今回、とあるイベントの撮影に借り出されたのである。
友人のカメラマンに、もうひとりいないと仕事が回らないので手伝わない?
とGWに誘われたのだ。
純粋にカメラマン仕事なのだが、
普通と違うのは、迅速性が求められること。
ぱぱっと撮影して控え室に戻って写真を吸い上げて
セレクトして簡単に処理をして
サーバーにアップして、
その場で別のスタッフが発信。
また次の現場へ行って撮影して控え室に戻って写真を処理して上げて
また次の……を、休憩を随時はさみつつこなしていくので、
「撮った写真を10〜20分で吸い上げてセレクトして渡す」という
流れが求められるので、
そういう作業ができる人じゃないとつとまらないわけで
わたしに話が来たわけである。
だがしかし、そういう現場で処理する仕事ってもう何年もやってないので、
うちのMacBook Airは2010年製のめちゃロートルでメモリは2GB!
(引退状態だったのだ)
そこでiPad Pro + Lightroomでこなそうかと思ったのだが、
うちにあるiPad用SDカードリーダーをなぜか認識してくれない!
(原因不明)
かといって、この仕事のために機材を買うと赤字。
で、こんなアクロバティックな芸当に出たのでした。
現地のWi-Fi回線が順調……という前提で
MacBook Airは不要なものは全部削除してLightroom専用機状態にしておき
1)撮った写真はMacBook AirのLightroomで吸い上げる。
(必要な画像サイズは比較的小さいので、サイズをひとつ落としてJPEGで撮影しておく。デュアルスロット機なので、2つめのスロットには、念のためにRAWデータで記録しておく。これがあればなんかあったときに対応できる)
2)Lightroomに吸い上げた写真は、自動的にクラウドに同期される。
3)iPad ProのLightroomで写真のセレクトやレタッチを行う
(その方が早いし、ディスプレイも信用できるので)
4)Lightroomから直接サーバーに書き出す
(この作業はiOSの方が速い。AdobeCloudさんががんばってくれるので)
というワークフローに。
Wi-Fi回線が重いときは焦ったけど、
ロートルマシンでもなんとかなるもんですな。
で、無事2日間の苛酷なミッションも終了。
裏方カメラマン仕事で体力勝負なところもあって疲れましたわ。
iPad版Lightroomってこういう現場だと活躍してくれてよいですな。
あとは「Lightroomで行ったミッションが終わったらそのライブラリをLightroom Classic用に変換して、終了後はClassicのライブラリとして管理する」ことが簡単にできるよう、Adobeさんにがんばっていただきたいと思う次第。
現地ではLightroomでクラウドを駆使し、終わったらClassicでローカルのライブラリとして残しておく、というワークフローってニーズあると思うのだけどなあ。
ぜんぶLightroomで、と思うと、クラウドストレージがいくらあっても足りないもの。
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