東京駅の混雑はさほどひどくなく(今年はカレンダーの関係で、早めに帰省して早めに帰ってくる流れなんだろう)、
自由席でも余裕で座れるのであった。
晩ご飯はすき焼き。
FBのタイムラインを見てるとやたらすき焼きの写真が上がってる。
いつも大晦日ってこんなにすき焼きが食べられてたっけ?
わたしが気にしてなかっただけだっけ。
ともあれ紅白歌合戦。
TwitterのTLを見てると毎年紅白歌合戦への激しいツッコミが面白く、
あとからそれをみて「しまった」と思うのも癪なので
ここ1〜2年は見るようにしてるのである。
今年は全体に脈絡のなさが目立ったり
アニメの扱いはヤッパこんなもんかいままでと同じやんかと
思いつつ、
椎名林檎、Perfume、小林幸子の流れが素晴らしかったですな。
Perfumeは登場時からファンが周りにいたので、スゴいとは聴いていたし、
昨年の紅白もすごかったのだが、今年のも
すごい。ライブを観に行きたくなるわ、これ。
すげー未来でありました。
ライブはともかく、映画は観に行きたいとちょいと思う。
小林幸子は、今までの経緯を全然知らなかった上に
歌詞を聴いて「あれ? もしかしたら」と
あとからググってみたら、
千本桜ってボカロ曲だったのね。
これ、めちゃくちゃすごいことじゃないですか。
細かい経緯はこれで知ったんだけど
何がすごいって、
・長年派手な衣装と舞台装置で紅白歌合戦を盛り上げてきた大ベテランの小林幸子
と
・ニコ動の世界に飛び込んでネットの世界でよろこばれてる小林幸子
が
後者を評価されて紅白歌合戦の舞台に再登場し
昔ながら派手な衣装と舞台装置でボカロ曲を歌うという
どちらかに媚びることなく、
両者の合体を果たしたことかと。
いやもうあとからその流れを知ってもこれだけ面白いのだから、
ニコ動での小林幸子を追いかけてきた人にとっては
たまらんできごとだったろうなあと。
紅白歌合戦で大ベテランの演歌歌手がボカロ曲を歌って弾幕が違和感なく流れるんだもの、
それだけで紅白歌合戦の文脈を越えたってのがわかるわ。
みんな「過剰なもの」って好きで、しかも本気でやりすぎてるものって
大好物で、だから小林幸子がネットで人気なのもわかるし、
その過剰さをすべて紅白の舞台でぶちまけた小林幸子ってすごい。
ああいいものを見させて戴きました。
逆に、アニメ紅白などそれ以外のNHKが従来の文脈を抱えたまま
作った企画は、やはり古い文脈にどこか依存してて
新しい文脈で再登場した小林幸子にはかなわなかったなと。
小林幸子の面白がる力ってすごい。面白がる力を持ってる人って好き。
オリジナルPVもいいなあ。
ともあれ、椎名林檎とPerfumeと小林幸子が面白かったのでそれでよしであります。
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