「撮る」「記録する(保管する・溜める)」「見る見せる」の3つに集約されるわけですよ。
撮影→記録→鑑賞
といっていい。
この3つを1台で賄えるから、スマホがコンデジを乗っ取っちゃったわけ。
今までのカメラって「撮影」に特化する代わりに、長期保管や鑑賞は別の機器に任せていたから。
デジタル機器の扱いに慣れた我々にはそれでよかったのだけど
多くの人はそうじゃなかったのだ。
かくして、デジタル写真はスマホで撮りスマホで保管し(必要に応じてクラウドも使い)、スマホで見る(必要に応じてネットに公開して見てもらう)、と
「1台の機器+ネット」で完結するようになったのだ。
さてそこで取り残されたのが「フィルムカメラ時代に撮影した写真たち」である。
フィルム時代に撮影してプリントした写真たちも一緒にしたい。
だったら、iPhoneでプリントを撮影しちゃえばいいんじゃね?
でもやってみたらわかるけど、プリントをiPhoneできれいに撮るのって
普通の人には無理。めちゃ大変。
じゃあ、プリントを簡単に撮れる機器を使いましょう。
それがPFUが今日発表した「Omoidori」なのである。
いやあ面白い。
少なくとも「プリントはされてるけどデジタル化されてない」写真を抱えてる
全国数千万の人々はみなターゲットである。
その発表会が代官山で開かれたので行ってきたのだ。
Omoidori開発過程の映像なんかをまじえつつ、
巷ではお馴染みのなっちゃんが登場して実演。
写真1枚1枚なら、それこそPFUのScanSnapに放り込めばいいのである。
でも古い写真ってどこも「台紙に貼られたアルバム」として保管されてる。
うちもそうである。
それ、1枚ずつ剥がしてスキャンするの大変だし、
このままひっくり返してフラットベッドスキャナでスキャンするのも大変なのだ。
でもOmoidoriはアルバムの上に置いてiPhoneで撮影するだけでOkという手軽さを実現したのである。
実は光りを均等に当ててきちんと撮影するための工夫がいろいろ為されててすごく面白い。
家にある古い写真を持ち込んでその場で試してみた。
ええ、80年代の写真ですよ。
iPhoneのライブラリに入っちゃえばあとはどうにでもなるってもんで。
撮影日がわかってれば手動で入れてやれば、EXIF情報に書き込まれるのであとで整理もしやすい。
パソコンに馴れてない人は、バッファローのおもいでばこと連動させちゃえばいい。
そうすればテレビでの鑑賞も簡単にできる。
右下の小さな箱が「おもいでばこ」
本体はフラットで、iPhone (ただし、6/6sと5/5s/SEのみ対応。つまり、Plusサイズはダメってこと)をハメこんでカパッと開いてやるだけとシンプルなのもいい。
まあ詳しくはいずれITMediaのiPhoneカメラ講座連載でやります。
とりあえず、これはいいよ。
個人的には、
日本中のいろんなおうちに眠ってる古い写真をガシガシデジタル化して、
古い街並みやお店や、そんな失われた光景の写真がどんどん公開される
ようになったら面白いなあと思う次第です。
帰宅して、ITMediaにGalaxy S7 edgeのレビューを仕上げてメール。
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