久々に自転車で出かける。
目的地は和田堀。
・第一目的地:和田堀公園
レビューする三脚とレビューするα9+100-400mmを持ち、
どうせなら作例にカワセミが欲しいな、
そういえば和田堀公園の池にカワセミがいつもくるじゃないか
ってんで自転車で走る。
カワセミさがすにゃ双眼鏡は入らぬ、
望遠レンズを探しゃいい
てなもんで、望遠レンズをつけたカメラ+三脚の小さな列を発見。
目を凝らすと日陰にカワセミが。
あわてて三脚を立て、その並びにお邪魔し、
2時間ほどじっと粘って、蚊に食われつつ、
悪戦苦闘する。近くの枝に魚を捕りに来るのをじっと待つのである。
ふはー。
普段撮り慣れてないのでセッティングに戸惑う。
どんなにカメラがよくなっても難しいですな。
早朝から粘らないといい写真はとれないのだが
さすがに作例1枚のためにそこまでやってたら死にます。
まあレビューの作例に使えそうなものは撮れたがちと雲が出てたのが残念。
・第二目的地:杉並区郷土博物館
6月25日まで企画展として、杉並区の地域別の歴史を深掘りするシリーズをはじめてて、第一弾が「和田堀」なのである。
その企画展をメインで担当するのが杉並区の若き学芸員のホープ駒見さんで、何度かイベントでご一緒したり一緒に登壇したことがあるのだ。
これは行ってご挨拶せねばってんで、足を運び、ちょっとだけご挨拶。
和田堀の郷土史ネタを楽しむ。
和田堀っていう堀があったわけじゃなくて、もともと「和田」と「掘之内」の合成地名。和田・掘之内・永福寺・和泉の4つが一緒になったときにできたものだ。
和田は大宮八幡宮があるところ。掘之内は熊野神社と妙法寺で善福寺川沿い。永福寺はいうまでもなく永福寺。和泉は神田川沿いの集落で和泉熊野神社。
熊野神社がそれぞれの川の近くにあるってのがなかなか興味深いところ。
大宮八幡宮では小さな古墳も見つかってるし、中世の板碑も見つかってるし、鎌倉古道伝承もあるしで、小規模ながら古くから集落が営まれたとこなのだ。
善福寺川や神田川が小規模で農耕を行いながら暮らすにはほどよい規模だったのだろうねえ。
・おまけ:宝篋印塔
大宮八幡宮にはその別当として神宮寺が作られたが、明治に入ると廃寺となる。その寺にあったという宝篋印塔や地蔵が民家の片隅に置かれているというのだ。
詳しい場所を聞き、尋ねてみると確かにそれらしき石塔や石仏が無造作に並んでいるではないか。
中には入れないし、ここの所有者と思われる店はシャッターが降りて閉まっているので、外からそっと撮る。地蔵と庚申塔と宝篋印塔と、もうひとつこぶりな石仏が見える。
うう。
ひととおり楽しみ、再び夕暮れのカワセミに挨拶して帰宅して写真を吸い上げる。
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