようという神楽坂再発見の街歩き。
有料のイベントだったのだけど、20名ほどの方がきてくださってありがとうございます。

今回、東京の神社本を出したのを機に、神楽坂の神社の話をし、
そのあと神社巡り。

で、思ったんだけど、赤城神社の元々の表参道って、
今の裏参道(急坂を上る方)だったんじゃないかねえ。

崖下の神田川が作った低地で農耕をし、ちょっと高いところに集落を作り、
山の上に赤城神社を祀った、と仮定しよう。
赤城神社裏参道はそのまま早稲田から鎌倉街道経由でなんとか上州へつながってたし、
早稲田と牛込の間に上州からやってきた大胡氏ゆかりの寺社が点在してるし、
赤城神社の旧地は早稲田の田島にあったという伝承もあるし。
大胡氏がやってきたのは戦国時代っぽいけど、
その前からその辺りの集落が田島(低地の中の微高地)に祀っていた祠を
江戸城と鎌倉街道を結ぶ道沿いの山の上に赤城神社として
遷座したと考えたらつじつまがあうかな、と。
18世紀前半(まだ善国寺がないのでたぶんその頃)の江戸図より。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8369303

ともあれ、
古地図を追いつつ、
本多横丁、筑土八幡神社、御殿坂を下り、瓢箪坂を上り、赤城神社。
さらに横寺町から袖摺坂、牛込城址からぐるっと回って逢坂を下りて
船河原築土神社と堀兼の井、そしてゆれい坂を上って若宮八幡経由で神楽坂。
広重の浮世絵を見比べたりする。昔も今も賑わいは一緒ですわ。面白い。


最後は行元寺跡の寺内公園で解散。

参加されたみなさまありがとうございました。
郷土史に詳しい方もおられて、こちらも現地の方しか知らないことを
いろいろ教えてもらいながらの古地図散歩でした。
そういうのありがたい。

打ち上げに出て帰宅。
にしても神楽坂、人が増えてる! しかも若い女性が多い!
流行ってるの?
……と思って調べたら、どうも東京大神宮と赤城神社がパワースポットとしてペアになってるっぽい。恋愛の御利益的なアレで。
なるほど。

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