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2019/06/30

行楽の日曜日

近所に住んでる街歩き仲間の友人が車を出してくれるというので
朝から4人で車で行楽。

とはいえ
行き先は
・港区立郷土歴史館
・葛西城址
・葛西駅の地下鉄博物館
というなんともマニアックなアレです。

1:港区郷土歴史館

これはヤバい。昨秋開館したのだけど、その建物がまずヤバい。
昭和13年竣工の旧公衆衛生院。

2014年に訪れたときは閉鎖されていて、こんなでした。

それがいまやこれ。


立派になったもんであります、
いや、右手にスロープが追加された以外は、往時のまま。
よいですねえ、こういうの。
港区もよい物件を見つけたもんです。

以前の港区郷土歴史館は田町にある図書館の1フロアを間借りしてる感じで
よくいえば地味、悪くいえばしょぼくて港区教育委員会が出している書籍を購入するのもめんどうだったのだけど、
今やミュージアムショップ付。

建物を見るだけなら無料なのでそのためだけに立ち寄る価値有り。
なにはともあれエントランスでシータZ

港区郷土歴史館のエントランスでシータZ! 昭和13年竣工の旧公衆衛生院なり。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


さらに、郷土歴史館として使っている部屋以外にも
講堂やら何やらがそのまま残されてて公開されてるのである。


港区郷土歴史館のエントランスでシータZ! 昭和13年竣工の旧公衆衛生院なり。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


よいですなあ。
肝心の歴史館展示はまあ普通。
今回の目的は企画展だったのでそちらをメインに堪能したのだった。昭和30年代の航空写真である。


とりあえず、常設展の図録くらいは作って下さいね>港区

ここで思ったより時間をくってしまったのだがめげずに葛西城祉公園へ。

2:葛西城祉公園

葛飾区、中川のひとりに葛西城があったのである。中世の平城だ。
下総国と武蔵国の間の要衝としてなんどか戦いがあったもよう。
下総国ではあったのだけど、太日川(江戸川)と荒川(隅田川)の間にある東京低地の真ん中で、武蔵国側から室町時代は上杉氏、戦国時代は小田原北条氏が出てきて下総台地の方ににらみを利かせるというややこしい場所だったのだ。

で、高度成長期に環七を作るときに発掘されたのはいいが、
なんと、それが葛西城址のど真ん中で、道路で分断されちゃったのだ。
環七の西側が葛西城祉公園。東側が御殿山公園。



で、なぜか葛西城祉についての復元図や解説は御殿山公園側にあるのである。

わけわからん。こういうのは葛西城祉公園側に置くべきではないのか。

とりあえず城跡ぽいものは何もなく、がっかり城祉の筆頭にさせてもらおうかと思った次第。それでも楽しいのが中世好きの困った所なんだが。

3:地下鉄博物館

地下鉄博物館は東西線葛西駅にあるのだが、
葛西城とはめちゃ離れているのであった。同じ葛西なのに。
知りませんでした、葛西城祉へ立ち寄ろうとリクエストして申し訳ない。




こちらの目的は
企画展の「特別展「錦絵などでみる江戸東京の今昔展」。
こっちはイマイチだったかなあ。港区郷土歴史館の「空から見た港区」に比べるとと特に。

そんな充実した1日でありました。


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