2012/10/31

m43とフルサイズで被写界深度はこんだけ違うという話

ITMediaにD600の話をちょいと書いてメール。
あとは単行本関連の作業とかなんとか。

D600の原稿を書いてて思ったけど、
フルサイズも善し悪しで、
何しろ、被写界深度が浅い。

同等画角のレンズ(25mmと50mm)でざっくり比較してみたところ、
(三脚の設定を変えずにそのまま使ったので、撮像素子の位置が多少ずれてる)
OM-DのF1.4とD600のF4が同じくらいの感じ。
ざっくりだから誤差はあるけど、まあ、3段くらい違う。
左がOM-DのF1.4 右がD600のF4.0
だからボケをコントロールして印象的な絵を撮りたいときはフルサイズが圧倒的に優位だし、被写界深度が欲しいときは絞ればいいんだけど、環境によってはその分ISO感度を上げなきゃならないわけで、
ミスなく確実に、あるいは気楽に撮りたいときはm43の方がいい。
ただし被写界深度が深い分、明るめのレンズが欲しくなる。
まあだから12-35mm/F2.8を愛用してるわけなのだけど。

つまるところ、
m43とAPS-Cとフルサイズを上手に使い分けるのが大事ってことなのだよな。
D600の2400万という画素数や被写界深度の浅さや階調の柔らかさは魅力だけど、
m43の被写界深度の深さがありがたいこともあるってことですな。

というわけで、今日のかふか(と大五郎)。
家の中で300mm。ISO25600まであげないかんかったわ。
D600+70-300mm/F4.5-5.6

2012/10/30

NEX-5Rいいねえ

終日単行本の作業とかITMedia用の作業とか髪を切るとかスカパーでCNNjを延々と見るとかそんなリハビリな日。

アメリカの大きなニュースを延々と見続けるのはCNNjが一番。同時通訳してくれるし。
ハリケーンでかすぎ。
マンハッタンってこんなハリケーンがきたらすぐ水没しそうだもんなあ。
しばらく大変そうです。何度か訪れた場所だけに、気になる。

そんな中、ソニーからNEX-5RとNEX-6が発表された。
NEX-5R | デジタル一眼カメラ“α”(アルファ)[Eマウント] | ソニー
NEX-6 | デジタル一眼カメラ“α”(アルファ)[Eマウント] | ソニー

NEX-6は正直、そそられない。だって、タッチパネルじゃないんだもん。EVFがついてようがついてなかろうが、タッチパネルはつけるべきだと思うのだけどねえ。
正確にいえば、タッチパネルじゃなくて、「タッチAF」が欲しいのだ。
ミラーレスにタッチAFは必須でしょう。
CEATECに参考出品されてたNEX-5R

その点NEX-5Rはタッチパネルだし、モニタの可動範囲も広がったし、像面位相差AFだし、Wi-Fi積んでるし、電子ダイヤルもやっとついたし、デキがどんなだかわからないのでなんともいえないけどアプリもついてる。

つまるところNEXとは何か、って考えるとわかりやすい。
多くのミラーレス一眼が旧来のカメラをベースに徐々にデジタル化を進めた結果登場したものであるのに対し、NEXはデジタル側の視点から設計された新しいカメラなのだ。
その象徴がNEX-5シリーズ。
たとえば旧来のカメラはアイレベルで構えて撮ることを前提にデザインされてるが、NEX-5系はアイレベルでもハイアングルでもウエストレベルでも同じ感覚で自由に撮れる。そこがいい。コンパクトなボディの凹凸はどう持っても適度に指がひっかかっていいのだ。
その点、NEX-6は(7はけっこう斬新でいいのだけど)、旧来のカメラを意識しすぎてるのでちょっと面白みに欠ける。

だからそれらを受け継いでよりサイバーになったNEX-5Rがいいのである。
ただ、ユーザーインタフェース面の完成度はまだ低くて改良の余地はたくさんある。
そこは頑張って欲しいなあ。

ちなみに、見た目は普通のカメラっぽいけど、実は新しい挑戦をしてて面白いミラーレス一眼がもうひとつある。ニコンのニコン1。今度出るV2はよさげなので欲しいんだが、さすがにもうお金がありません。


2012/10/29

ゲラゲラゲラーショコーショコーショコー

単行本の暫定的な初稿みたいなものがでてきて
事実関係がいろいろと真っ赤になってたので
真っ赤になりながら調べ直して赤を入れるという作業を
今週は繰り返すようです。


なんてことをしつつ
MacProが突然強制再起動という事象が2回ほど起きたので
電源ユニットを疑うも、いや、まずは掃除だ、と、
MacProを開け、ライザーカードをはずし、光学ドライブも外して
エアスプレーやらブラシやら掃除機やらでたまった埃をとばす。
ついでに不調のため最近つかってない光学ドライブを取り払う。
電源ユニット冷却の邪魔にもなってたし。
まあ、MacProの場合、ときどき開けて埃を払ってやるのは大事です。
再び蓋をしめて電源をいれてあれこれ作業するも、
動作が重い。あまりに重いので調べたら、メモリ4GBしか認識してねー。
おかしい。よくみるとライザーカードAが死んでる。
おかしい。もしやと思って、ライザーカードを外して中をマグライトで照らしてよくみると……コネクタ部に埃の塊がのっかってて、その上からカードを挿したので
接触不良を起こしてたのでした。
なんて原始的なトラブル!
ほこりのせいで壊れたりしてませんようにと祈りつつ
ピンセットで埃を取り払い、再度ライザーカードを挿し直して起動したら
無事10GB分認識されました。ほっ。
いやあ、4GBと10GBじゃあ体感速度がまったく違うもの。


なんてことをしつつ
ジャイキリの25巻と芸術新潮を買いに(縄文特集なのだ!)書店へ行くと、
週刊東洋経済がアップルの特集をしててまあそれはいいんだけど
ジョブズ後の不安をあらわす事象の代表として
ジョブズは7インチのタブレットを否定したのにジョブズが死んでからiPad miniが出てきたって例が挙げられてて、とほほほ。えっとですね、iPad miniがジョブズが死んだあとに慌てて企画されて1年で完成して大量生産にこぎつけたと本気で思ってるのでしょうか編集の方々は。普通に考えて、ジョブズ存命中に開発をはじめてたとは思わないのでしょうか? ジョブズが7インチタブレットを公に否定した時点で、それを検討し、開発をはじめていたとは考えなかったのでしょうか?
わたしはその時点ですでにiPad miniの開発は行われてたと思ってますよ。だから春先に7インチiPadが出るといってたわけで。
なんともはや。

まあ、iOS6の地図はひどいけどね。ひどいままほとんど直ってこないところを見ると、近いうちに大幅なアップデートをかけてどかんとくる気がするのだけど、その際、どのくらいローカルな文化を尊重してくれるかはまだわかりません。
京都にいったときは、マピオンとYahoo!ロコ地図をめまぐるしく併用したなあ。
マピオンは日本の地図らしいデザインで詳しくていいのだが、現在地のリアルタイム更新をしてくれないのが玉に瑕。


なんてことをしつつ
ちょいとKindleしてみたかったので、Mac上でKindleストアから本を何冊か買い、iPadで読んでみた。小説として「光圀伝」。コミックとして「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」。コミックを読むにはなかなかよさげ。小説を読むならiPadはでかい気がする。ここはiPad miniの出番か。電車で読むならiPhoneの方がいいかも。いや、Kindle紙白を注文したのでそれを待ってみよう。
iPhone版Kindle。買った本は自動的に「クラウド」に現れる。

そろそろ電子ペーパーものがひとつ欲しいと思って、SONY ReaderにするかKindle Paperwhiteにするか迷った末に(Koboは論外)、Kindleにしたのは、KindleはiOS版も出てるから。Kindle用の書籍はiPhoneでもiPadでも読めるのだ。それがでかい。
やっぱ小説とコミックでは適した端末が違うんだけど、Kindleならひとつ買えば自動的にどの端末にも落ちてくるので(クラウドコーナーに表示される)、Amazonのアカウントとひもづけした端末ならどれででも読める。
買った本をその場で手にしてる端末で楽しめるというのがいいところなのだ。
電子ペーパーはコミックには(今のところ)向かないしね。

あとは書籍の価格だなあ。大幅に安くしてくれとはもはやいいませんが、書籍版より1割2割安くてもバチはあたらない気はする。まあ、今は電子書籍が紙に比べるとわずかしか売れないので(何しろ電子書籍に向いた端末の普及率も低いし)、電子化のコストがのしかかってしまうのはしょうがないとして。



京都に行ってきた -へうげもの編-

西陣の方に京都考古資料館がある。 元西陣織物館だった大正時代の建物で、
京都で出土した数々の考古資料(陶器とか人形とか)などを展示してる。
堀川今出川の交差点からちょっと西にいったとこ。

で、12月2日まで、ここの1Fで「ひょうげた器」展が開催されてるのだ。
しかも入館無料なのだ。
京都市埋蔵文化財研究所 » 京都市考古資料館前期特別展示『ひょうげた器-三条せともの屋出土茶陶-』を開催中です。


実は今回の京都旅行で一番行きたかったのがここ。
京都市内で出土した安土桃山時代〜江戸時代初期の茶陶を展示してるのである。
三条のせともの屋町跡地や古田織部邸跡から出土した当時の織部焼きが見られるのである。
「へうげもの」好きは必見ではないか。
もちろんこのマンガを意識した展示会で、受付前には全巻揃ってて立ち読みできたりするわ、壁にへうげものの直筆(だと思う)イラストが飾ってあるくらい。

さっそく学芸員の方から話を聞きつつ本物を見る。
歪んでるわ面白い絵付けがされてるわ緑の釉薬がきれいだわでたまらん。
しかも状態がいい。
代表的な青織部。色・形・絵がおもしろい。
Vは織部のV(いやVじゃないってば)

黒織部。落書き的な絵が秀逸。安土桃山のへたうま。

安土桃山のキースヘリング(としかいいようがない)

そして注目がこの5皿。
こんな餌付けをして欲しいと型紙(でいいのかな)が陶芸家の元に送られて、それを見ながら絵付けするのだと思うけど、同じ元絵でも微妙に違うのだ。いやけっこう違う。それが面白い。上段中央と左下はきっと同じ人だな。
この「うさぎ」……斬新すぎてカッコいい。めちゃモダン。何しろ安土桃山時代か江戸時代初期にこの斬新なウサギですから、この時代は面白い。
安土桃山のウサギ的な何か。カッコよすぎて卒倒します。

この頃の図案を元に、復刻版作ってくれないかなあ。
青織部の絵付けのコーヒーカップとか作ってくれないかなあ。
欲しいっす。
織部焼き(というかこの頃のせともの)って割れやすいけど、口当たりがよくて飲んでて気持ちいいので、欲しいんだよなあ。

でもってお勧めです「へうげもの」。モーニングにて連載中。




このあと2Fの常設展示も見に行ったのだけど、こっちも面白いわ。京都で出土したものを中心に古墳時代から中世までいろいろと解説されてて、平安京ネタが好きな人必見。
紅葉ついでにぜひ。

京都に行ってきた -清水寺編-

京都を訪れるたびに、龍安寺やら銀閣やら若王子神社やら御霊神社やら北野天満宮やら今宮神社やら大将軍神社やら豊国神社やら大徳寺やら南禅寺やら東寺やら鞍馬寺やら釘抜地蔵やら三十三間堂やら伏見稲荷やら……思い出すのも大変なほどあれこれ回ってて楽しい限りなのであるが、超有名なあそこだけはなんか避けてたんである。
無意識のうちに避けてたというか、あまりに観光地として有名なので足を向ける気にならなかったというか。

ふとそれを思い出し、観光客でごった返してるからといって無視していいものかと……いやいいんだけどさ。
でも急に行ってみたくなったのですよ、清水寺。
修学旅行シーズンだというのに!

麓に車をとめ、参道を歩いて行くとこんなですよ。
坂の両脇には修学旅行生目当てのよくわからん店がずらりずらずら。
秋の観光シーズンとはいえ、平日の午後でこれだから、
これが紅葉のピークになったらどんな大混雑になるのやらおそろしやですよ。

坂を登り切ると、真っ赤な仁王門。
ドラマチックトーン by OM-D
仁王門の上から振り返ると、ああ、ずいぶんのぼったんだなあとわかる。ここは振り返ってみるべし。


ちなみに京都タワーから見た清水寺はこんなとこ。ガラス越しなのでちょいともやってしておりますが、真っ赤なのが仁王門、そのよこに三重の塔、右端に有名な清水の舞台である本堂。
京都タワーから見た清水寺
山の斜面に作られた巨大なお寺なのだ。
創建は780年、平安京が作られるちょっと前。めちゃ古いのだ。
やたら目立つ真っ赤な仁王門は室町時代のもの。

仁王門からさらに上って三重の塔をすぎ、一部工事中だったりするものの、本堂へ。本堂がかの有名な清水の舞台で、崖上に飛び出した木で組まれた「清水の舞台」は1633年、徳川家光の頃建てられたもの。1633年に建てられた舞台の上から下界を見下ろす。

午後は逆光。眺めを楽しむなら午前中がいい。
清水の舞台から京都タワー。やっぱ京都タワーは目立ちます。
ドラマチックトーン by OM-D

本堂をすぎたら崖沿いの音羽の滝の上に作られた道を通っていき、振り返ると清水の舞台を一望できる。もうあまりにありがちな構図なので写真は割愛。
一望したら今度は坂を下り、音羽の滝の前。舞台の真下。

こうして回ってみると、
清水寺ってグランドデザインがよくできてるわ。
山の高低差を最大限に利用して、上から下までぐるっと回れる。
上からは眺めやお寺を楽しみ、下からは滝や本堂の作りを楽しみ、
また仁王門に戻る。
ほどよい距離を上ったり下ったりしながら回遊できるのはえらいもんである。
さすが京都観光の王様。よいところでした。

2012/10/28

Windows8にしたらアプリが消えたー(笑)

先週は新製品発表やら発売やら何やらで賑わっていたようで、
京都で遊んでる間にWindows8も発売されたらしい。

実際どうだったのかは知らないけれども、
午前0時発売で盛り上げるという手法はもう「昔のやり方」になってるよね。なんだか。まあ、発売日に早朝から並ばせるのもどうかと思うけど。

ともあれ、ダウンロード販売もしてるというのでそっちを入れてみることに。
5ヶ月ぶりにWindowsPCをひっぱりだして電源を入れると、
ウイルスバスターの有効期限が切れてるとか(^^;)、
WindowsUpdateが何10個もたまってるとか、
Dropboxの同期とか
いろんなことに時間がかかってしばらくは何もできず。まあしょうがない。

で、Windows8のダウンロード版を購入し
ダウンロードしてインストール。

ちょっとドキドキしたけど、トラブルなくすんなりWindows8化完了。

で……アプリが消えたーー。あれ? Windows7時代に使ってたアプリはどこいった?
消えました。
はい。わたしがインストール時にできるだけ素の状態がいいなと思って
「個人データは引き継がれます」とかいう2番目の選択肢でインストールしたら
消えちゃったのです。いやあ、個人データしか引き継がれません、と書いて欲しかったわー。罠だな。

えっと、ことWindowsに関してはわたしは「(気持ち的には)その辺のパソコンが苦手なおっさん」と変わらないレベルなのでこういうことやらかします。あれこれ事前に調べてちゃんと対処すればいいんだけど、普段使ってるOSじゃないから、作法や慣習に慣れてなくて調べるのがめんどくさいんだよね。だからその辺のおっさんレベルなのです。
めんどくさいんで、アプリのインストールしなおしもしてません。

まあいいや。

無事インストールが完了したのでお約束してみた。

もちろんタッチパネルにはなりません。
まあ画面を「押してみたくなるデザイン」ではあるよな。気持ちはわかる。

まあいいや。

個人的にこのUIはいいと思ってるし。やりたいことはわかるし。わかりやすいし。
マウスでの操作をあまり念頭に置いてないと思われるところはなんだかなーだけど
(横スクロール前提なのに、マウスだと横スクロールしづらいのだ)
トップ画面をわかりやすく、すぐ作業に入れるデザインにする、というのはいい。

ただ、わたしにとってのDOS→Windowsって、
使い勝手は悪くて使ってて楽しくも気持ちよくもないんだけど、
その分、実務的で必要に応じてシャキシャキカクカクとやるべき仕事をこなしてくれて、その時点でパソコンにできることはとりあえず何でも可能で、必要な時に必要な仕事をこなしてくれる理系的OSという存在だったので、それがWindows8で急にモダンになられると、どう接したらいいのか困るのだ。

理系的OSだったときは、使い慣れてなくても頭で考えればどこに何があってどこをどうすればいいか推測して対応できたのだけど、Windows7あたりからだんだんと推測しづらくなり(これは内部的にはこういうことだからこの辺のここをこうすればこうなるはず、みたいなのが通用しなくなってきた)、Windows8でとうとう……って感じ。

それがいいか悪いかというと、Windowsメインで使ってる一般的なユーザーにはいいことだと思うですよ。日本語の書体が相変わらず美しくないことと、マウスだと使いづらいことを除けば。

マルチタスクでオーバーラップマルチウインドウだーと騒いでた時代が懐かしく感じられます。



で、Windows8を入れては見たものの、特にやることもないのでゲームでもするかと、新しく作ったmicrosoftアカウントでWindowsストア(これもまた横スクロールさせるのでマウスだと使いづらい)からマインスイーパーを落として遊んでみたら、フリーズした。そこ、フリーズするとこじゃないと思うのだけど(笑)。



京都に行ってきた -車折神社編-

2日目。おいしいうどんとかやくごはんを食べ、どっか神社に行こう、じゃあここにいってみようかと連れて行かれたのが車折神社。
太秦の映画村の近く。

これを「くるまざき」とはよめんわー。まあ太秦を「うずまさ」と読むよりはましか。
往古は、まず音があって、それに文字を当てはめてたわけで、ときには、後になって読みを維持したまま文字を変えることもあって(好字に変えるのだーとか)ややこしい。

Wikipediaによると昔は「車裂」とも書いたそうでそれならわかる。
車折神社 - Wikipedia

平安時代末期に創建。
目に付くのは境内社の芸能神社。祭神はあめのうずめのみこと。天の岩戸の前ではだかになって踊った女神様ですな。
場所柄もあり、芸能関係社の名前がかかれた玉垣がずらり。

芸能神社拝殿へ行くと、それはもう……特に演歌系が目立ってたけど、シールだらけ。

でも、祈るよね。縁起ものだし。
まあ芸能神社は昭和32年に他の末社からあめのうずめのみことを分祀したものだそうで、きっと、映画村で仕事する役者のために作られたんだろう。

車折神社拝殿前にはもみじが。あと数週間したら、真っ赤な鳥居と真っ赤な紅葉ですごいことになりそうであります。
かなりフォトジェニック。こういうのを見ると、紅葉の時期に来たくなるのだよな。来ないけど。いや、行くかも。紅葉の京都なんて10年近く前に訪れただけだからなあ。
あのときはBD-1で龍安寺の紅葉を楽しみにいったのだったなあ。

ここが面白いのは、境内の裏手。北側には裏参道があり、道を挟んでそのまま駅のホームに直結してるのだ。ホームを降りたらすぐに神社。
これはちょっと面白い。
まあ、江ノ電にはホームがそのまま神社の境内になってるよーな駅もあるけど、それに近い感じ。

京都にはあきれるほどたくさんの神社があって、そのうちのいくつかを訪れるたびに由緒書きを読んでいるのだが、どれも平安時代が基本で、とても古くて(まあ、最近できた平安神宮などを除く)、半分観光地になってるでかい神社を除くと、どこも、地元に密着してて、地元の人が日常の一部として参拝してて、それがいい感じなのです。

観光地図に載ってる有名な神社より、路地をふらふらと散歩してて偶然出会うなんてことなさげな神社が当たり前のように古くて当たり前のように地元に密着してる感じ。
まあ、車折神社はかなり有名なとこではあります。


京都に行ってきた-猫編-

京都へ行ったらこれだけは行って(あるいはして)おかねばっていうプチ目的がいくつかあって、そのひとつがとめ。
ほさんちの猫である。
長らくとめとみけの2匹の猫がいたのだが、
2010年、みけが病気で死んじゃったのだ。
2010年の正月、みけが大病を患ってヤバいと聞いて、急遽京都に立ち寄ったときの写真がこれ。元気がなくて体温が下がってたので、ぬくぬくした過保護ハウスで過保護されてたときの写真。
2010年1月
それからまもなく、もう1匹のとめさんも病気が発見され、余命宣告をされつつも、奇跡の復活をとげて「ミラクルとめ」となったのだが、それでも病気は病気であり、ミラクルとめの見舞いに行かねば、とずっと思ってたのである。

で、やっとミラクルとめさんとご対面。
ひょこひょことしか歩けないながらも元気でいようとするとめさんを見てちょっとうるうるしたりさらさらしたり。
いやあ無事でよかった。いっぱい可愛がってきた。
うちもにやを亡くす前に、治療でン10万円とかかったのでわかるわけで、互いに、猫が病気になると破産しますなあと治療代話。

京都に来てるとツイートすると、何人かから、ここの店に猫がたくさんいるとか、ここの猫カフェがどうとか、京都猫情報がいくつか寄せられて、ありがたいやらなんやら、
その中から、一番近い店は全席禁煙だから却下(わたしもほさんも喫煙者なのでふたり揃うとそういうことになるのです)、猫がたくさんいるという店はちと遠い、お、ここは近い上に喫煙可だからお茶しに行ってみようという店を発見。二日目、ほさんのクルマで四人ででかける。

そしたらまあ、子猫が4匹いて、固まって昼寝しててもうたまらん。
猫カフェでもなんでもなくて、まあそこで飼ってる猫が子供を生んじゃっただけなので詳細は省略するが、お店のオーナーに写真の掲載許可をもらったので(完全オフの旅行だったのに仕事が絡んでしまったw)、次の猫連載のネタにさせていただきます。

このあと、昼寝から目覚めた猫たちが物怖じせずに店内を歩き回るわ、わたしのカバンの上にのっかるわ、ひもで遊ぶわ、こりゃたまらんのであった。


2012/10/27

京都に行ってきた-京都タワー編-

最終日はひょうげた織部を楽しんで渉成園でほげーっとして早めの新幹線で帰宅。
今年の夏休み旅行(今頃かい!)でした。

199x年から2010年まで、毎年必ず、多いときは3回以上京都に遊びにいってたのが昨年途切れちゃって、最初はASAhIネットのオフだったと思うけど、その後は関西方面へ取材に行くたびに寄ってたし、チルドレン・クーデターのライブがあると遊びにいってたし、まあだいたい京都へ遊びにいってほさんに遊んでもらって夜中まで宴会して帰ってくるという感じだったのだけど、それが昨年途切れちゃってて、最近京都いってないねえ、というのがはじまり。

ここんとこ忙しくて旅行のスケジュールをたてる暇がなく、
まあ京都ならだいたい勝手がわかるしいいかなというわけで
ホテルを決めたのが出発の前日で、
紅葉まではまだ間があるかなと思って余裕こいてたんだけど
それは甘過ぎでした。わはははは。
なんとかそこそこの価格でとれたのが京都タワーホテルで、
考えてみたら、京都タワーって京都を20回以上訪れてるはずなのに、いつもスルーしてて(まあだいたいみんなそうだと思うけど)、足を踏み入れようなんて思ったこともなかったから、逆にこれは新鮮ではあるまいかと。

何しろ、駅を降りるといきなりこれだから。
京都の新駅舎と京都タワーってカップリングが強烈すぎて
もう景観がどうとかセンスがどうとかそういうのを超越してるよなと。
いきなりこれは強烈。
最初に見たときは笑ったもの。

で、京都タワーホテルに泊まると、京都タワーの展望券がついてくるのだ。
これは行かねばなるまい、と。

駅について京都タワー1Fの土産物街に入っていきなり洗礼。
昭和のまんま! あまりに昭和すぎて泣けました。修学旅行生でごった返しているところもなんだか昭和で、時が止まってます。

まあホテルは普通に古いけどよく整備されたホテルなので窓からの景色が面白い以外は特に何もないのだが、
京都タワーに上って感動。
降りたらいきなり「昭和未来」そのものなのだ。
70年代にみんなが夢想した未来の姿がそのままそこにありましたっ
という感じ。いやあそれだけでおもしろいわ。
エレベーターを降りたらいきなりこれだもの。
扉の角が丸いところがまたいい。真ん中に丸窓があったら完璧だったのに。
扉から展望フロアに出るとこれがまた昭和でいいのだ。
赤い湾曲した鉄骨がもうたまらん。
もうこんなだから。
昔有料だった望遠鏡も、今は無料で見放題。
ひとつ下のフロアだとこんな感じに鉄骨が見える。正面に見えているのはここんとこ延々と工事中の東本願寺。
ずっと、この湾曲した鉄骨の間にガラスがはいっているんだと思ってたけど、違ってた。普通のフラットなガラスの展望フロアの外側に湾曲した鉄骨があったのだ。
これもまたよし。
寄ってみると、提灯の骨のようになってるのがわかる。

眺めはめちゃいい。京都の地理がだいたいわかってるとすげー楽しい。
金閣と銀閣は見えませんと注意書きがわざわざあるのも楽しい。
楽しんでたら日没しました。日没直後の山頂。鉄塔がいっぱい。
ほぼ真西にある山なんだけどなんだろ。

でね、これができるとき、反対運動が起きたというのはわかる。
1964年の開業から50年近くたってるけど、今でも浮いてるもん。
たぶん、永遠に景観とマッチしないで浮き続けてる。
100年たってもひょわんと浮いてるはずである。
その違和感、古都らしい景観やテイストと永遠に相容れないであろう違和感が
京都タワーの真髄であって、ユニークなところなんである。
たとえばこれが地味な鉄塔だったら、ただ、でかい塔が建ってますな、邪魔ですな、で終わっただろうし、無骨なでかい塔だったら威圧感を与えて町を台無しにしたし、高層ビルだったらもうアウトだったと思う。
そうじゃなくて、白くて丸っこいところが、絶妙な面白さなのだ。
こんなものが駅前にどかんと建ってるなんて、いやはや面白くてたまらん。


夜の京都タワーもまたたまりませんな。にょわーんと光ってるとこなんざとくに。




2012/10/26

猫と観光の日

京都二日目。
猫と観光の日。

試しにiOS用Bloggerアプリ使ってみてるけど、機能が少なすぎてきついわあ。
かといって、iOSのWebブラウザで直接編集するのはSafariでもChromeでもうまく行かないし。
かといってAir13は持って来てない。

まあ無理に現地で更新しなくてもいいんだけどな。
でも形だけする。
iPhone5
iPhone5
iPhone5
iPhone5

2012/10/25

京都に来てる

京都には20回以上来てるけど
京都タワー上ったのははじめて。

いやあ、昭和未来な感じがたまらんですわ。

夜は宴会。

iPhone5
iPhone5

2012/10/24

あれもこれもあれもこれもあれもこれれれ

明日から京都へ数日逃亡するので今週分の仕事を今日中に終わらせねばならないのだ。
家電批評の残りの原稿数ページ分を書いてメールしつつ
やってきたゲラに赤をいれ、
ascii.jpの猫連載を書いてメールして、
その他もろもろ細かい作業をしてなんとかなったかな?
ええい、意地でもAir13はもってかないぞ。iPadだけにするぞ。
ゲラならiPadでチェックできるし。

とかいいつつ、iPad miniをどうするかな、
でもまあ春の時点で7インチiPadは出る、と公言してたから出てよかったな、
買うかどうかは実物見てからきめよかな、
と思いつつ飯を食ってたら、
う、ニコンからNikon1 V2が発表されたん?
おお、なんかよさげやん、V1のぬぺっとした凸スタイルは好きだったけどどうみてもこっちの方が使えそうだし、
え、70-200mm/F4も出たん?
うが、ナノクリやん、ちょうどこのクラスのレンズがD600にほしかったん、あ、その前に24-120mm F4も欲しいのにー
あ、AmazonからKindleも?
ひゃあ、思わず、PaperwhiteのWi-Fiモデルをワンクリしちゃったやん。

1日でたくさんですぎっ。言及してるヒマなし。


テレビでAppleの新製品発表を観るって新鮮でしたわ

午前2時ちょっと前、
今回は生ストリーミング放送があるらしいのでMacかiPadで観るかと思ってたら、
Twitterに「AppleTVで新製品発表のストリーミング配信を見られる」との情報有り。
え、AirPlayじゃなくて、AppleTVだけで?

試しにAppleTVをつけてみたら、メインメニューにいきなりあるやん。
それを選んだらびっくり。
テレビにどかんとティム・クックの姿が(笑)。
今回の発表会で一番のサプライズがこれかも。
AppleTVにApple Eventsチャンネルが!
何しろ、ストリーミングとは思えないほどめちゃ映像のクオリティが高くてきれい。
しかもリビングのテレビででかく観られる。
不思議な感覚であります。テレビで発表会生中継。
うちのテレビはちと古い32インチなんだけど、それでも十分でかい。
このクオリティで配信してもらえたらもう文句ないわ。
時々映像が止まるのはしょうがないとしてもさ。

いろんなストリーミング配信がみなこのクオリティになるといいのになあ。
ニコ生で東のエデン観たときはちょっと残念なクオリティだったもの。

で、なんだっけ。
そうそう、

・新しいiPadはあっさり新しくないiPadになり、新しくiPad Retinaが出ました、と。A6X搭載で速くなりました、と。1年立たないでリニューアルしたけど、Lightingコネクタに切り替えたかったんだろな。iPad miniに埋もれてリニューアルしたこと忘れられそうだけどw、まあiPadが気がついたらLightningコネクタになってた、くらいでいいと思う。
・iPad miniは噂通りでした。価格を観て「そのスペックでそれは高い!」と思ったけど、日本はちゃんと円高モードで3万円以下スタートになったので、悪くはないかな。個人的には24,800円スタートくらい頑張って欲しかったけど。
 とかいいつつ、どんな感じなのかちょっと使ってみたい。軽くてよさそうな気はする。
・MacBook Proの13インチもRetinaになりましたな。さらに薄くなりましたな。光学ドライブもなくなりましたな。ちと高めだけどよいことです。
・新型iMacは面白い。超薄くて楽しげ。なにしろとうとうデスクトップからも光学ドライブをとっちゃった。この辺の潔さは好き。光学ドライブなんて数千円でUSB接続のあるしね。光学ドライブの時代は終わったのです。DVD→BDとはいかず、DVD→終了……。口ではいえても、やっちゃうのがすごいよな。
 SDカードスロットが裏にあるってのはあり得ないけど、まあ、薄いし。薄いというよりはエッジがめちゃ薄いゆるやかなドーム型なんだけど。
 注目はFusionDriveでしょう。フラッシュメモリとHDDを組み合わせてインテリジェントに使い分けて体感速度の向上を測るというちょっと面白い試みで、これの3TBモデルならいろいろと快適に使えそうでいいわあ。
 今のMacProをあと1年くらい使う予定なので狙うとしたら次のモデルかな。
・Mac miniもリニューアルしましたな。
・Mac Proはどーしたー

こうしてみると、盛りだくさんだったなあ。
注目はまあiPad miniと新型iMacですな。

iPad miniは11月2日発売かあ。
すでに「新しくなくなった」iPadを持ってるので、iPad4に買い換える予定はないわけで、逆に新しくなくなったRetina iPadを持ってるからこそ、iPad miniを買って使い比べてみたいなとも思うわけで、
たとえば雑誌を読んだりマンガを見開きで楽しむなら大きなRetina iPadが最適なんだけど、
テキストベースの電子書籍を読んだり、ちょいとTwitterしたり持ち歩くなら小さなiPadの方がよさげではあるんだよな。ゲームも小さなiPadの方が手が疲れなくてよさげなんだよな。
LTEテザリング使えば、Wi-Fiモデルで十分そうだしな。

11月2日といえば、auの新型Andoroid端末が一斉に発売される日なわけで、auがそれらとiPad miniを一緒に買うといいことあるよーなんていわれたら飛びついちゃうかも。
してくんないかな。

とまあ、忙しくてゆっくり考えてる暇はないのでメモ書き程度でした。
 

2012/10/23

こもって仕事してた

家電批評の原稿を1本書いてメールして
単行本の原稿を最終章分書いて(これで一息つけるー)
アップルの新製品発表会観て
さらに別の家電批評の原稿を1本書いてメールして寝た。

2012/10/22

だって人はみな「つながり依存」だから

晴れてるってんで、
自転車にまたがって深大寺方面へ走り、深大寺城址を楽しんだりしつつ
単行本用の写真を撮って帰る。
深大寺に江戸時代の念仏車があったのには驚いたな。
あれって、念仏宗(つまり浄土宗や浄土真宗)だけかと思ってた。
ともあれ、自転車は観ても乗っても楽しいですな。

宇都宮で撮った写真を整理し、
作例として使えそうなものを何点か見繕って差し出す。

夜、津田さんが出るというのをTwitterで知り、NHKの「クローズアップ現代」観る。
……えっと、おもいきし違和感を感じる。
テーマはSNSにハマる「つながり依存」みたいなことなんだけど、
“つながり”から抜け出せない - NHK クローズアップ現代

司会者が、わたしはSNSをやってませんが、とドヤ顔でいうのにも呆れたけど、
一番の問題は「人は基本的につながり依存である」という概念が抜け落ちてることなのだよね。
人って原則としてつながり依存じゃないすか。
それこそ会社帰りに連れだって居酒屋にいってくだまくのだってつながり依存ですよ。どう見ても。

その一番大事なところを無視して「わたしはSNSはやってませんが(キリッ)」とされても話は進みません。
SNSに依存しないよう、タイマーをセットしてますという楽しい話を聞くと、
昭和の、電話が普及し始めた頃、長電話防止のため電話機の横に3分の砂時計を置いてますてきなシーンを思い出しちゃうほどで。

今まで実際に会うか手紙を書くしかなかったところに「電話」が登場したときのことを想像すればわかるでしょうに。

子供が深夜に長電話してる、とかが問題にならなかったっけ?
それから何10年かたって、
最近の若者はメール依存だ、って話、10年近く前になかったっけ?

つまり、人は基本的に「つながり依存」だから、よりつながりやすい新しいメディアが登場すれば、つながりたいという欲求を満たすものが登場すれば、それにハマるのが普通なのです。そのなれの果てがニュータイプですよ、時が見える、ですよ。

だから、人はみな多かれ少なかれ「つながり依存」である、
という大前提からはじめないとこの手の話はダメなんです。
ネットがどうとかSNSがどうという話じゃないんです。

その上、まったく新しいツールでありメディアなのだから、新しい概念とうまく付き合えるようになるまで時間がかかるのも当たり前なのです。

問題は新しくて面白くて大勢の人とつながるのが楽しいうれしい、という段階から階段をひとつのぼってそれが当たり前のツールとして定着したとき、SNSにどっぷりつかった上で、そのおいしいところを享受しながら過度に依存しない……たとえば自分が対応できる限度(150人とか)を超えないコミュニケーションにうまく納めるスキルや意識をどう育てていくか、その先にはどういう世界が待ってるか、が大事なんであって、タイマーを使った対症療法しててはそれには近づけません。

まあ、30分という枠組みでそこまで話を持って行くのは無理なのかもしれないけど、
昭和の感覚でSNSにあれこれいわれてもなんだかなあと思ったのでしたよ。


2012/10/21

2012ジャパンカップサイクルロードレース観戦日記

暑かったっ
例年、ホテルを早朝に出発する→寒い
ジャパンカップ会場の古賀志山はコース上の最高到達点が標高333m、メインスタンドあたりが210mとはいえ、山である→寒い
日陰で座って応援することが多い→寒い
というわけで、東京にいるときよりツーランクくらいあったかい格好をしてかないとつらいので防寒具を余計に用意していくのだが……今年はめちゃ暑かった。
何度も来てるけど、こんなにあったかいのははじめてだわ。びっくり。

会場は宇都宮の森林公園。鹿沼に近い方。

遅くなるとメインスタンド前にのぼる道がレースのために閉鎖されるので早朝に、友人夫婦が借りたレンタカーに同乗して到着。
自転車で来てる人ももちろん多し。専用の駐輪場があるんだけど、
痛チャリの方々は、自転車を見せに来てるので、
目立つところに重ねて(でもけっして後輪が隠れないように)置いております。
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現地の駐輪場はもうロードバイク展覧会であります。みんなすげー。
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痛チャリの方々はきちんと目立つように置いてます。


各社のブースや飲食ブースも7時にはもう空いてるので
買い物とか腹ごしらえをし(基本は餃子と焼きそば)
スタートを観戦するのは諦めて(人多すぎ)
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恒例、餃子の人w
さっさと林道の方に向かう。途中、餃子の人に会う。 我々は山頂に向かうつづれ織りの坂の途中に陣取ってレジャーシートを敷いて数周観戦。
肌寒かったのはこのときだけだな。
今回、広角系は12-35mm(24-70mm相当)をつけたOM-Dで、望遠系は70-300mmをつけたD600で撮る。
m43の方が望遠に強そうだけど、こういう現場では逆で、
OM-DはコントラストAFなので、コンティニアスAFに弱い。どうしても置きピンで撮ることになる。しかもm43の方がセンサーサイズが小さいので被写界深度も深い。
だったら広角系は置きピンにして細かいところは被写界深度さんよろしくで撮った方がいい。その上、アングルもけっこう自由だし。
望遠は遠くの超高速で走る自転車をコンティニアスAFで追うことになるので
一眼レフの位相差AFが圧倒的に有利。
しかも望遠で速く動く被写体は光学ファインダーの方がちゃんと追える。
フルサイズだと背景もきれいにぼけるので見映えもする。
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OM-Dい12mmで。坂を必死にのぼる先頭集団
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D600に70-300mmで。「えー、まだ上があるのかよ」「勘弁してよ」
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メイン集団をひくのはリクイガス。バッソの姿も見えます。
インコーナーに注目。特に集団が通り過ぎるとき、
イン側はめちゃギチギチに詰まるので
観戦するときはイン側を邪魔しないのがマナー。
集団だと選手もなかなか避けられません。
これはお馬鹿さんがいた悪い例です。お気をつけを。
コーナーはアウト側で観るのが基本。
イン側で観たいときは一歩奥に下がること。

トイレに行きたいなと思ってたら、先に山頂まで登ってた友人夫婦が降りてきたので
合流して山を下る。

坂の途中でイタチャリ軍団がきれいに自転車を並べてたのでそこで足止め。
いやあ、毎年数が増えてるわ、グレード上がってるはで凄いわ。
もうそこに描かれてるキャラはほとんどがわかんないけど
(ちょっと前までは、エヴァ系とか初音ミク系がメインだった)
ディスクホイールのイラストのみならず、フレームもコンポもめちゃハイグレードなヤツを積んでて、自転車としても容赦ないスペックないのである。
これはすごい。
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痛チャリパノラマw
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フィギュアも観戦中
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ながしどってみた

途中の空き地で宇都宮ブリッツェンが恒例のお店を開いてたので
昼飯を食いながら観戦。

さらに下りながらちょくちょくと観戦し、メインスタンド前に降りたら、観客が多すぎて身動きとれず、
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溢れた人はグルメコーナーで
グルメコーナーのスクリーンでみるも、 でも残り一周。
裏道を抜けて、最終周だけ使うルートの一部、
ゴール前の最後のスプリントがはじまる直前あたりの場所を見つけて陣取り、
(ゴールまで250mくらいの位置)
じっと、先頭集団がくるのを待つ。
4台くらいが突入。
これがまた、最後のスプリント直前なので上り基調とはいえ、みんなめちゃ高速で、ちょうどよく撮れてたのが、2番手で飛び込んできたバッソなのだった。
なんか、バッソって目立つのよね。見慣れてるというのもあるけど。
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先頭集団の4人が最後のスプリント!
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なんと二番手はバッソ!
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こちらは数分後にやってきた後続集団

先頭集団と追走集団が通り過ぎたあたりでメインスタンド前に戻ると、
バッソが優勝したとの放送が聞こえる。
なんと!
ともだちと、バッソって毎年来るけど優勝しないよね、毎年来てくれるのはファンサービスだからね、と笑ってたとこだったのに、
しかもスプリントでバッソが交わすとはまたびっくり。
スプリンターじゃないから。

いやあおめでとう。
表彰式は人が多すぎるので、グルメブースに作られたスクリーンの前で見る。
副賞1は例によって電化製品。
バッソがすぐに中味を見たがってたのがいつものことながらおもしろい。
今年はなんなんだろう。ちょっと前まではデジカメやゲーム機だったのだけど。
副賞2は餃子のぬいぐるみかと思ったら、日本航空の飛行機のぬいぐるみでした。
これはウケた(遠くからだと餃子のぬいぐるみにみえるんだもん)。

駐車場まで山を歩いて下る。
自転車で観戦に来た人にまじって、
そうそうにレースが終わった選手がときどき後ろからつーーっと追い越していくのだけど、やっぱプロは音が違うよね、と。
自転車を漕いでる姿やそのときの音が、一般観客と全然違うのだ。
プロは無駄がない、というか、自転車と身体と自然が一体化してて、動きがすごく自然なの。そこをそう走っていくのが当たり前のように、すーっと通り過ぎていく。
やっぱすごいわ。


宇都宮からは例によって、
宇都宮始発の湘南新宿ラインのグリーン席でのんびりと。
時間はかかるけど新宿まで気持ちよく眠れます。

新宿で妻と飯を食い、
そのあとわたしは神保町の家電批評編集部で21時からの座談会に出席。
いきなり仕事です(泣)。
帰宅して写真を吸い上げてそのままバタンと寝る。

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駐輪場が溢れるとみな思い思いの場所にとめるのであった。