2015/03/15

国分寺崖線と野毛古墳群を堪能しすぎた日。疲れた。

天気もよさげだし、
そろそろヤマハの電動アシスト自転車レビュー用走行でもしようかと
ぐおーっと走ったのである。

やはり「坂道」だよなってことで、
二子玉川から田園調布にかけての「激坂集中地帯」に向かう。

まずは借り物の自転車ではあるけれども
最初からついてたサドルではどうも柔らかすぎて具合がよくないので
そいつを昔使ってた(見た目はぼろぼろの)
フィジークのアリオネにつけかえ、
さらにハンドルバーの位置を下げてやや前傾ポジションをとれるようにし、
(詳細は記事に書く)
マカベで昼飯を食ってから出発。

お約束の岡本三丁目の坂を上ったあとは
たらーっと二子玉川を迂回して
慈眼寺坂を上って瀬田の交差点を経由して行善寺坂をおり、
行火坂をのぼり
いったん丸子川沿いに降りてその先はもう
坂があったら上り、上ったら下りを繰り返す。
それだけじゃあつまんないので
野毛古墳群の古墳チェックを兼ねてみた。

こんな感じ。
使ったソフトはカシミール3D。
もううちのParallels Desktop+Windows 8.1はカシミール3Dのために導入されたようなもんです。

で、拡大図がこちら。
ちなみにですね、
国分寺崖線上(荏原台地)とその下を流れる丸子川沿いの筏道の標高差は、
20~30mあるわけですよ。
斜度は10%から20%越えまであるくらいめちゃきついんですよ。
ネタとして面白いのでできるだけキツい坂はのぼったんですよ。

ログを見ると、坂を全部で13回ほどのぼってる。
ひとつの標高差が、仮に22mだとしよう。
22×13として286m!
もちろんこの崖線に達するまでのルートでも谷を越えるたびに上り下りは発生してるわけで(帰りのルートをみるだけでも、九品仏川、呑川、蛇崩川の谷を越えてるわけだし)、
合計300m以上は上ったのである。
ほぼ世田谷区内を走っただけなのに300m以上の上り!
いくら電動アシスト車とはいえ、
ひとつひとつの傾斜もきついわけで、
アシストはしてくれるけど、基本的に自分の足を使わないと走ってくれないわけで、
上りだと足を使うわけで、
疲れないわけがない。
帰宅したら下半身がどよーんとイヤな感じで疲れておりました。
アホです。

でもまあおかげで、
崖下の遺構や神社と崖上の古墳群の両方を一度に楽しめ、
さらに崖線の崖っぷりや細かな谷が刻まれた地形も味わえたということで
お好きな方は上記地図を参考にどうぞ。

ちなみに、田園調布雙葉のあたりは籠谷戸と呼ばれてて
ちょっと谷戸がぐいっとはいりこんでるおかげで、
超激坂の宝庫です。斜度26%なんていうむちゃな坂もあります。
これはたまらん。

いやあ面白かったけど、死んだ。ばたん。

ちなみにこの古墳群、現存するだけでも上記地図にあるくらいきれいに並んでて、
一番古いのは「稲荷塚古墳」で4世紀後半の前方後円墳。古墳時代前期という古さ。
そんな前から古墳を作るような首長がいて朝廷とつながってる集落がこの辺にあったんですな。
野毛大塚古墳もでかくて古い。5世紀前半の帆立貝型前方後円墳(前方部が小さい)。
歴史好きにはたまらん場所です。

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