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2024/05/23

0523:トキワ荘推しの清戸道

腹減ったーと思いつつ、青山一丁目から大江戸線で落合南長崎へ。

めざせトキワ荘(の近く)。

トキワ荘(公園内に復元……というかレプリカ?)



行きたいのはトキワ荘(を摸したマンガミュージアム)じゃなくて、

その近くの昭和レトロ館のマンガピットで開催されている坂口尚展。



昔、坂口尚の「石の花」に衝撃を受け(第二次大戦時のユーゴスラビアの話だ)、

その後に読んだ「あっかんべぇ一休」はバイブルとなったのであった。

(どっちも近年復刻されててよろこばしい限り↑のリンクで買えます)

確か、ストイコビッチがユーゴ出身でユーゴ空爆とかあって

その流れで気になって手にしたんじゃなかったかな>石の花

「あっかんべぇ一休」は室町時代後期の禅僧「一休宗純」の伝記的マンガ。

これが、一休宗純の一生を坂口尚的に解釈して当時の世相を盛り込みつつ

なぜ一休が一休となったのかを解き明かす名作なのだ。

一休の名のもととなった「有漏路より無漏路へ帰る一休み 雨ふらばふれ 風ふかば吹け」

に至る瞬間の描き方がいい。

で、「石の花」と「あっかんべぇ一休」の原画展ということで

どうしても見たかったのだ。



行ってみると、かつての古道「清戸道」がまるごとトキワ荘商店街になってて

やたら昔のマンガ推しになっててびっくりしたよ豊島区。

しかも、戦前とおぼしき看板建築も多くのこっていて、

そのいくつかが豊島区の手によってトキワ荘がらみのマンガ図書館とかおやすみどころとかになってる。

地元のじいさまによると、このあたりは空襲に遭わなかったから昔の建物が残っているんだということ。

さらにいえば、このあたりの目白通りが新しいルートになり旧清戸道がそのまま残されたのもよかった。

昭和レトロ館は戦後の建物だけど、それでも風情がある。



トキワ荘跡

かつて清戸道との二又にあったという地蔵尊

トキワ荘推しになったことで、古い建物が活用されてるというのはよいことかと思う。

帰宅して疲れたのでちょっと仮眠してから、S9についての原稿を書く。


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