世田谷だと今の246がそれに近い(江戸初期には今の246→世田谷通り→ボロ市通り→用賀→二子玉川というルートだったが、後期には今の246に近いルートが開拓された)。
「大山」とはどこか。丹沢山地にある「大山阿夫利神社」である。おおやまあふりじんじゃ。
「あふり」は「雨降り」が転じたもので、東京の農民的には雨乞いとして重要な場所だったのだろう。
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まあ江戸時代のことなので、そういう場所は一大観光地となり、宿場が作られてたはずだ。
で、一度行ってみたかったので、紅葉ついでに小田急の大山フリーパス切符でふたりで訪れたのである。
小田急で伊勢原駅。バスで大山ケーブル駅。そんな名のバス停なのですぐケーブルカーに乗れると思いきや、
昔の参道を、両脇を玉垣に囲まれた土産物屋や旅館に挟まれて延々と上るのである。面白い。
きっと江戸後期からこんな感じでうけつがれてきたんだろうなあ。
明治期もかなり賑わったようで、当時の名残が多くある。そういうのは歩いてて楽しい。
しばらく階段や坂道を上るとケーブルカー。自分の足で上れるほどの健脚はとうに捨てたので、素直にケーブルカーである。
天気の良い土日なのですごい人出だが、まあ気にしないで大山阿夫利神社下社へ。
ここから、山頂の本社へ行きたいのだが、それは最初から諦めてて、でもそのまま下るのもつまんないので、一応、二重の滝までは行ってみる。
なんとなく、高尾山への登山道を想像してたんだけど、いや、めちゃ甘かった。全然違う。
あっちよりずっと険しくて路面も悪くて山歩き度は高い。なめちゃいけない。
これ、落ちる人いるよなと思ったら、本当に滑落した人がいて、救助に向かってるらしい。
帰りは女坂を下りて大山寺で紅葉。普通、女坂って傾斜がゆるくて歩きやすい方だよな、それでこれかよ、なワイルドっぷりが凄い。
これが女坂か |
多くの人がトレッキング用装備、あるいは山ガール、最悪でもバックパックを背負った歩きやすい格好の人がほとんどなのだが、
その彼女は薄手のミニスカワンピにヒールのついた靴。それでこの女坂を上ってきたとは、凄すぎる。
いや、もっと凄いのは男坂に下っていったカップル。めちゃ高いヒールを履いてたのだけど、無事足を挫かずにおりられたんだろうか。
すごいもんである。
でもって、大山寺で紅葉と人混みを楽しみ、大山寺駅からケーブルカーで、早めに下山して帰宅。
いやあ面白かった。
来年用の紅葉写真ストックもいくらかできたのもよし。
2 件のコメント:
すいません、いぼじ_きれじです。大山ハイキングお疲れ様です。紅葉の写真が美しいです。大山はヤビツ峠に行く途中の蓑毛からも登れます。こちらからですと春岳沢に「髭僧の滝」と呼ばれる水量の多い美しい滝を見ることもできます。が、大山近辺はヒルが多いので、春から秋には沢沿いの道は要注意です。あと熊も出るようですね。そういえばカエルもイッパイいます。
いぼじ_きれじさん>
ヤマビル注意の札は見ました。
今回で様子がわかったので、次回はもうちょっといろいろと寄り道しようかと思っております。はやくて来年の春だなw 冬は寒そうだし。
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