昨日あたりから書店に並びはじめたっぽい「東京多叉路散歩」。
なんと「多叉路」がiOSでは一発で変換できないという……
いやあ、一般的な言葉だと思ってましたよわたしゃ。。。
まあこの本は九叉路から三叉路まで扱ってるので、「多叉路」と言い切っちゃうのはあれなんだけど、一般に五叉路以上が多叉路ですが、九八七六五……で止めるのもなんだかなと思って、モノクロページに四と三をいれたしだい。
ともあれ、
「次の道を右に曲がって下さい」といわれて行ったらそこが六叉路で「右っていっぱいあるやん」みたいな
方向音痴にとどめをさしかねない多叉路なんだけど
(そうじゃなくてもどっちへ行くべきか悩む)
「なぜそんなことになったんだろう」と思っちゃうのがわたしのサガで、
調べてみると、みんな「好きで多叉路になったわけじゃない」のだよね。
それなりに歴史的な理由があって
時の無造作な積み重ねでいつのまにかなっちゃってる。
そういうのを掘り下げた本です。
だからメジャーな多叉路よりは
その経緯が面白い多叉路をメインに扱ってるというか、
つまるところ、歴史ってどういう視点で取りかかっても面白いのですよ。
わたしは「道」視線で見てるけど
地形視線で見ても、暗渠視線で見ても、同じところに辿り着くんじゃないかという気がするのです。
アプローチが違うだけで本質的には変わらない。
まあそんなわけで、
書いた当人は、マニアックだけど東京の人なら誰でも面白がれる
類書のない本だと思っております。
ちなみに前著の「古地図と地形図で楽しむ東京の神社」も同じような感じです。
神社からアプローとしたその土地の歴史を探る本。
うーん。タイトルを変えた方がよかったかなあ。
「東京『多叉路』研究序説」とか……「東京多叉路多発の謎をさぐる」とか。
まあ読んでくださいまし。かなり楽しめます。
てなわけで、それはそれとして、
晴れたので自転車で作例を撮りに行ったらなんと
桜が!
タカトオコヒガンザクラといってソメイヨシノより数日から1週間ほど早く咲く上に花びらがほどよくピンクで見映えがする種なのだけど、
今年はいつもより1週間早い。おそろしやです。
夜、ITMediaにX100Vのレビューをやっと書いてメール。ふはー。
0 件のコメント:
コメントを投稿