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2018/12/29

今年最後のフィールドワークは用賀から桜上水へ

2019年2月の多摩武蔵野スリバチ学会FWの下見で
世田谷区をメインに歩くのでわたしも声をかけてもらって、
会長と副会長と、わたしと用賀在住の方の4人で歩く。

いやあ、用賀面白いわ。

正直にいうと、
用賀って戦前に行われた耕地整理(区画整理)で
地形や古道を無視した「きれいな碁盤目」の街になってたので
あまり深く掘り下げてなかったのである。
明治と昭和でこんなに変わった用賀
だがしかし、
「きれいな碁盤目の街になったことで覆い隠された地形や史跡を発掘する楽しみ」ってのがあるのだ。
そういう視点で、そういう発掘に目がない人たちと歩くとめちゃ面白い。

地形を見ながら往時の河川跡を探したり
耕地整理後、道路にそって流路を変えられた川や用水路を辿ったり
用賀名主の家のとこだけ用賀五条通りが迂回してるのを見つけたり。

2月の多摩武蔵野スリバチ学会のために詳細は秘すが、

そうこうしながら北上し、荏原台の西の端っぽい宇山へ。
宇山って山があるんじゃなくて「宇奈根」と「山谷」が一緒になった名前。

高低差を楽しみつつ(スリバチ学会は地形散歩の会なので)北上して日が暮れる。
2万歩も歩いてて疲れる。
街歩きの講師なんてしてるけど、基本的に体力ないのですよ。

夜は今日のメンバーとご近所の街歩き仲間が集まって忘年会。
9人のうち、5人が世田谷区出身で、8人が現世田谷区在住、
7人(まあそのうち夫婦が3組あるので、実質4世帯)が自転車で10分以内のとこに住んでて、この歳になってこれだけご近所に友人ができるってのはなんかすごい。
(それも、偶然わたしの「東京古道散歩」に参加してくれたり、「東京スリバチ学会」のFWに参加したときに知り合ったりがきっかけなのである)

世の中おもしろくてありがたい。



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