2014/05/05

[散歩]仙川地形&歴史散歩

仙川に住んでる地形散歩仲間が「見る知る歩くせんがわ地図」という
仙川駅かいわいの地図作成に参加しておりまして、
その完成記念で仙川散歩をするという。

で、そのための下見ということだったのだがなぜかそれに付き合うことに。
総勢8人で延々と仙川駅を中心に歩き回った日。

仙川在住60年という土地の古老(まあ古老という雰囲気ではありませんが)さんの話を聞きながら、
北は白百合女子大前から、南は糟嶺神社まで国分寺崖線をベースに歩き回る。

でも発見が無数にあって収穫大きすぎ。
このあたり、滝坂道を調べるために何度も訪れてるし、
深大寺へ行くときは必ず滝坂道から深大寺参道という最短ルートを使ってるのでよく知ってるはずなのだが、
土地の古老ならではの話がぞくぞく出てくるのだ。
すげー。

その1:甲州街道旧道
 甲州街道よりこっちの道の方が古いんだと案内してくれた道。

その2:滝坂道出口の変遷
 滝坂道と甲州街道の接続点が移動したのは知ってたけど、元の道は思ったより西側を通っていた。
もとの滝坂道はこのガレージの上辺りを通ってた。これは京王線廃線あと、と説明してるの図

その3:京王線敷設で失われた湧水地
 最初の京王線は数年で今のルートにつけかえられたが、そのとき湧水地が失われて地下にもぐった。

その1からその3に見られる滝坂の変遷を「今昔マップ on the web」からどうぞ。
今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室)
ちなみに、右上にある川が「仙川」。滝坂(国分寺崖線)下を流れているのが「入間川」(いりまがわ)。入間川は野川に注ぎ込んでいる。

明治39年と今

大正6年と今

昭和7年と今

いろいろ変遷してるのだ。

その4:安部公房が住んでた家
 調布市若葉町に安部公房の家があったが、売られてしまい、ただいま絶賛取り壊し中(正確にいえば途中で止まってるらしい)。取り壊す前に見たかった。

その5:若葉町の高射砲砲台跡
 まだその名残が残ってた。

その6:レストランなかむら
 仙川商店街にある昭和な洋食屋さん。外装も内装も昭和ですばらしい。

その7:南瓜最中は旨い
 藤屋という和菓子屋さん。武者小路実篤が描いた南瓜の絵で有名。ここの南瓜最中は旨い!

その8:武者小路実篤公園で使われてる石垣の石は江戸城のものだった!

その9:都営緑が丘住宅の昭和っぷりがたまらん

その10:旧七曲がり坂の崖下に白蛇さまの祠があった

その11:古道の坂ぞいにキンランとギンランが自生してた!
 でも暗くて風が強くてちゃんと撮れなかった(泣)

にしてもよく歩いたわ。
帰りは仙川の星乃珈琲でスフレパンケーキをみなでつついてから解散。






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