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2020/10/12

1012:「MANGA都市TOKYO」は現代人必見

 天気も悪くないし新しい機材はまだ届かないし、いっちょ散歩にでも行こうかと思いつつ妻と昼飯を食ってた時「マンガ展は行かなくていいの?」と言われ、そうだ、今日はそっちに行こうと思い立ったのである。なんと月曜も開館してるのだ。

場所は新国立美術館。「MANGA都市TOKYO」。

11月3日まで。今月下旬からちょいと忙しくなることを考えるともう時間はない。しかも、うちは小田急線を使ってるので、乃木坂までは電車1本。

コロナ禍の影響で事前予約してねってことなので電車の中で予約サイトにアクセス。
1330の回と決めて申し込みを始めるのだがこれが面倒臭い。

まずクレジットカードとd払いしか対応してない。Apple PayでもPayPayでもいいからもうちょっと幅広く複数のサービスに対応してくれー。


えっと、美術館や博物館って「行きたい」と思った時「今日は時間ある」って時にサッと行きたいわけで、もうちょっとシンプルに出来んものかと。

まあ、住所氏名その他諸々個人情報を入れ、決済情報。

クレジットカード番号と有効期限とセキュリティコード、まではわかる。

さらに、3Dセキュアが入る。え、覚えてない←をい

しょうがないので、パスワードを覚えているカードに切り替えてそっちで登録し直す。

セキュリティ的にアレなのはしょうがないけど、電車の中でやるもんじゃないですな。

ともあれ、QRコードをゲットし、乃木坂駅到着。


ああ「MANGA都市TOKYO」素晴らしい。

中央の巨大東京模型が撮影可である上に目玉であるから、訪れた人は必ずこの模型の写真を入れるわけで、どうしても東京を舞台にした映像作品の抜粋と該当する箇所のライトアップばかりかと思ってしまう。


確かに、結局模型を見ながら映像とのコラボをベンチに座って観賞するのは甚だ至福な体験なのである。新しい見せ方だ。

でもそれだけじゃないのである。
中央の模型とのコラボはどうしても「シン・ゴジラ」や「AKIRA」や「パトレイバー」やその他メジャーで派手な作品中心になってしまうけど、それを取り巻くように展示されたテーマ別のマンガ(特撮作品も含む)とその時代の東京の様子がいいのだ。隅から隅まで見るべきである。
取り上げる漫画も、幅広い。
江戸編では杉浦日向子の「百日紅」や松本大洋の「竹光侍」、手塚治虫の「陽だまりの樹」などなど。
明治から昭和前期は、滝田ゆうの「寺島町奇譚」や村上もとかの「フイチン再見!」、昭和後期から現代になると「To-y」に「リバーズ・エッジ」に「3月のライオン」に「あしたのジョー」に「残響のテロル」や「君の名は」「ラブライブ!」と実に幅広く抑えていて
作品とその舞台の関係を、その時代の東京がどんな存在でどんな様子であり、そこからそういう作品のそういう描写が生まれたという流れを見せてくれるのだ。
東京の華やかさとその裏にある取り残された人々の対比も含めて。

その辺は写真撮影禁止なので伝えづらいけれども、マニアじゃなくてもそれなりの漫画付き、あるいはアニメ好きなら行くべき。いやあこれはヒットですよ。

なぜ神田明神がラブライブなのかやっとわかった(名前しか知らない作品だったので)。

平日なら当日券も余裕であるし。

存分に堪能したのち、乃木坂界隈と南青山一丁目界隈をちょっと散歩して(目的の被写体もあったので)、帰宅。




この辺り、実に散策していると魅力的な風景が多いのである。

帰宅して、ITmediaに感熱紙おもちゃカメラの記事を仕上げてメール。





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