旧朝香宮邸(現庭園美術館)の意匠, a set on Flickr.
庭園美術館へ行ってきた、いや、今回に限っては、旧朝香宮邸といった方がいいか。
実は、目黒にある庭園美術館は10月いっぱいで休館し、2年以上かけた改修&リニューアルにとりかかるのだ。
残るは今日をいれてあと3日。これは行かねば、ってことで目黒へ。
10年ぶりくらいに訪れると、なんとまあ、入口前にすごい行列。
チケット窓口がもともと2つしかないこともあって、大量の来訪者をさばけないのだ。
でも臨時窓口もできたりして列はスムーズに進み、人でごったがえす美術館へ。
普段は美術館だけれども、今回は「旧朝香宮邸」の「アールデコ」。
洋館自体を楽しむ催しで、今回に限ってはフラッシュを焚かない限り、撮影が自由なのだ。
だから来場者もカメラを首からぶら下げた人ばかり。こんなにカメラ好きがいたのかと思うくらい。
一番目立ってたのは、ミラーレスを含む一眼レフ組。ニコンキヤノンペンタックス……ミラーレスではNEX5とPENをみかけた。次に多かったと思われるのがiPhone。iPhoneで撮影してる人、実に多かった。
Android機もいた。ケータイやコンデジもいたけど、一眼系やiPhoneに比べると目立ってない。
最近のトレンドを見事に表してて面白いよ。
館内は……実は庭園美術館を訪れるのは4回目くらいなのだが、いつもは展示物で隠れてる邸内の意匠が前面に押し出されててとても新鮮で、特に「アールデコ」な意匠がそこかしこにあって、
広角ズームも持って行ったんだけど、ほとんど25mmF1.4でディテールを撮りまくりでした。
館内が暗い分、明るいレンズが欲しかったというのもあるけど。
持って行ったカメラはPanasonicのG3だったし(まあクオリティを考えればD7000がいいんだけど、最近、あれを首から提げて歩き回る元気がない)。
13枚ほどピックアップしてフォトセットにしたんだけど、
玄関を入るといきなり出迎えてくれるガラスのレリーフとか、
扉のガラスのデザインとか、ストーブのパネルのデザインとか、窓枠の取っ手とか、もうそこら中がこんな調子で。
しかも、実際に使われていたものがそのまま展示されているわけだから、存在感が違う。
楽しませていただきました。
で、来場者でごった返す館内を楽しみつつ、来場者の持ってるカメラはなんだろななんて思ってると、
目の前でiPhoneを構えてた妙齢の美人女子あり。彼女はわたしが見たことがないカメラアプリを使ってて、そのUIが気になったので、つい声をかけて教えてもらう。←ナンパしたわけじゃありません
ClassicCameraという普通の名前のアプリなんだけど、円形にメニューが広がり、それを回してエフェクトを変えるというUIがちょっと面白いのだ。
エフェクトの種類や内容はあと一歩、という感はあるけど、このUIは楽しいわ。
機能も充実してる、無料で配布してるんだけど、AppStoreでプレミアム版を買うと広告がなくなるというのもいい。
いいフィルタを追加していけば楽しいアプリになると思う。
→iTunesStoreでClassiCamera
で、日が暮れてきたので新宿へ寄ってハンズでちょっと買い物して夕飯を食べて帰宅。
なんだか文化的な休日でありました。
0 件のコメント:
コメントを投稿