月曜定休。
読書の日。
「平将門と天慶の乱」読む。
Twitterだったか誰かが名を上げていて、じゃあ読んでみようかなと手にした次第。
いささか情緒的な書き方が、特に推測部分でそれを持ってこられると急に胡散臭くなるとか
最終章の神田明神と将門公の関わりの考察がかなり物足りないなど
(個人的にはここに期待してたのだが)
良書かというとアレではあるが、
いろいろと文献にあたって書いていることはわかるし
わかりやすいので、平将門の乱を俯瞰するにはよいかと思う。
まあ将門塚は
海沿いの微高地に築かれた円墳(にしては海に近すぎる気はするけど、江戸前島の付け根あたりなので古くから陸地ではあるし、石室が発掘されたそうだから)で、
低地にある塚は神社として流用されることが多い(神様は高いところに祀りたいけど低地だとそういう場所がないから)ので、そんな感じで神田明神か筑土神社の境内地になり、
天変地異や疫病が何かと将門の怨霊のせいにされていたのを
鎌倉時代に他阿上人が供養して塚に板碑を立てた、的な感じかなあと思っております。
もう1冊、以前から寝る前にちょこちょこ読んでた本をやっと読み終わったので。
「日本列島100万年史」
これはさすがブルーバックスだけあってしっかりした内容で
日本列島ができた歴史の概観と
北海道から九州まで、各地方の特徴的な地形をとりあげて解説してくれる。
日本列島はなぜ弓形か、関東平野はなぜあんなに広いのか、などなど。
まあ、全体像+自分の興味ある地域だけ読むのでもよいかと思う。
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