台風の日。
雨はずっと降り続くも、夕刻から気圧が下がり強い風の音がしはじめる。
今回、中心気圧が低く大型で、風が強いと聞いていたので
風と停電対策を中心に準備をしていたら、
なんと、実は超強力な雨台風で、
予想より少し西側を通ったので、箱根→丹沢→奥多摩→秩父という山間部に大雨を降らし、NHKを見ていたのだけど、つまるところ我々がWebで見てるのと同じライブカメラを見ながらの中継なので、今どこで何が起きているかさっぱりわからず、
急に風が収まったので一段落かなと思ったら
上流に降った雨が流れてきて多摩川は越水。
堤防が決壊したわけじゃなくて
堤防がないところから水が溢れて川沿いの低地を沈めたもよう。
二子玉川あたりの多摩川べりは昔からいろいろありますからねえ。
とりあえず、風が弱まり、雨もあがったので
近所をちょっと散歩して猫と挨拶して寝たのであった。
ああ、今日は外に出られないから仕事しようと思っていたのに
やはりダメですな。集中できない。
ニュースばっかみちゃう。
で、ニュース見てて思った。
「多摩川が増水」といわれて、多摩川って長いのだ。
多摩川のどこ?
川崎市幸区で……といっても、幸区のどこ?
水って、弱いところを直撃するので、
最弱部がちょっとやられたのか、
そうじゃないところが決壊したのかでは事情が全然違う。
とりあえずNHKクラスは該当地区の地理や地勢に詳しい人を
スタジオに呼んでおくべきだと思うのです。
そうすれば、この辺はこういう地形でこういう理由で水が出やすいとか
多摩川の水がいっぱいになったので
多摩川に水を流していた中小河川や用水路は多摩川に排水できなくなり、
この辺であふれるのです、とか
いってもらえたろうに。
災害に詳しいって人が解説してたけど、
だったら、ダムの放流についてもっとわかりやすく伝えないとだめでしょう。
あらかじめ、放水して量を減らしてたけど、
急激に上流から水が流れ込んでいっぱいになりそうで
放置してダムが決壊したら下流に大きな被害をもたらすので
そうならないよう、新しく入ってきた分をながして
下流へ被害がでないよう、なおかつダムが決壊しないよう
ギリギリの運転をしてます、みたいなこといえよ、とは思う。
とりあえずNHKクラスならでかい地図を用意して、
そこにポイントを示して欲しい。
なんかTBSには地理好きのアナウンサーがいて
手書きの分かりやすい地図を描いて説明していたとか。
それだよそれ。今度からTBSを見ることにする。
Twitter見てると短絡的な感想が多すぎてつらい。
中には河川敷の水没を決壊したと言ってる人もいて。
幸い、街歩き仲間に
国交省河川事務所の人とかダムマニアとか地形の専門家とかいるおかげで
そういうのに振り回されなくて済んでいるのだが、
本来、マスコミがその辺の正しい知識や情報をこういうときに伝えるべきなんじゃないかと思うですよ。
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