ワールドカップ決勝戦はフランスvsアルゼンチン。
アルゼンチンがもつ勝利への執念というかこだわりというか、
そういうのを観てると応援したくなるよねえ。
実力的にはフランスが上なんだろうけど、
あけてびっくり、アルゼンチン先制。
さらに2-0。
観てると、グリーズマンの名前が全然出てこない。
グリーズマンから展開されないようにきつくマークしてるんだろう。
相手の実力と自分たちの実力、相手の強み弱味と自分たちの強み弱味を考慮して
その中で勝つにはどうするか、っていうリアリズムのサッカーが根付いてるよなあ、
アルゼンチンとかクロアチアとか。
で、DFを並べてエンバペとかジルーとかあの辺を止めるのはリスクが高すぎるから
むしろグリーズマンを止めて前線にいいボールを出させないって方針にしたんじゃなかろうか。
アルゼンチンの強みはメッシなので、
メッシには可能な限りフリーでボールを渡したい、
そこからの展開をするためにサイドは高い位置に置きたい。
ってことでディマリア。
ディマリアなんか2点目を決めたとき、センターサークルに走りながら涙ぐんでたもの。
ちょっとうるっときたわ。
でもエンバペこわい。PKはともかく、2点目のあのボレーはわけわからん。
延長でもアルゼンチンが点を取って終わるかと思ったら
不幸なハンドがあったし。。。
PK戦はGKの差がでたかなと思う。
ひとりめのエンバペとメッシは超人なのでおいとくとして、そのあと。
GKの強心臓というか、どっかこわれてるんじゃないかというくらい楽しそうな顔で踊ってPKとめてたもの。
今回は特にPK戦でのGKの違いが出たなあと。
日本がPK戦で3人失敗して1本しか決められなかった次の日に
スペインがPK戦で3人連続で失敗して日本よりだめじゃん、となったのはおかしかったけど、
PK戦で勝ったGKって蹴る寸前までどっちに飛ぶか見せないもんな。
今回、メッシが何回かPK蹴ったのだけど、相手をみて蹴り方変えてるもん。
ロリス相手やその他の試合では基本的にGKの動きを見てコントロールされたパスのようなキックで決めてるけど、クロアチアのGK相手のときだけはサイドネットへ強くて速いキックを決めてる。
このGKなら動きを見て届かないとこに蹴ればよし、
このGKはギリギリまで動かないので読みが当たっても届かない速さとコースを狙う、
ってやったんだと思う。
ともあれ、アルゼンチン優勝おめでとう。
面白い試合だった。
ひといきついたとこでascii.jpに猫連載を書いてメール。
かくして、昼間は撮影、夕刻は鎌倉殿の13人、深夜はワールドカップ決勝戦、
そして原稿を2本書く(予定が1本しかおわらんかった)という大変な1日が終わったのだった。
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