2019/01/31

宅ふぁいる便

なんとか
ITMediaのデジカメコラムを書いてメール。
朝までかかって、某社の某仕事の叩き台のテキストを書いて送る。

数日前、「宅ふぁいる便」のデータベースから顧客情報が漏れたってんでニュースになる。
うちにも「宅ふぁいる便」からメールが来てた。



1:10年程前に一度、宅ファイル便のような大容量ファイル転送サービスでデータを送ってくれといわれ、会員になり、しばらくして退会したメールアドレスがある。そのアドレスにはメールこなかった。漏れてないらしい。
2:さらに数年前に別件で同じような依頼があり(普段はdropboxなどのクラウドサービスを使ってファイルを共有しているのだが、それはダメっていわれたのだ)、別のメールアドレスで会員になって数回使う(こっちは退会したかどうか覚えてない。したと思うのだけど)。そっちのアドレスにはメールがきてた。漏れたらしい。
3:念のため、そのとき使ってたパスワードを調べる(macOSのキーチェインアクセスはこういうとき便利)。OSが吐き出したランダムな文字列をパスワードにしてたらしい。ほっとする。

4:そもそも「宅ふぁいる便」のようなサービスはクラウドストレージが普及するまでの過渡的なものだと思ってる。本来は自分自身のあるいはクライアントのクラウドストレージにファイルを置いてやりとりするべきで、その方がずっと効率的だし修正がはいるたびにまた大容量ファイルをメールするって手間もない。実際にはクラウド禁止の会社があるのは知ってるけど。
5:これを期に、世間の認識がちょっと変わるといいなと思ってる。
6:わたしはdropboxやOneDriveにデータを置き、そのURLを送るようにしてる。便利で簡単。

7:そもそも、宅ふぁいる便的なサービスでデカイファイルを受取り、今手が離せないからあとでダウンロードしよう、と思って数日経ち、さあ落とそうとしたら期限が切れててダウンロードできず、先方に「すみません。再送してください」とメールするときのバツの悪い感じがいやである。

8:それ以前に、パスワードを暗号化もせず平文で保管していたのは論外。ダメすぎる。

9:さらに退会したユーザーのも漏洩ってのもダメすぎる。万死に値する。



2019/01/30

自宅で延々と作業する日

ITMediaにコンデジ3台のレビューを書いてメールする。
さらに、
週末の「東京古道散歩」用の配布資料を作ってメールする。

今回は「杉並区の鎌倉街道ネタ」。
「武蔵名勝図会」に書かれた地名を元に歩こうというコンセプトで。


2019/01/29

撮影の日

知人の知人の娘さんが単発のアルバイトを探してて
モデルにどうかといわれたので、ちょうど作例が必要なカメラがあったこともあり
お願いする。

ありがたや。

夜、ITMediaにミドルクラススマホ3機種のカメラレビューを書いてメールする。

2019/01/28

SHIFTCAM 2.0

ITMediaにSHIFTCAM 2.0のiPhone XS版と
SHIFTCAM用プロレンズのコラムを書いてメールする。


マクロで肉球

2019/01/27

「秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本」をKindleで

先日書店で見かけた「カラー写真で味わう/60年前の東京・日本」の
Kindle版を買う。
紙の本で欲しかったけど、
Kindle版をiPad Proで観ると次のメリットがある

・写真がキレイ←反射光で観る紙より、直接光で観るiPadの方が写真が明るく鮮やか
・ノドがない←見開き写真はノドのとこが見づらいけど、iPadなら見開きもそのまま
・拡大できる←ディテールを観たいときは拡大すればOk
・スクリーンショットを撮れる←スクリーンショットをとってメモを入れたりできる

のだ。
まあ写真のクオリティはどのくらいの解像度で電書化してくれるかによるのだが、
最初から電書版も出す予定で作っているならそこそこのクオリティにはなってるはずで、
確かに、Kindle版で正解でありました。
紙版とKindle版で値段が一緒、ってのはちょっと残念だけど。

おもしろい!
でもタイトルはちょっと誤認しそうかな。

ウォーリー・ヒギンズという方はその筋では有名な鉄道写真家のようで
在日米軍の一員として日本にきたらまず路面電車に乗った、というような人で
休暇はローカル線に乗るような人で、
写真も、ほぼ「全国の鉄道のある風景写真」。
よって「カラー写真で味わう60年前の東京・日本の鉄道のある風景」
という方が正しい。
いやあ、筋金入りの「乗り鉄」「撮り鉄」でありました。

当時、米軍にいたおかげでKodakのカラーフィルムをふんだんに使えたってのもでかい。

ありがたやである。
これなんか、路面電車と上野動物園の懸垂式モノレールという今じゃ絶対観られない貴重な光景だし。


めちゃ面白い本でありました。

夜、トリセツにAQUOS zeroのレビューを書いてメールする。

2019/01/25

保護猫シェルターQUEUEへ

寒いですな。

近所で作例を撮ろうと思ったが寒いので
昨秋、経堂にできた「オープン型保護猫シェルター QUEUE」に潜り込む。



ずっと気になっていたのだけど、行きそびれていたのですよねえ。

で、中に入ってみたらほどよい広さに猫が10数匹ゴロゴロしてて
窓が大きくて明るくてよさげだったので
店長さんに挨拶してちょっと取材させてもらい、
撮影・掲載許可をもらう。

で、猫撮影三昧。

帰宅してascii.jpに猫連載を書いてメールする。


2019/01/24

オリンパスのE-M1Xは過酷なフィールドで連写するタフミラーレスなのだった

1本打合せを終えて東京駅へ。
JPタワーでオリンパスの新製品発表会。

OM-D E-M1X


E-M1 XはE-M1 IIの後継機ではなくて、並び立つモデルで、
重視する機能が異なる。
E-M1 IIは機動力メイン。E-M1Xは軽さや小ささよりホールディング重視の縦位置グリップ付で、まあ望遠系で過酷な現場で撮影する人向け。


縦位置グリップ付でボディはでかい。


水を浴びても平気。


まあ、OM-D上位機の強みは
・防塵防滴で頑丈
・超強力な手ブレ補正
・センサー部にゴミがつかない(ついても払い落とす)
の3つなわけで、そこはものすごく強化されてる。
12-100mmなど手ブレ補正機構搭載レンズと組み合わせると、7.5段分ですってよ。


とうとう手持ちハイレゾショットですってよ。


とまあすごい世界に突入したのだ。

デカくて重いけど、でもレンズを含めて考えると、フルサイズセンサー機よりはずっとコンパクトにおさまる。センサーがでかいとレンズもでかくなるから。

まあこれ、万人向けじゃなくて、
いうなれば「最初から縦位置グリップ内蔵のカメラが必要」な人向けの
……飛行機やモータースポーツや野鳥なんかを撮る人のためのカメラで、
さらに
発表会では言わなかったけど、GPSユニットも内蔵してるわけで
過酷なネイチャーフィールド向けカメラでもある。

だから頑丈でバッテリーの持ちが良くて(グリップの中に2つカメラをいれられる)USB-PD対応で手ブレ補正も超強力でC-AFの食いつきもいい。

富士フイルムでいうX-H1、ソニーでいうα9的な位置づけといっていいか。






2019/01/23

にしても寒いですな

昼間、作例撮り。
いつもモデルしてくれてる子らが試験やら卒論やらでアウトなので
(学生は大変です)
昔モデルしてくれてた子がたまたま比較的近所に住んでたのでお願いして
撮らせてもらう。
冬の屋外作例撮りは寒いですな。

そろそろ尻に火がついたので4月〜6月分の東京古道散歩のコースを決めて
ちょっとした紹介文つけてメールする。

2019/01/22

都内某所で某な某

本気出したら疲れた←をい
昼間、近所で作例撮り。
午後から夜は都内某所で某社の某な某。


2019/01/21

そろそろ本気だす

そろそろ本気だす。

ってことで、
依頼されていた、江の島道古道探索の話を原稿にまとめる。
地図と写真が豊富で
5000文字くらいっていわれてたのに8000字になっちゃったけど
面白い内容になったので(たぶん)
そのまま送る。

2019/01/20

多摩郷土誌フェアへ

昨日、週末に立川で多摩郷土誌フェアをやっていると知り
あわてて出かける。



多摩地区の自治体が集まり、それぞれの自治体が刊行する郷土誌を販売してくれるというプチイベント。



会議用テーブルひとつに1自治体で、会計はもちろんそれぞれなので
まとめて買えないめんどくささはあるんだけど
自治体ごとに力を入れてるテーマや予算(……)もわかったりして面白い。
やっぱ、国府跡を抱えてる府中は力を入れてるし、
国分寺市は武蔵国分寺や東山道武蔵路には力を入れてるけどその分他がちょっとおろそかかなって感はあったし
郷土史より自然環境に力を入れてる自治体もあったし
狛江や三鷹は独立した郷土資料館や郷土資料室的な施設を持ってない分
ちょっとつらいなあ、
はやく作って下さいとつっこんでおきました。

まあ、地方自治体っぽい地味なイベントですが好事家が集まっておりましたですよ。


で、瑞穂町を除く郡部以外は全部揃ってるのかなと思いきや、
調布市と稲城市がない!
なんてこった。
特に調布は刊行物もいっぱいもってるはずなのにー。
調布市に関しては昨年は出展していたらしい。うーむ。
来年はぜひ。

まあとりあえず、
大まかなところはすでに持っていたので
普段訪れない自治体のものを中心にあれこれ買って
バックパックが重くなる。

そして昭和記念公園でざっと作例を撮って
寒くなってきたので帰宅し、

急ぎのちょっとした作業を行い、
日本代表戦を見て寝る。


2019/01/19

無為の土曜日

江の島道探索の記事の準備とか
4月からの東京古道散歩のルート決めとか
いろいろしなきゃなあと思ってたら1日が終わった。

2019/01/18

平安時代を知るなら「応天の門」が最高に面白い

ascii.jpに猫連載を書いてメール。

夕方、成城学園前でクリームあんみつを食べながら
某な仕事の打合せ。
さて面白いことがはじまるとよいですな。

「応天の門」10巻の電子書籍が出てたのに気づいて購入。



これ、めちゃ面白い。
平安時代を舞台にした作品って
・貴族恋愛系←源氏物語や御伽草子系世界
・超現実系←陰陽師もの
が多かったんだけど、
応天の門は全然違う。その真逆。
百鬼が夜行し魑魅や魍魎が身近だった時代にあえて
才気煥発で妖怪変化を一切信じてない若き日の「菅原道真」を主人公にし、
その相棒として検非違使のトップにいる「在原業平」を配し、
怨霊にいっさい頼らず、
平安時代前期の京を描いてるのだ。

血族を天皇の後宮にいれて天皇の外戚になりつつ
裏で暗躍して
朝廷内の権力争いに勝利しつつある藤原氏を描きつつ
大人たちの世界を垣間見ながら
菅原道真が大人になっていく
という成長物語をひとつの軸に、
道真がその知識と頭脳を生かして
当時、魑魅魍魎妖怪変化百鬼夜行の仕業とされがちだった
事件を解決していくミステリー仕立ても楽しめるという
もう、
平安時代の京を(政治的な暗黒面も含めて)楽しむにもいいし
若き菅原道真が事件を解決していくさまを楽しむにもいいし、
在原業平の女好きっぷりを楽しむにもよいし
灰原薬の絵柄もクールでよい。

怨霊抜きの平安時代をぜひ。

タイトルの「応天の門」は
平安京の中央北の端にある「大内裏」のさらに中にある「朝堂院」にある「応天門」のこと。
866年に応天門が放火された「応天門の変」が有名で、
866年といえば菅原道真が21歳のときなので
「応天の門」も「応天門の変」に向かって物語が進んでいくんだろう。
すでに主要な登場人物、伴善男も藤原良房も藤原基経も源融も出てきてるし。

まあ、歴史は漫画で知ろうということで
平安時代前期は「応天の門」(歴史家の監修もついてるし)
戦国時代は「へうげもの」(をい)
江戸時代は「大奥」(をいをい)
江戸時代なら、杉浦日向子とみなもと太郎も忘れちゃいけないか。
そんな感じです。

2019/01/17

某な某の日

都内某社で某な某の日。

帰り、ぶらぶらとカメラを持って歩くが、
昨日の街歩きガイドの疲れが残っていて
腰が重いので早々に帰宅。


2019/01/16

「まなたび」で古墳巡りの日

昔から
いろんな会社がカルチャーセンター的な事業をやってるわけだが、
ここ数年、街歩き系の野外講座が人気だってことで
いろんなところが手をだしはじめてるようで、
小田急電鉄の「まなたび」もそのひとつ。

今日はその「まなたび」の日。
テーマは古道と古墳ってことで
狛江古墳群を古地図を見ながら案内したのである。

いやあ平日ですよ、平日なのに参加者は23〜4人。
びっくり。
平日の昼間なので、定年後の方か専業主婦の方ばかりかと思いきや
会社を休んで来ました、ってな方もいて
非常にありがたい。
すごいな、小田急。

で、
民家の庭にある古墳とか普段は鍵がかかってて入れない古墳とかも入れていただけたし、
泉龍寺では仏教文庫の所長さんが解説をしてくれたし
非日常感や特別感もあってみなさん楽しんでいただけたかと思う。

まあ民家の庭の古墳も「実はみなさん自由にご覧になっていいんですよ」といってくれたし
鍵がかかってる古墳も隣のマンションの管理室に声をかければ鍵をあけてもらえるし、
ビルの裏庭にある古墳も管理室にひとこえかければその場で許可をもらえるのだが、
ひとりふたりで散歩してるときはなかなかお願いしづらいですしね。

当日のルートはこんな感じ。
途中でランチがはいってたりするので
古道ばかり歩いたわけではないけど。
古墳も登頂するのが偉いわけじゃないんだけど
まあ許可をもらえば上れる古墳もあるんですよ、ってことで。

古墳って当たり前だけど、周りより一段高いから
そこに上ると、昔はここから全体を見渡してたんだろうな
古墳って目立つから
街道を通すときも目印にしたんだろうなと思う。
鎌倉街道も品川道も、古墳を上手に使ってルートを決めてる感じがあるもの。

次回は3月に小野路を……ああ、コースの詳細を決めなければ。

まあなんというか
学生の頃からずっと、
「雑誌」を通して多くの人にアプローチするという世界で生きてきたので
そういう時代が終わるとは思ってなかったし、
「雑誌」からネットを通してひとりひとりがダイレクトに他の人たちにアプローチするという時代になっても、媒介が変わっただけでやっていること自体に大きな違いはなかったのだけど、
リアルの世界で人を集めて直接アプローチするってのはまったくの門外漢で
新鮮で面白い。収入的にはかなりアレあけど。
と同時に、
インターネットの普及(スマホの浸透を含む)によって
人ってリアルで集まりやすくなり、またリアルで集まりたくなってるんだなあと
実感する次第。
だから、街歩きの講座も隆盛なのだ。
……って他人事のように俯瞰しててはいかんのだが。








2019/01/14

昭和9年の全国旅行案内地図

さすがに仕事をしないとまずいので
トリセツに原稿を1本書く。

さらにSV600で古地図をスキャンしてデジタル化を進める。

これ、昭和9年の婦人倶楽部7月号付録という「全国良好案内地図」。
昭和9年なので南樺太もちゃんと鉄道が敷かれて描かれてる。
この鉄道、今はどうなってるんだろう。
もちろん西は満州まで。

昭和9年はまだこういう旅行地図のニーズがあったのだなあ。
日華事変が昭和12年なので、その3年前だ。


面白いのが裏面の広告。
雑誌の付録なので広告がはいっているのだ。


吉本興業合名会社の「まんざい」
「ナンセンスの山/爆笑の海/吉本興業専属/モダン漫才は/人生の遊覧案内」
だそうである。

いかん、見てるとそれで1日が終わってしまう。

2019/01/13

歴史の勉強をする日

どうも腰の具合がよくないので
出かけるのはやめて家で歴史のお勉強。


ニコン100年史と古代史講義。
一応どちらも歴史本。

ニコン100年史……腰痛もちにはつらいほど重厚な2冊組で
気になってたカメラ史のディテールを真っ先にチェック。

これはありがたい本であります。
老舗光学メーカーってだいたい同じ時期に創業してるんだけど
(ちなみにオリンパスは今年創業100年)
それには事情があったのだなあというのがよくわかる。
それまでレンズ用のガラスを輸入し、
それを加工して双眼鏡や潜望鏡などを作っていたのだけど
第一次大戦で輸入が滞り、
これは国産しなきゃまずいという軍の要請で岩崎が作ったのが日本光学なのだ。
ニコンは軍需用の光学機器、
オリンパスは顕微鏡
光学製品を内製しなければという時代だったのですなあ。

ニコンのレンズが世界に認められたきっかけの話もちゃんと描かれてる。

古代史講義は、めちゃ面白い。
ただ中学高校の教科書レベルのことは頭にある程度入ってないとつらいけど
それを踏まえてると最新の研究成果で頭の中がアップデートされる。
まあ複数の人がそれぞれ担当の章を書いているので
内容のレベルに差は出ちゃうけど、
古墳時代から律令時代へ移り変わったあたりの事情を知りたかったので
ちょうどよかったのでした。
で、邪馬台国はどこにあったんでしょうねえ←ちなみにトンデモな与太話は一切出てこない真面目な講義本なので「〜〜の謎」系の内容を求めると頭抱えるかと思います。


2019/01/12

SV600で大正時代の地図をスキャンする日

腰の具合がよくないので
こりゃフィールドワークはムリだなってことで
多摩武蔵野スリバチ学会のフィールドワーク参加を諦めて
家で遊ぶ。

久しぶりにPFUのScansnap SV600を引っ張り出し、
所蔵の古地図をこんな感じでスキャン。


で、A3サイズ4枚分をJPEGにして
あとでPhotoshopで合成しようという寸法。

手作業で合成したけど、めちゃめんどくさい。
PhotoshopのPhotoMerge機能を使うと……
うまくいったりいかなかったりするんだが、
まあうまくいくこともあるので
あれこれ試行錯誤しつつ合成する。

ほんとはでっかいスキャナで一発でスキャンしたいのだが
そんな設備ないからなあ。
古い地図はたいていB2サイズなのでB2を一発で撮れればいいんだが、
写真で撮ると光を均一に当てるとか、中心をしっかり出すとか……めんどくさい。

でも面白いのだ。
これは、大正15年(昭和2年に出た版だけど、中身は大正15年のままっぽい)の東京郊外地図。昨日、髪を切った帰りにこの手の古地図が充実してる古本屋に寄って買ってしまったもの。

郊外地図といいながら、東京と埼玉だけなんだが、「かつての武蔵国のエリア」を地図にしたと思えば納得。大正時代ならまだ武蔵国って感覚残ってたろうし。

これがまた面白いのだ。
たとえばここ。
東京都(当時は東京府)ないに「てうふ」(調布)駅が2つある!
なんて紛らわしい。青梅と青海どころじゃない。
左は今の調布市。右は今の田園調布。大田区田園調布はかつて「調布村」だったのだ。

当時の地図を見ると一発でわかる歴史ってあるもんで。
やはり古地図は面白い。

いつか、手持ちの全古地図をちゃんとスキャンしてデータベース化したいのだが
いつになるのやら。

ところで、SV600も発売から4年。そろそろ新型出ないですかねえ。
わたしのような使い方だと、USBじゃなくてWi-Fiでつながってほしいし、
もうちょっとクオリティも欲しいし、A3オーバーの書類を複数枚にわけてスキャンして
きれいに1枚につないでくれる機能も欲しいし、
必要な時に持ってきて使うので、持ち運び用の取っ手も付けて欲しいし。
まあ、こんなニーズは少ないとは思いますが。


2019/01/11

腰痛の金曜日

朝起きたら……腰痛が出てた。
なんてこった。
昨夜も普通に寝ただけなのに。。。

どうにもこうにもならんのだが
美容院予約してあったので髪を切りに行き、
ハズキルーペで遊び
(ハズキルーペがいっぱい置いてあったのだ。確かに、高年齢の人が多い古い美容院に置くというプロモーションは理に叶ってるかも)
帰宅して、
ascii.jpに猫連載を書いてメールして
あとは養生する。


2019/01/10

来週は「まなたび」で狛江古墳群古道散歩

1月16日に小田急系の「まなたび」で狛江古墳群を案内するわけで、
平日なのに参加者がけっこう集まってるらしい。
すごいな。

というわけで気合いを入れて
当日配布する地図資料を作る。
3〜4ページにしてねといわれたので、
目黒筋御場絵図をちょっとと
現代地図+明治の迅速図で
古道や川跡、古墳などあれこれ書き込んでたら
思ったより時間がかかってしまった。


そうそう、無事、PayPayの20%還元が来ておりました。
大当たりはなかったので戻ってきたのは総額8,000円ほどですが。

2019/01/09

ご近所でPayPay

近所の小さな珈琲豆屋さんへ珈琲豆買いに行ったら
PayPay対応してた。



現金はあまり使いたくないので(だって管理がめんどくさいし、財布出して小銭探すのもめんどくさいし)、
こういう店が増えるとうれしい。

ただなあ、あまりに「なんとかPay」が増えすぎてめんどくさくなりそうではある。
いろんなとこがデータの抱え込みを目指して、ポイントカードを拡張する感覚で電子マネーを用意するものだから、
カードを何枚も持つのに比べれば楽だけど、アプリが増えて管理がややこしくなるのも
まったくもってユーザーフレンドリーじゃないわけで、
まあ2年もすれば淘汰されると思うけど、
それまでに電子マネーっていろいろ用意しなきゃいけなくてそれぞれ登録しなきゃいけなくてめんどくさいじゃん、と思われないように祈ります。

トリセツにPixel3の記事を書いてメール。

2019/01/08

Osmo Mobileとinsta 360 One X

延々と、Osmo Pocketで撮った映像をいじったり
insta360 One Xで撮った全天球映像を編集して遊んだり
する日。

Osmo Pocketの記事をITMediaに書いてメール。
いやあ、これ面白い。
片手でいつでもさくっと撮れるのはいい。
ケーブル直結して必要な分だけ取り込んでさっとめとめられるのもいい。
自分で使うとしたらもっと画角を広げて欲しいけど、
新ジャンルの動画クリップカメラだわ。
GoProをカジュアル動画カメラとして使っていた人に向いてそう。

三脚穴が欲しいなあと思ったけど、
その手のアタッチメントはもう山ほど出てるので
自分であれこれアレンジして遊ぶのがいいんだろうなあ。

個人的にはお気軽動画クリップ撮影カメラとしては
insta360 One X(でとった全天球動画から切り出す)の方が楽しかった感あるけど
どっちも面白いわー。

2019/01/07

「ナゴヤ歴史探検」のような本求む

東京へ戻ったとたん、
御嶽神社から延喜式内社めぐり。
1日休んで、
4日は護国寺などで作例&猫撮影
5日は東京古道散歩とおぎくぼ古地図カフェ
6日はレビュー用作例撮りに渋谷昭和遺構一般公開最終日駆け込み
となんやかやと忙しく動き回っていたので
身体が疲れてる感があり
のんびり過ごしつつ、
名古屋の書店でたまたま見つけて買った「ナゴヤ歴史探検」を読む。

これ、面白い。
日本史って、そのときどきの歴史的中心地域で語られるので、
古墳時代から戦国時代は畿内が中心、
江戸時代以降は江戸東京が中心で
土地勘がない場所で語られてもピンときづらいのは確かにその通り。
で、縄文・弥生から現代まで
「名古屋とその周辺」で語ろうっていう本なのだ。
だから、名古屋を知らないと面白くないのだけど、
名古屋人なら気になる「尾張氏」で古代を語り、
鎌倉街道は名古屋周辺の道で、
信長や秀吉の話は当然入り、
江戸時代になると義宗じゃなくて宗春(尾張徳川家)がメインという
偏りっぷり。
でも自分の住んでる住んでた土地で歴史を語ってもらうと
すごく理解しやすい。

中学生向けなのでツッコミは深くないが
各自治体がこういう視点で
その土地を中心とした日本史をまとめてくれたら
うれしいなと思う。

とりあえず「東京の歴史」は今刊行中だけど、
大著だから内容は充実しているけど気軽には手を出しづらいのだ。
って、「東京の歴史」はもう5巻まで出てるのか。
1巻しか持ってないや。続きを買わねば。

2019/01/06

1月6日その3-渋谷昭和遺構一般公開最終日に駆け込む

渋谷駅、玉川通り(国道246)の南側一帯は起伏があって古いマンションやら何やらが並んでてよい風情なのだった。

そこが再開発のためにごそっと撤去され、
1月7日から閉鎖され、道路も一部廃道になっちゃうのである。

この一帯が既に廃虚になってるわけで
「渋谷駅南廃虚群一般公開最終日」
あるいは
「渋谷昭和遺構一般公開最終日」か。
いずれにせよ、渋谷の一角が完全に廃墟化しているさまは一度見ておかねば、なのだ。


ってことで最終日ギリギリに出かける。

さてこの道路、歩いてみるといい感じに地形により沿っていて古そうな道であるが、
実はそれほど古くはない。
こういうときは東京時層地図の出番。
白い枠がほぼ今回の再開発区域。


明治の終わりまでは台地上は「江守邸」だったようで、
大正半ばに、江守家がその土地を手放し、
開発されて今の街ができた、と見て良さそうだ。
稲荷橋は現存してるので(渋谷ストリームとやらに組み込まれてしまったが)
それを基準に位置関係を見るといい。

で、池袋から埼京線に乗り、渋谷駅新南口に出たらすぐかな、と思ったら甘かった。
普段使わない改札だからすっかり甘く見ておりました。
この改札、山手線の内側にしか出入口がなく、
外側へ回るには、さらに南下して猿楽橋を渡るしかないのだ。
いやはや。

まあしょうがない。
南からアプローチすることにする。
大正時代の地図を見つつ、写真を撮りながら歩く。
どうやら、日本発明振興会館より北側が再開発区域になるっぽい。
発明振興会館は生き残ったか。



廃道になることを知ってか知らずか日常のように歩いている人たちにまじって
カメラを持ってあれこれ撮りまくっている人もちらほら。
同じこといるもんだ、ってことでシータ。

渋谷南廃墟群一般公開最終日に 廃墟路地でシータ。 この辺りは地形も昭和っぷりも面白かったのですけれどもねえ。 #渋谷 #廃墟群 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

さらに歩くと、1938年築という「ジュネス順心」なる有名な古アパートがあるのでその前でシータ……しようとしたら、街歩き仲間のM氏に「おぎくぼさーん」と声かけられた。
今日が最後ってことでカメラ持って撮りに来たらしい。
やっぱ知り合いがいた(笑)。
シータしてるわたしの姿を撮ってるのがM氏です。

渋谷南廃墟群一般公開最終日に 廃道直前道路でシータその2 ジュネス順心として知られる築81年築のアパート前で。 #渋谷 #廃墟群 #廃道 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

さらにここの前に座って写真を撮ってたら、通りすがりの地元のおばあさまがやってきて
「ここ、最初はホテルだったのよ。渋谷で最初のホテル。おじいさんと一度泊まりたいねって話してたの。丸い窓は船をイメージしているの。途中から賃貸に変わって、テレビでアパートだったといってるけどほんとはホテルだったの」という。
そうか最初はホテルだったのか。当時としてはモダンだったんだろなと思う。
が、この記事によると、

1938(昭和13)年、イタリア人により設計された3階建ての木造建築。丸窓や4連アーチのポーチ、玄関周りのタイル張り、ステンドグラスなど、当時としては珍しい洋風建築の装飾が随所に取り入れられた外観で、同地区の中でひときわ存在感を放っている。もともと建物は「(戦前戦中の)日本を中心としたアジア編成に向けた『大東亜共栄圏』の中で、インドネシアやビルマ(現・ミャンマー)など、東南アジアの優秀な留学生を受け入れる学生寮として使っていたと聞いている」と話すのは現オーナーの志村和義さん(80)。
だそうで、ちょっと話が違う。
さて、今のオーナーさんと、通りすがりの地元のおばあさまのどちらが正しいのかは分からないけれども、戦前のことなのでもう寮だったのかホテルだったのか、寮的な宿泊施設を、あまりにモダンな建物だったのでホテルと間違えたのか、その辺はわからない。



その地元のおばあさま、「もうちょっと先へいくと崖に穴があるでしょ。あれは防空壕の跡なのよ」と親切に教えてくれる。
たぶん、こんな風にいろんな人にレクチャーしてまわってるんだろうなあ。

これがその防空壕跡。


この先、渋谷方面に向かうと(わたしの中で)有名な三叉路。



ここ、左手の崖下の道は廃道になるが右手の坂道は残る。
でも坂道の奥のヤマハはなくなるっぽい。

坂の上から見下ろしてみる。
これはTHETAじゃなくて、insta360 One X。


このあたりの一角、封印された昭和感満載だったのだが、
再開発予定があったので、建て替えできなかった、ってのもあるんだろうな。



楽器屋さんも、赤坂喫茶スナック専門学院もバーテンダースクールも
なくなるのであった。

このエリア、なんどかカメラもって散歩したり、このあたりにかつてあったアピアへ遠藤ミチロウのライブを聴きに来たりしたのでちょっと思い入れはあるのだが、
再開発区域だったがために昭和のまま凍結していたと思うと、
やはり「渋谷昭和遺構一般公開最終日」とでも称するのが似合っていたのかと思う。

そして、渋谷駅からバスで経堂へ行き、
友人宅で新年会みたいなものにお邪魔するのであった。

1月6日その2-女子大生とOsmo Pocketで遊ぶ昼

Osmo Pocketのレビューを書くにあたり、
これ、人を撮りながら遊ぶのに向いてるから人物作例必要だよな、
今の世代の子がどう感じるのか知りたいな、と思って
いつもモデルしてくれる女子大生さまにお願いしたところ、
予想以上にウケてて、
セルフィーモードにしてちょっとその辺で自撮り動画撮ってきてみて、
と渡したら
なかなか帰ってこない始末。

めちゃ楽しそうでしょ。

なるほどなあ。
これ、頭の中に仕上がりイメージを作って撮るっていうより
自由に遊びながら撮るカメラなんだよなあ。
そういうレビューにしよう。

昭和な喫茶店(上記写真)で軽く食べたのち
彼女はバイトへ行き、わたしは渋谷へ。
渋谷区桜丘廃虚群一般公開最終日なのだ。
渋谷駅南の線路沿いの昭和な一角が再開発のためにどさっとつぶされ、
明日から道路がいくつか廃止になり通行も禁止されるので
今日中に行っておかねばならないのである。


1月6日その1-部分日食の朝

部分日食の朝。

朝9時頃。
大陽が欠けはじめたと妻がいうので
がさごそと以前の皆既日食のとき用意した
ND400とND8の2枚重ねフィルタを引っ張り出してきて、
それを12-100mm F4の前に手でアテ(フィルタ径が合わなかったので……当時使ってたレンズとボディはもう手放しちゃってるし)、
ベランダから即席で撮る。


今から撮影に出なければいけないのだが、念のため、ND400フィルタをひとつバッグにツッコンで待ち合わせ場所の池袋へ。

いい感じに晴れていたので、モデルさん(といっても普通の女子大生だけど)を待たせて
ND400フィルタをアテ、1/32000秒F16で部分日食撮影。
E-M1 Mark IIは電子シャッターを使えば1/32000秒まで上げられるので
ND400フィルタだけでも大陽を撮れるのである。


まあ即席にしてはいい感じ。
持って行ったらレンズの望遠端が200mm相当なので大して寄れず、かなりトリミングしたけど、
これ、ニコンのP1000にフィルタつけて撮ったら面白かったろうなあ。
誰かやってる人いるはず。

ちなみに、iPhone XSにND400フィルタくっつけて撮って目一杯トリミングしたのがこちら。


ディテールはともかく、スマホでもその気になればこのくらいは撮れます、ってことで。


2019/01/05

「東京古道散歩」と「おぎくぼ古地図カフェ」の日

昼間は今年最初の東京古道散歩。

東京古道散歩的初詣と題して
半蔵門駅から
平河天神→日枝神社→赤坂氷川神社
という流れで
遠近道印の地図に描かれている道をできるだけ忠実に辿りつつ
可能な限り、それぞれの神社の旧地も立ち寄りつつ参拝するという
酔狂な企画。

普段よりちょっと多めの参加者で嬉しい限り。

目玉は山王日枝神社。

今は外堀通りにある巨大な山王鳥居から
エスカレーターで山頂へ上って参拝するってのが一般的だけど
江戸時代にはこの辺は外堀から溜池があり
そこを渡る橋なんてない。

表参道は、今の国会議事堂裏にある「山王坂」なのだ。
だからわざわざそっちから参拝するのである。



参拝後はちょいと近道をして、山王稲荷神社の千本鳥居をくぐって下り、
外堀に作られた橋のあと(明治初期に外堀側から参拝できるように道が作られた)
をわたって、赤坂氷川神社の旧地の前を抜け、
本氷川神社跡とそこの本氷川坂を上って赤坂氷川神社へ。

山王日枝神社の参拝客が多いのは覚悟していたが、
複数の列を使って同時に参拝できる仕組みのため、
意外に時間かからずに済み、参拝したい方はちゃんと参拝できた。

赤坂氷川神社は参拝の列が1本でかなり長い行列になっていたので
ちょっと断念。
その代わり崖下の稲荷とか庭園とか
なかなか普通の参拝客は訪れない場所を案内する。


夜は銀座の五十音で「おぎくぼ古地図カフェ」と称して
あれこれ談議。



この夜は、カルカルで開催された東京スリバチ学会主催のスリバチナイトがかぶっちゃったのだけど
それでも五十音へ来て下さった方がいて、感謝してもしきれない。

別件の打合せを兼ねてとはいえ、アスキーの遠藤さんも来て下さったし。

小さな店ですが、楽しく盛り上がりました。

「銀座五十音」にある猫の小部屋ではわたしの猫写真(ポストカードとミニプリント)も
置いてもらったのだが、そちらはまだしばらくおかせてもらうので
よろしければぜひお立ち寄りを。



ってなんかこの数日の日記を見てると、
どう見ても、IT系ライターとかデジカメライターのものじゃないよな(笑)。
本業はそっちなんだけどな。
CES取材には行かないけど……。


2019/01/04

護国寺散歩の日

ちょいとカメラをあれこれ持って
護国寺へいって参拝したり富士塚に上ったりしつつ撮影する。

夜は今年最初の猫連載を書いてメール。



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2019/01/03

終日家であれこれの日

晴れてたのだけど
今日は1日休もう、ってことで、
家でゴロゴロしつつ、録画してあった映画を観たりしつつ
所蔵の古地図コレクションからいくつか引っ張り出して
1月5日に銀座五十音で1日だけ開催する「おぎくぼ古地図カフェ」のネタを作ったりする。


こわれやすかったりやぶれかけてたりする古地図は
スキャンしたものをプリントして自由に見てもらおうかなと思ったのだ。