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2021/12/07

1207:flick!最終号に向けて連載の最終回を書く

次がflick!最終号……ってことは連載も終わっちゃうわけで、
最終回の舞台をどこにしようかと考えたとき、
「そうだ、京都に行こう」と思ったのである。
東京ネタばかりだったから。
著名でなおかつ多くの人が訪れる機会がある京都で
地形と古地図コラム。
テーマは平らに見えて実は微妙に傾斜している京都の地形と
秀吉以前の京都を描いた絵図(といっても江戸時代に作られた歴史地図みたいなものだけど)
で見る、実は今の「五条大橋」は牛若丸と弁慶が出会ったという橋ではない
(両者の銅像はあったりするけど)
あの頃の五条橋は今の松原橋だった、
てなことに気づいた話とか、
たぶん、京都ネタとしては面白いアプローチになったんじゃないかと思う。

そもそも、京都を何度目かに訪れたとき「あれ? 東寺って羅城門の東にあるから東寺なのに、なんで西本願寺より西にあるの?」と思ったのがはじまりだったりするのだ。
一般の観光客ってやっぱ「京都≒平安京」ってイメージあるけど、平安京時代から残ってるのは東寺だけで、朱雀大路も大内裏もあとかたもないのだ。
平城京は全体が農地になったおかげで発掘されて復元できたけど、
京都はもう無理だし(掘れば何かしら出てくると思うけど、もう住宅がびっしり建っててどうしようもないだろうし)。


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