2017/08/28

「君の名は。」観た

J:COMのCATV契約時に
J:COMオンデマンドの動作テストを兼ねて
無料で映画1本レンタルつけるのでどれか選べといわれ、
「君の名は。」を選択したのである。
セットトップボックスの動作チェック時にすでにレンタルされてるので
さっさと観なきゃいけない、というわけで
やっと君の名は。を観る。
シン・ゴジラは3回も観たくせに
君の名は。は観てなかったのだ。

なるほどー。
やっと、飛騨高山が聖地とか、街歩き仲間の何人かが須賀神社へいって聖地ーとか言ってる意味がわかったわ。
その筋の人はよく知る須賀神社だわ。

映画としてはすごい。男女入れ替わりに時間軸を加えたのがいいし、
入れ替わりにともなうジェンダー的なあれこれに深く突っ込んでないのもいいし、
全体として
説明過多にも感情過多にもならず、観てるとじわーっとわかってくる感じがいい。
1200年前からの連綿と続く歴史的経緯と不思議だが本当だ的なとこで済ませちゃうのもいい。
いやあご神体は奥宮の奥にあるんですよ。

誰かに感情移入してワクワクドキドキしたい人はアレかもしれないけど
感情移入を過多に要求する映画が嫌いな人には丁度いい感じ。
誰かに感情移入するんじゃなくて、
その組紐的な世界観に移入させようとしてるのだから。

何度も観たくなる気持ちも、一回だけ観てツッコミたくなるのもわかる。

関係ないけど、
ちょっとサマーウォーズ思い出した。
エンターテイメントとしてのわかりやすさとカタルシスはサマーウォーズの方が上だけど、君の名は。はカタルシスよりはじわーっとくる余韻を味合わせる映画なのかなと。
だからこれだけヒットしたのだろうなと思う次第。

うん、面白かった。観といて良かった。

にしてもだな、
昨年は「シン・ゴジラ」「君の名は。」「この世界の片隅に」と
ハリウッド的カタルシスで気持ちよくなって勧善が懲悪でムリヤリ感動させて終わり、
とは対極の作品が3本立て続けにヒットしたってのが
素晴らしいことだとあらためて思った次第。








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