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2022/08/05

0805:海老名にある相模国分寺跡をやっと訪問できた

朝早くから本厚木駅集合。


厚木にあるソニーセミコンダクタソリューションズへイメージセンサーの取材へ行くのだ。

センサーの取材記事ってあまりなくて、具体的に今のセンサー技術はどうなってるのか、

なんとなく想像はつくけど、裏を取りたいというのもあり、

取材したいと提案したら、やりましょう、となったのである。

記事は今月中に出るので詳細は書かないけど

興味深い取材でありました。やっぱ現場の取材は面白い。

問題は、けっこうテクニカルな内容をどう噛み砕くかだな。

モバイル用の1インチセンサーがデジカメで採用されたりしないかなとも思う。

今のコンデジ市場だと難しいけど。


取材は昼前に終わったので、

せっかくだからこのあたりを歩こうと

海老名駅で下車。

大山道の旧道を歩いて現相模国分寺(江戸時代以降の国分寺)。



さらに古道を挟んだ反対側にある律令時代の相模国分寺跡へ。




礎石跡などがあるくらいで何もないだだっぴろい空間というのがいい。

武蔵国分寺跡もそうなのだけど、

かつてそこにあったけど今は何もないのだという時の流れを見せつけてくれる。

その脇に、かつての役場の建物を移築した資料館(温故館)があり、

なんと無料なので見学する。


ちょっと聞きたいことがあったので事務所にいた爺さまに尋ねると、

そのまま話がはずみ、

遺跡の分布を見ながら

海老名氏の墓や有鹿神社のあたりは自然堤防が作った微高地だったとか、

その微高地と東にある丘陵地の間の低地は遺跡がまったくなく

往古の相模川の流路だったのだろうとか、

南へ向かう道はみな平塚道(あるいは一宮道)で北へ向かう道は八王子道で

東へ向かう道は鎌倉街道(海老名から鎌倉へは南東になるのだがいったん東に向かっていたのだろう)とか

国分寺の瓦が町田から運ばれたときの水路はこうだったんじゃないかとか

なかなか楽しい話になる。

嬉しそうにいろんな往古の話をしてくれたあと、

このあと駅に向かうと言うと

わざわざ外まで一緒に出て、駅への近道を教えてくれた。

その通りに歩くと、

斜面に沿って低地へ降りるすごくよい路地坂なのだった。





ナビウォークにある相模国分寺 七重の塔のミニチュア

海老名駅の周辺は鉄道開設以降、駅の場所が何度も変わっていて面白い。

条里制の跡が残っているといわれる低地の水田地帯が宅地化され、

人口が増えるにつれ整備され、

しまいにはナビウォークというショッピングエリアができてすごく発展したのだ。

それを「スーパー地形」の「今昔マップ」でみると実に面白い。

赤い線はGPSのログ。今日歩いた分と以前「まなたび」で歩いた分がまじってる。


小田急線は通っているがまだ海老名駅がない!

小田急と相鉄の海老名駅ができたけど、今より北にある。

海老名駅は現在地へ。国鉄(当時)の駅はまだない。

現在。JR海老名駅ができたのは1987年と最近なのだった。


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