吉祥寺の北のはずれ(ほぼ練馬区)のギャラリーで開催されてる
芳賀ひらくさんの古地図展へ自転車で走る。
吉祥寺通りをうまく使えばほぼ1本でしゃーっと走れるのだが、
ついつい寄り道しちゃうのはいつものクセ。
1)北野庚申堂の移転先発見
吉祥寺通りの旧道沿いに江戸時代の「庚申堂」がある。三鷹市内で建立当初から道路拡幅などの影響を受けずずっと同じ場所にあるのはこの庚申堂だけである、と解説に書かれたほどのよい庚申堂であったが、外環道ジャンクション建設には抗えず、ひっそりと移転してたのだ。でも移転先がよくわからない。一度探したけど見つからず。
先日、移転先を発見したという多摩武蔵野スリバチ学会の真貝さんにだいたいの場所を聞き、吉祥寺へ向かう途中でちょっと寄り道。
ああ、こんなとこにあったか。そらみつからんわ。
にしてもだな、こうして古道の証拠が移転によって失われるのは古道好きとしてははなはだ残念なことである。
2)芳賀ひらく氏の古地図展
古地図展着。
最古の信頼できる江戸図といわれてる慶長江戸図から昭和中期の地図まで展示しつつ、之潮の芳賀ひらくさんと古地図談議ができると楽しい古地図展でした。
ヤバい。古地図見ながら変遷について語り合うの楽しすぎる。
思ったより長時間滞在。
3) 23区内ではほとんど見なくなったターンテーブルを堪能する
このまままっすぐ帰るのも面白くないので、神明通りに出て西荻へ向かうことに。
途中、南善福寺停留所のバス転車台を愛でる。
この転車台、デイリーポータルZで知って一度見たかったのだ。
→客を乗せたままバスが回転する停留所、南善福寺 - デイリーポータルZ:@nifty
4)荻窪白山神社は猫神社だった
神明通りを西荻へ走り、そういえば荻窪天祖神社と荻窪白山神社は未訪問だったなと思い出し、天祖神社→荻寺光明院→白山神社と回る。
光明院は708年創建という伝承を持つ古刹で、荻窪の地名由来の寺なんだそうな。708年はともかくとして、本尊は南北朝期のもので室町時代の板碑も発見されており、古刹なのは確か。
→光明院|杉並区上荻にある真言宗豊山派寺院
面白かったのは荻窪白山神社。
室町時代後期創建の古社。関東管領上杉氏が関東をまだ掌握してたころだ。
なぜか猫推し。手水舎は(石の)猫だし、その裏に(石の)猫は祀られてるし、その辺で(石の)猫が寝てるし。
一度なぜ猫推しなのか聞いてみたいもんである。
でもって猫連載のネタにできたらしよう。
→荻窪白山神社|杉並区上荻の神社、旧下荻窪村鎮守
日が暮れそうになったので環八を使いつつ高速で帰宅。
夜はトリセツの仕事。
3 件のコメント:
荻窪白山神社
小塚桃子
加藤亜実
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