「江戸近郊道しるべ」現代語訳が講談社学術文庫から出てると教えてもらい、その場でiPhoneから注文。すごい時代だな(笑)。
あとから考えれば、その日のうちに大きめの本屋に行った方がはやかったんだけど、まあいいや。
タモリ倶楽部といい東京人といい、普段、付き合いがない世界と仕事をするって「わ、わたしなんかでよいのでしょうか?」な気分ではあるけどワクワクして楽しい。
帰宅してascii.jpに猫連載を書いてメール。
Amazonから「空から見える東京の道と街づくり」が届いてたので読む。
航空写真と古地図をふんだんに使いながら、明治から現代にかけての東京の道路計画とその実施具合と現状を紹介する本で、
まあ、東京道路入門というか東京道路概要ってな感じだから物足りなさもあるし、
脇に東京の地図を置いておかないと地名だけいわれてもピンとこない場所はあるけど
概ね楽しい。
特にグーグルマップを脇に置いて読むといい。
最近、45度の航空写真も見られることだし。
45度バージョン。 |
真上から東名高速のイカの耳 |
これも面白い。小石川の東大植物園の近く。部分的に妙に幅広いのは何故か。本に書いてあります。
本書に取り上げられているのは環状線の歴史や数10年前の道路計画の亡霊など大ネタが中心で、細かい道はさすがに一部しか取り上げられてないが、
誰しも近所に不思議な道……たとえば数10メートルだけ整備されてるけど他にまったくつながってない道を持ってるかと思う。世田谷区はいっぱいある。
そういう道もちゃんと調べてみると、長い道路の一部になる予定だったりして、
個人的には「工事できるところだけ部分的にやってもしょうがないやん。どうしても通したいところから資源を集中させてちゃんと開通させろ」といいたくなりますが、
そういう観点で街を見るのも楽しいもんです。
道路行政の亡霊がそこかしこに残ってます。ほんと。
ついでに
国土地理院の航空写真閲覧サービスで昔の航空写真と今を「道路行政」な観点で見比べてみるのも乙。
→地図検索表示画面
ここには戦後すぐの航空写真から揃ってるから、道路の変遷もよくわかります。
この著者、他にも道路の本を書いているようなのでちょっと探してみます。
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