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オンラインの土木博覧会という意味で、
土木クラスタの人たちが運営しているサイトである。
そこが東京スリバチ学会の皆川会長と合同で
初のリアルドボ博(要するに土木テーマの街歩き)を行うというので
レビュー用のカメラを持って作例を撮りつつ参加したのである。
テーマは「江戸時代のダム」。
集合は和田倉門とこの公園。
そこから内堀に沿って歩き、竹橋を渡って千鳥ヶ淵の南側へ向かう。
ZR4000。19mm相当の超広角はこういうときすごくいい。 |
ZR4000 |
江戸城の堀はみな「〜〜濠」と名前がついてる。
平川濠、道灌濠、清水濠云々。
なのにひとつだけ名前の違うとこがある。
「千鳥ヶ淵」である。なぜここだけ「淵」なのか。
他の濠はすべて、自然河川の谷を利用して形を整えたか、
濠のためにあらたに掘ったかしたのに対し、
ここだけは人工的に谷をせき止めて、水を溜めてるのだ。
家康が江戸に入部して最初に手がけた上水用溜池が千鳥ヶ淵なのである。
え? と思うが、
千鳥ヶ淵から竹橋に抜ける首都高を工事の際、
人工的に埋めた場所のあることが発見されたのだ。
GFX 50s。洒落になってない画質と重さがたまらん。 |
で、地形図と一緒に現地を解説を聞きながら歩くと
「あ、確かに地形的にそうだ!」と納得できるのだ。
リアルに感じたことは決して忘れない。
個人的に「江戸城の濠はどこが掘ったものでどこが自然河川を利用したものか」
すごく気になってたので参加したのだが、
いやあよかった。
さらに四ッ谷まで番町の谷(これが千鳥ヶ淵への水源だった)を愛でつつ、
四ッ谷を超えたら、皆川会長得意の荒木町のスリバチへ。
そこも人工的なダムで作られた池が残ってる。
歩き疲れたけど、
久々に頭を使いながら歩いて面白かったわー。
土木系の人々から
首都高や橋梁やいろんな都市インフラの話もきけたし。
で、これがログ。
千鳥ヶ淵へ流れ込んでいた川の跡が地形図にくっきりのこってる。
うん、面白かった。
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