作例をとりがてら、銀座へ行く。
友人の根本佳代子さんが木挽町のギャラリーで個展を開催してて
それが明日までなのだ。
テーマは「仄灯り」。
ギャラリーに入ると、奥の壁一面に巨大な暗いパネルがどんとある。
少し近寄ってみると、中央に小さな太陽が写っており、
じっくり眺めると、暗い水面や暗いビル群が仄かに陰影を見せている。
夕刻、ビルや高層マンション群に火がともる直前の画だという。
それをわざと暗く撮ってるのだけど、
そうすると、
灯りがほとんどない田舎で、海や湖を挟んだ森や丘の奥に太陽が沈んでいく瞬間を思い出すのだ。
手前にあるのは海と森ではなく、海と都会のビル群であるが、灯りが点ってなければ、森と変わらないのである。
東京のビル群の向こうに落ちる日が、遠き山に日は落ちて、と重なって見えてくるのが面白い。
帰り、九段下へ立ち寄り、中央区観光協会で「家康 千代田城 入城」をもらう。
ひとり一冊ということで一冊しか貰えなかった。残念。
家康が江戸へ入部した頃というなかなか詳細に描かれない時代をフィーチャーしたユニークな本なのだ。
でも「千代田城」がひっかかる。千代田城って呼称はそうポピュラーではなかったと思うのだけど。
そしたら欄外に注が。
どうやら、「千代田城」という呼称にこだわったのは千代田区らしい。
なるほどそういうわけであったか。
ちなみにこのコミック、こちらで読めます。
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