この春はソフトバンクも新製品発表会をするわけで、
カメラを抱えて行ってきたのである。
ドコモもauもソフトバンクも自社のTVCFに登場する芸能人を呼ぶ。
一般的なパターンとしては、
最初に社長(あるいはその代わりのプレゼンター)が新製品の紹介や戦略をひととおり語り、
最後にゲストとして芸能人が出てきて、ぎこちない小芝居をやったりシナリオ通りの簡単なトークショーをして
最後にメディア向けフォトセッションをして締める。ドコモもauもこのパターン。
我々としてはそれより、製品展示会場で新製品をゆっくり触って撮影したいというのはあるのだが、
そうすることで芸能系メディアも取材に来てくれて、より幅広く新製品を露出できるというメリットがあるのはわかるのでなんともいえない。IT系メディアとしては、芸能人は呼ばなくていいから……と思うのだけどね。
ステージ撮影をする側としては、芸能系カメラマンがトークショーやフォトセッションがはじまるまでのプレゼンを(我々にはこれが一番大事)退屈そうな顔でぼーっとしてる横で撮影するのはあまり楽しいもんじゃない。ステージ正面のカメラマン用スペースはとても狭いので、芸能人が出てきたら場所はいくらでも譲るから、どこかで休憩しててくれないかなと思うことあります。
ソフトバンクはもうちょっと演出に凝ってて、
製品発表のひとコーナーがおわるとそれに該当する芸能人が出てきて、
また発表に戻り、
またひとコーナー終わると芸能人が登場という入れ替わり立ち替わりパターン。
発表会の途中で一息つけるという意味では、最後にまとめてしょうもないトークショーをされるよりはよい。
お父さんは帰りたがってるけど、まあしょうがない。
孫社長はお笑いが好きらしく、芸人がステージに上がるとアドリブであれこれボケるのだが、
たいていボケられた方が困る(何しろ相手はクライアントの社長なわけで、ほんとにそこにツッコンでいいのか躊躇するのがみえみえ)のがなんだかおかしい。
でも一番笑ったのはこれだな。
ワイドスクリーンをこれだけ極端に使ってくれるとかえって気持ちいい。
発表会の内容としてはやや小粒。
7月からプラチナバンドが使えるようになります、
放射線測定機能付きスマホを出します、
ウィルコムと合体したおかげで、音声はウィルコム、データ通信は3Gというスマホを出します。
そのみっつか。
次はガイガーカウンター付スマホがでるぞと冗談でつぶやいたのが昨年の4月だが、
まさか本当になるとはなあ。
面白いのは、放射線測定機能付きモデルを別途用意しました、じゃなくて、
一番の売れ筋モデル「PANTONE5」にのっけてきたこと。
この辺がとても戦略的ですな。
夜はブツ撮りとかなんやかやと自宅作業を延々と行う。
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