おおみそか。
近所のそば屋で並んで生蕎麦を買い、食う。
今年最後の夕富士、と思ったら、そこだけ雲がかかってた。
まあそんな感じだ。
ご近所街歩き仲間忘年会の日。
毎年恒例で、忘年会前の街歩き。
主目的は日本橋高島屋資料館でこじんまりと開催されている「闇市と都市」。
戦後すぐの闇市時代……特に新宿にフィーチャーしてそのときの様子を展示したもの。
闇市って戦後のどさくさで勝手に路面にゴザ敷いて商売してたものってイメージだったのだけど
実際にはエリアごとにテキヤ集団の親分がいて、行政や警察とズブズブで焼けてしまった店の前や、バラックで商売をしていたらしい。
その様子がすごく克明に描かれてる。
今でもその名残があるのはゴールデン街と思い出横丁。
撮影禁止だったのが残念。
その後、せっかくだからと屋上まで上がり、そこから階段でアンモナイトの化石を探しながら歩くという平均年齢50代後半の集団なのだった。あやしすぎる。
ひとつみつかると目ができあがるのか、ゾクゾクとあれもこれもと見つかってすごい。
その後、榮太郎で買い物。
日本橋を渡って再開発がはじまったむろまち小路とその周辺。
古い木造一軒家で商売してた鰹節の大和屋(江戸末期くらい創業じゃないかということだった)や、うなぎの伊勢定(1946年創業)、そして書画用品(特に日本画。筆や岩絵具も)の有便堂(1912年創業。日本橋にやってきたのは1947年)も再開発の波に呑まれるのだった。
残念なので、閉鎖されたむろまち小路の仮囲いの工事用ゲートの上に手を伸ばして撮影。
完全に閉鎖されたのがわかる。きっとでっかいビルが建つのだ。もちろん手がけるのは三井不動産。首都高の地下化と合わせた再開発らしい。
室町エリアは何気に古さと新しさが混在してるのが面白みであったのだがなあ。
その後、常磐橋から大手町へ抜けて、お茶しようと思ったら、さすがビジネス街。
スタバですら開いてない。
でも、イマドキのオフィスビルの飲食フロアは休憩エリアがきちんと確保されてるのでちょっと休憩。
そしてちとふなのエバーグリーンで忘年会。
夜、ascii.jpに今年最後の猫連載を書いて送る。
あめ(黒猫の方)の左目が涙目でちょっとひどいので、医者へ連れて行く。
まだ我々に慣れてないので捕まえようとすると逃げるのだが、
一度抱き上げると観念して静かになる。そういう性格なのだ。
といってもまだ初版の事情で正式譲渡手続きが済んでないのでうちの猫ではないわけで、
チームSLPが子猫を保護したときにお世話になっているという豪徳寺の動物病院へ。
うちからは少し遠いのでタクシーを呼んで行ってみると……めっちゃ混んでる。
小さな病院で、午後の16時半からのはずなのにもう待合室は満員で外に並んでるくらい。
びっくり。
あらかじめ予約してあったのでその旨伝え、しばらく外で待ったのち、呼ばれて中に入る。
一人の若い看護師さんが、くろあめが入院してたときわたしが主に世話をしていたのですよ、といい、すっかり大きくなったと喜んでた。
8月末に保護されたのだが、そのときはかなり弱っていて、しばらく入院していたのだ。
病院にチームSLPの里親募集中のポスターが貼られているのだが、
「そこにあるクロアちゃんも兄弟なんです」という。
なるほど。
その看護師さんが、保護された頃の写真をiPhoneで見せてくれたので、
何枚かAirDropしてもらう。AirDropは偉大だ。
結局、目薬と飲み薬を処方してもらって帰宅。
夜、コラムを1本書いてメール。
なんか、銀座へ行ったときも思ったのだけど、
年々、クリスマスを盛り上げようとする気運が弱まってるよね。
90年代は異常だったとしても(ちょっとしたレストランなんか予約のみ、メニューもクリスマスディナーのみ、だったしな)、
2000年代になっても
クリスマスが近づくと繁華街も歓楽街も商店街もコンビニもクリスマスソング系を当たり前のようにならし、どちらを向いても飾り付けがあり、「さあクリスマスに向けてテンション上げよう!」って空気が充満していたのだけど、
ここ数年、たぶんコロナ以降、年々その空気が弱まってるし、
ケーキをたくさん揃えたぞ、ってノリでもなくなってる。
それが何を示すのか面白い現象で
うちはもともとクリスマス的な行事はどうでもいい感じなので
わたしも年内に仕上げねばならない原稿を書いてるのだった。
なんか、街中で盛り上げるぞ、ってのに世の中が倦んでる気がするのだが、
子供がいる家庭とか、恋愛大好き世代の若い人の間では昔のように盛りあがってたりするのだろうか。
先日、ミルを保護してくれた方とばったり会う。
チームSLPともつながりがあるってことで、SLPから猫を譲り受けた話をすると、
うちの猫がどこで保護されたのか知っていて、その場所をざっくり教えて貰ったのである。
多数の猫がいすぎるので、ちょっとずつ保護していて、
そのうちの2匹がうちのあめとテトラなのだ。
ちょっと気になったので、自転車でその場所を目指してみると、
すぐわかった。確かに猫がわらわらと顔を出したり引っ込んだりしてるのだ。
全部で5〜6匹はいたかな。
黒いのも数匹いたので(1匹は木の上に!)、うちの猫と血がつながってるかもしれない。
夜、FavLogの4本目を書いて送る。
銀座で「銀座たてもの探訪」の取材など。
宇井野さんと銀座八丁目から三丁目まで歩く。
アップルストアの仮店舗跡……アップルのロゴが妙な隠され方してておかしい。
銀座食糧販売……ずっと気になっていたのだが、ぎんざ米(業務用)を売ってる米屋なのだった。
昭和25年創業というので、戦後の食糧難を支えてきたのだろう。
年末が近いので救世軍の社会鍋である。
ここに上げてるのは全部iPhoneで撮ったものだけど、
取材はα7C IIにシグマの20-200mm。この20mmからの高倍率ズームレンズはこういう取材のために欲しかったのだ。街の取材は引いた絵も寄った絵も欲しいからね。
で、松屋銀座の地下でコロッケを買って帰宅。
ascii.jpに猫連載を書いてメール。
なんとなく名前が決まってくる。
もともと保護した方が付けていた名前が、クロアメとトラニン。
それを活かしつつってことで
「あめ」と「テトラ」に。
テトラがキジトラのほう。
「トラなんとか」は避けたいなってことで、頭に一文字いれることにした。
猫をケージから出してみる。
いきなり入られては困るところに入られる。
でもまあ平和。
ただ、我々が近づくと逃げちゃうのだよな。
今までの猫はここまで人を怖がらなかったのでちょっと戸惑う。
でもまあいつか慣れてくれるでしょう。
というわけで、ITmediaにMA5Rのレビューを書いて送る。
MA5Rを活かすのは人物撮影だよな、
夜、背景にイルミネーションを入れたいよな
ってことで、多摩センターへ。
こちらは記事で使わなかったカット。効果は一目瞭然。
スマホ用の撮影ライトとしてはめちゃ高性能で明るいので実用性あるわ。
面白い。
OPPOのFind X9発表会へ。
カメラユニット的には前モデルとあまり変わらないが(つまりトリプル5000万画素)、
新たにスペクトルセンサーがついてゾーンごとに最適なWBを得られるように→ややこしい照明下でも全体のWBが乱れないらしい←これはあれこれチェックしたい案件
さらに、おサイフケータイがついた。
発表会が両国で行われたのでせっかくなので散策。
浪花屋のたい焼きをくいつつ、
吉良邸跡とか両国国技館跡とか回向院とか。
家に猫がいない生活は2ヶ月で終わった。
我が家に猫が来た。
世田谷区を中心に活動している「チームSLP」が保護した兄妹猫を引き取ることになったのである。とりあえずトライアル。
チームSLPの田谷さんと、猫を一時的に保護していた方のふたりが訪問。
保護猫の譲渡時は部屋の中を見られるとか言われるけど、
猫を届けにいくというテイならそうおかしくはない。
で、あれこれ猫談議をしつつ、注意事項の話とか
どこで保護された猫なのかとかまあいろいろ。
子猫の譲渡にはいろいろと条件が付きやすいが、
うちは猫の脱走対策もしてあるし、ペット可だし(分譲マンションだし)、夫婦ともに自宅仕事なので長期間の留守もないしで、飼い慣れてるので特に問題はないのである。
2日前に借りていたケージにはいってもらう。
まだ名前はない、黒猫とキジトラの兄妹である。
この2匹のために昨日はあれこれ準備をしていたのだ。
もちろん、さっそく猫連載のネタになる。
α7C IIにシグマの20-200mmを付けてブラブラする。
この季節の風物詩、
赤い服を着て屋根を上っている不審者を発見する。
天窓から侵入しようとしているらしい。イマドキは煙突ではなく天窓なのだ。
FavLog用の原稿をもう1本書いて送る。
GODOX のMA5Rをレビューのために借りたので
あれこれ試す。
アプリがGODOXのライティング用になるのでMA5Rのみで使うにはいささか大仰ではあるが、実に面白い。
iPhoneの裏にMagSafeで貼り付けて使うモバイルバッテリー兼撮影用ライトである。
詳細はレビューに書く。
ITmediaに「8倍相当光学品質ズーム」についての解説記事を書いて送る
2025年10月から世田谷区が「リチウムイオンバッテリー」の回収をはじめたというので初挑戦。
膨らんでいるなど危険なものは、区内の指定された数カ所の施設へ持ち込む。
うちはリサイクル千歳台が比較的近いので持ち込む。
それ以外の通常利用可能なものについては「充電式電池」と明記して独立した袋にに入れて不燃ゴミの日に出すという形。
うちのマンションはというと、不燃ゴミ置き場に充電式電池用のバケツが置かれていた。
そこに入れておけば、不燃ゴミの日に出してくれるのだ。
ありがたや。
夜、ITmediaのFavLog用コラムを書いて送る。
東京古道散歩の日。四ッ谷駅集合。
昼飯をどこで食おうかと悩み、ここはやっぱBAMBIだよなってことで昭和な店で昭和なランチ。
四ッ谷駅から千代田区唯一の江戸時代から変わらない寺院を経て、
土塁上を南下。
喰違木戸跡から鮫河橋、須賀神社(はもちろん江戸時代の参道で)、田宮於岩稲荷。
於岩稲荷の前に「縁を切ったら縁を結んでみない?」という広告があってウケる。
田宮家に伝わる於岩(寛永期の実在の人物)なら「縁結び」もわかるけど、
四ッ谷怪談のフィクションのお岩(舞台は元禄期)に「縁結び」ってのはちょっとアレだよねって感じで。
カフェでお茶して帰宅。
昨夜ソニーからα7Vが発表され、本日メディア向けの説明会。
α7IVってすでに4年前で、その後α7RVとかα7C IIなどα7 IVより新しい世代のカメラが登場したため、スタンダードモデルが他より中身が古いという状況になっており、α7 Vの登場が待たれていたのである。
それがまあ、この3〜4年で進化した機能を全部入れてきた上に、背面モニタもマルチアングルに成り、センサーも部分積層型になりとすげー進歩してきたのだった。
良いですな。大変良い。価格は上がったけど、ここまで性能も上がったならまあ満足かなと。
これで各社のスタンダードクラスが出そろった。
一足早かったニコンのZ6IIIは部分積層型。
α7 Vも部分積層型。
EOS R6 IIIは積層型じゃない。
そこにちょっと差はあるけど、どれもAFは速くて電子シャッター時の連写速度も速くてLOG対応で動画もちゃんと撮れて、って時代に突入したわけである。
ここまでくると「いや、そこまで連写いらん」「ポートレートや街のスナップは撮るけど電車や野鳥は興味ないから被写体検出AFの性能はそこまでいらん」って人もいっぱいいるだろうから、そういう人には、Z5 IIやR6 IIやα7C IIがあるのだ。その方が安いしね。
わたしは「超高速連写はいらんけど、めちゃ賢い被写体検出AFは欲しい。高感度もそこそこ欲しい」「高性能より軽くて携帯性が大事」って人なのでα7C IIが今のところベストなのである(これでモニタがチルト式ならなおよかったのに)。
で、帰宅してから深夜までこの説明会をベースにα7 Vの記事を書く。
週末に開催される「東京古道散歩」の下見で四谷へ。
四ッ谷駅改札脇の「史跡展示広場」が充実してて良いが文字が多くて図も細かくて詳しすぎて、立ち止まって熟読する人なし。もったいない。
四谷見附→心法寺→外濠に沿って歩いて喰違木戸跡。
迎賓館(紀州屋敷跡)をぐるっと回って鮫河橋から寺町を歩き、須賀神社から於岩田宮稲荷経由で四谷三丁目駅へ。
若葉町の崖下にあった小さな謎の祠。たまたま近所の人らしいおっちゃんがいたので聞いてみると、詳しくは知らないが、関東大震災の被災者供養のためと聞いているそうな。謎がひとつとけた。
ちょっと時間があったのでさらに歩いて新宿歴史館へ疲れた足を伸ばす。
良い発見は「○〆猫」。前回訪れたときは気づかなかったわ。
これ、招き猫の元祖といわれる「まるしめ猫」が新宿区にある遺跡から発掘されたもの。
招き猫の元祖は今戸神社か豪徳寺か、と言われることあるけど、
豪徳寺は大正時代末期(と考えられる)のに対し、浅草にはすでに「まるしめ猫」という名で江戸末期に存在していた(ポーズはあきらかに招き猫だ)ということで、今戸神社(当時は今戸八幡)が発祥かどうかは別にして、浅草の今戸焼だったのは確かなよう(武江年表の嘉永五年の項に、はっきり今戸焼とあり)。浅草神社(三社権現)の前で売っていたそうな。
こちらは国立国会図書館デジタルコレクションにあった該当の絵。横向きに座って顔をこちらに向けているのが特徴。
なるほど。