週末に開催される「東京古道散歩」の下見で四谷へ。
四ッ谷駅改札脇の「史跡展示広場」が充実してて良いが文字が多くて図も細かくて詳しすぎて、立ち止まって熟読する人なし。もったいない。
四谷見附→心法寺→外濠に沿って歩いて喰違木戸跡。
迎賓館(紀州屋敷跡)をぐるっと回って鮫河橋から寺町を歩き、須賀神社から於岩田宮稲荷経由で四谷三丁目駅へ。
若葉町の崖下にあった小さな謎の祠。たまたま近所の人らしいおっちゃんがいたので聞いてみると、詳しくは知らないが、関東大震災の被災者供養のためと聞いているそうな。謎がひとつとけた。
ちょっと時間があったのでさらに歩いて新宿歴史館へ疲れた足を伸ばす。
良い発見は「○〆猫」。前回訪れたときは気づかなかったわ。
これ、招き猫の元祖といわれる「まるしめ猫」が新宿区にある遺跡から発掘されたもの。
招き猫の元祖は今戸神社か豪徳寺か、と言われることあるけど、
豪徳寺は大正時代末期(と考えられる)のに対し、浅草にはすでに「まるしめ猫」という名で江戸末期に存在していた(ポーズはあきらかに招き猫だ)ということで、今戸神社(当時は今戸八幡)が発祥かどうかは別にして、浅草の今戸焼だったのは確かなよう(武江年表の嘉永五年の項に、はっきり今戸焼とあり)。浅草神社(三社権現)の前で売っていたそうな。
こちらは国立国会図書館デジタルコレクションにあった該当の絵。横向きに座って顔をこちらに向けているのが特徴。
なるほど。

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