2023/04/24

0424:豪徳寺の猫塚

結構前に国立国会図書館デジタルコレクションがリニューアルして検索機能がかなり強化されたし、ログインすれば(アカウントはすでにとってある)気に入った文献をコレクションに追加していつでも呼び出せるようになったしで重宝してるのだが、

ふと思い立って、以前調べてた「豪徳寺の招き猫伝説」について再度検索をかけてみる。

といっても「豪徳寺」で全文検索かけただけなのだけど、

江戸・明治の文献には「招き猫伝説」は出てこない。

最初に見つけたのが大正13年の「東京府荏原郡誌」(都新聞出版部)。


項目名は「豪徳寺の猫塚」で、井伊直孝が猫に招かれて寺に立ち寄ったという話。そこには「今でも七つ八つの猫塚が残っている」と書いてあるが、豪徳寺に猫塚があったという話は聞いたことがないのだった。

国立国会図書館デジタルコレクションより

これが、猫に招かれたおかげで落雷を逃れたという話になると昭和初期になる。

国立国会図書館デジタルコレクションにある文献しか見てないけど、

案外、招き猫伝説の初出は大正時代あたりなんじゃないかという気はしてるのである。





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