寺田倉庫でニコンの新製品発表会。
グローバルなイベントで、海外メディアも数10名招待されてるのだが
会場はあまり製品発表会向きではなかったですな。
柱がちょっと邪魔だったり。
話はNikon1からはじまるところがまた大仰なのだが、
今回のイベントで重要なのは
ニコンがミラーレス一眼のために新たに開発した
「Zマウント」のお披露目であり、
「Z 6」と「Z 7」はZマウントを使った初号機として発表されたにすぎない
ってこと。
だから、
ニコンならではの飛び道具を持った
新しいミラーレス一眼が! と期待した人はたぶん酷評するけど、
むしろ、
ミラーレス一眼時代の新しいマウントを作りました(マウント径はなんと55mm!)
Z 6とZ 7はそのマウントを使った最初の
ベーシックなモデルです、
と捉えるべきかと。
別途用意されたハンズオン会場では
ひとりに1台実機が貸し出され、自由に撮影。
撮影したXQDカードはそのまま持ち帰り可能。
(さらにカードリーダーもつけてくれた)
という具合。
ひととおり触り、あれこれ質問もし、
帰宅して、XQDカードのデータを吸い上げ。
……はや!
でもって、明け方までかけてITMediaに原稿を書く。
第一弾は飛び道具は搭載せず
カメラとしての王道を行ったよ、
だから飛び道具的なのを期待した人は肩すかしをくらったろうけど、
(Nikon 1が飛び道具だったこともあるしな)
そういうのはたぶん第2弾第3弾で出てくるよ、という内容。
ニコンやキヤノンクラスがレンズ交換式カメラを出すとなると
やはり、突出した個性をふりまくよりも
ベーシックで幅広い人に使ってもらえるカメラがまず必要なわけで、
そういう意味ではまっとうな製品だと思う。
SONYのα7/9系のネックは将来的に「マウント径の小ささ」になるだろうし、
ニコンはFマウントの径の小ささに悩まされてきただろうから
そこが大事ってのはわかるが、
なんというか、
「新マウント」より「新製品」に目が行っちゃう人たちに
その辺をきちんと「伝える」ことができたかというと疑問で、
日本のメーカーって「伝えるべきことを伝える」ことをもっと重視すべきだよな、と
ただ、将来的にはどうかしらんけど、
今この時点で出すなら……SDとのデュアルスロットにすべきだよな
その分多少分厚くなったとしても、とは思う次第。
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