発表会の取材はけっこう疲れるのでいつも最小限の装備で行くのだが、
今回は夕方から別件のお仕事があるので
それ用の機材(といってもAir13とVGA変換ケーブルくらいだが)も必要で
ちょいと重かったのだ。
都内某社のクローズドなセミナーで
デジカメ界の現状と今後の予測みたいなのをしゃべってきたのである。
ひゃあ。
前日中に資料を作って昼間はそれをチェックしてシナリオを頭の中でシミュレートしてからでかける予定だったのに朝からドコモの発表会がはいったのでちょいと予定が狂い、
しゃべりながら「あ、ここの構成はこうすればよかった」とか思いつつ、
まあその辺はしょうがないさと。
というわけで
こんなお仕事もお待ちしております>関係社各位
その関連でちょいとメモ。
・デジカメの買い換えサイクルは早くなるのか?
逆に伸びていくですよ。他のジャンルを見てもわかる。
パソコンがそうだったよなと、自分を思い出せばわかるのだけど、
90年代は毎年買い換えていた(それだけの性能向上があった)のだけど、
今世紀に入ると安定期に入り、MacProなんて今年5年目だもん。
でも困ってない。
携帯電話は当初は毎年新機能が登場して性能が上がって2年おき買い換えが当たり前だったけど、21世紀になってケータイの基本機能が定まってくると(数100万画素のカメラ、ワンセグ、おサイフ、ネット系)、買い換えサイクルは伸びたのだ。完成度が高まったことで買い換える必然性がなくなったから。
だからスマホの登場はでかかったのだ。そういう人に買い換えさせるきっかけになるから。
スマホはまだ完成度が高くないのでもうちょっとひっぱれるでしょう、と。
コンデジも同じで、ひととおり普及を終え、完成度も上がり、性能も安定してるし新機軸も出てきてないしで買い換えサイクルは伸びてるのだ。
デジタル一眼レフも同様で、個人的には買い換えサイクルは大雑把に5年くらいになるんじゃないかと思う。
ミラーレス一眼はまだ安定期に入ってないし技術的な向上の余地がでかいのでもうちょっと短い買い換えサイクルが続くかな。
・一眼レフはフルサイズへ行ってそれ以下はミラーレス一眼になるのか
個人的にはエントリー向け一眼レフの多くがミラーレス一眼に流れると思ってて、
一眼レフの主戦場はミドルクラスより上になるだろうなと。
でも全部がフルサイズに行っちゃうわけじゃない。
フィルム時代から写真をやってる人は、フルサイズはフルサイズの画角で、というけど
デジタルになってからはじめた人にとってはそんなのどうでもいいことだから。
・スマホのカメラに今後必要とされる機能はなにか
光学式手ブレ補正でしょう。
ズームレンズより手ブレ補正が先だろうなと。
スマホはコンデジ以上に室内で使われることが多いから、ほんとは1000万画素なんてムチャをするより、画素数は600万画素くらいでいいから高感度に強くして手ブレ補正をつけるべきだろうと思っております。
今、光学式手ブレ補正を積んでるスマホはシャープだけだし。
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