2019年です。
例年のごとく一年の計などを立てたりはしないけど。
初詣は例年のごとく渋川神社へ徒歩で。
大晦日に訪れた尾張戸神社も
元日に訪れた渋川神社も
延喜式内社、ってことで、今年は古社をめぐる1年になりそう←いや毎年そうだろといわれるといかんともしがたいのだが、
ここが面白いのは
このあたりの田圃が676年に天武天皇の大嘗祭が行われた際に悠紀斉田として指定された場所というのだ。
天武天皇悠紀斉田跡という碑が立っている |
このあたりで条里制の遺構が発見されていること、
近くに「悠紀斉田での収穫をお祝いして神様に供えた、お酒や食べ物などをみんなでいただく直会という儀式の跡に建てられました」(現地解説板より)という直会神社もあり、
地形的にも古くから稲作が行われていてもおかしくなく、
なかなかの信憑性である。
近所にある庄中観音堂には円空仏5体が残されており、
何度か観音堂にはいって間近で見せてもらったが
2017年に市に寄贈されて市の施設にうつっており、
もう観音堂にはないそうである。
残念。
まあその方が多くの人の目に触れるからいいのかもしれないし、
そこを管理している方の高齢化が進んで維持管理が難しくなってきたのかもしれない。
市の施設の方が盗難や散逸の危険も減るだろうけど、
本当は、元々の場所にいて欲しいのだよなあ。
市が金を出して郷土博物館分館をそのあたりにつくるくらいできるといいのだが。
午後は妹夫婦の車で名古屋城脇に新しくできたという謎の観光施設「金シャチ横丁 義直ゾーン」へ。
いやあ、訪れるたびに名古屋城周辺の観光地化が進んでて面白いわ。
史跡は史跡としてしっかり維持管理しつつ、
その周辺を観光地化することで観光客をもてなす、という路線は賛成。
まあ名古屋城を木造で建て直すというのはいろいろ思うところあるけれども。
元日なので開いている店は少なかったけど、そこできしめんを食う。
もちろん「宗春ゾーン」もあるのだがそちらにはいけず。
きっとそっちは派手なんだろうな。宗春だからな。
夕刻の新幹線で東京へ戻る。
本年もよろしくお願いします。
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