京王線八幡山駅の近くに「伊豆川」という非常に美味しい広島お好み焼きの店があり、
ときどき食べに出かけてたのである。
これは旨いのだが、2021年の12月30日で店を閉めちゃうという。
これはいかん、ということで食べに行く。
で、メニューを眺めてて知ったのである。
ここの大将は下北沢の「おたふく」で修行してたのだ。
ああ、道理でおいしいはずだ。
生まれてはじめて広島風お好み焼きを食べたのが「おたふく」だったのである。
どういう経緯で誰といつ食べに行ったのか、まったく記憶にないのだが、
90年初頭のどこかで誰かに連れられて食べに行き
「こんなおいしいお好み焼きは食べたことない」と感動したのだ。
コナモノというよりはキャベツと麺。
目の前の鉄板にこんもりと盛られたキャベツが熱で水分が出てぎゅーっと圧縮されていく様子を見ながらビールを飲んだ記憶がある。
その後、数回通ったのだが、そのときカウンターに若き「伊豆川」の大将がいたに違いない。
「おたふく」以外の店でも食べたのだが、「伊豆川」ではじめて「そうそう、これが求めていたお好み焼きだ」と思ったのである。
大将がおたふくで修行していたのなら道理。
いやあびっくり。
下北沢の「おたふく」ももうとっくに無くなってるようで
(ググってみると、2000年代後半は代替わりして、建物も新しくなって味が落ちていたようです。わたしが訪れたのは、建物もぼろかった昔の「おたふく」)
伊豆川までなくなるとつらいですわ。
つい昔伊豆川で撮った写真を引っ張り出してしまった(というか、Googleフォトで「八幡山」で検索したら出てきた。「お好み焼き」でも検索できた。Googleフォトすげー)。
伊豆川はひたすら「広島カープ」推しでカープのあれこれで飾られてるのだけど、
最近、タイガースのユニやアントラーズのユニを着てる若者が働いてたりして
それも面白かったのに。
とりあえず、25日はそこで近所の街歩き仲間と忘年会をすることになってるので
きっとその日が最後の伊豆川になるんだろうなと思う。
夜、
ascii.jpに猫連載を書いてメール。
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