鞆の浦でα9 IIIの作例をいっぱい撮ってきたのだが、予定通り撮れなかったのが野鳥。
港で工事をしている関係で魚が減り、それを目当てにやってきてた鳥(アオサギやウミウやウミネコ)も減ってるんだそうな。
なので、超高速連写作例を撮るべく「清澄庭園」へ行くが、なんということか、
鳥がみんな昼寝してる。まあ時間的にしょうがないのだが、かといって午後遅くなると日陰になるので1/16000秒で高速連写、って作例には向かなくなる。
ホシハジロとかキンクロハジロとかオナガガモとかアオサギがのんびりしてる姿を撮りつつ、まあ撮れ高は低いけどなんとかするか、と帰りがけると、すぐ近くにコサギが。
これはコサギのダイビングがいけそうってことで池畔にしゃがみ、α9 IIIにFE100-400mmを付け、ファインダーを覗いてじーっと待つ。
そして、これは作例に使えるぞ、という一瞬を撮れた(秒120コマで撮っといて一瞬はないだろうとは思うが)。
これは安易に不忍池へ行った方が良かったか、失敗したか、と思っていただけにほっとする。
昨夜、何気なくXにアップした画像がバズっててびっくりする。1日で500万ビューを超えてた。
能登半島のニュースを見てて、テレビや新聞記事に出てくる地図が地形を反映してないので、土地勘ない人には状況がわからんだろ、安易に「なぜ支援が遅い?」と思っちゃうだろと思ったので、スーパー地形でさくっと分かりやすい地形図を作って上げたのだ。
そしたら、多くの人がそう思っていたようで、能登半島の地形を知らない人もいっぱいいたようで(わたしも地形図ではじめて知ったようなもの)、バズったのだ。
で、いろんな人のコメントを読んでて、歴史の難しさを感じた次第。
能登半島は古代から交通の要衝であり、米作りには向かなかったものの海の幸に恵まれて繁栄した場所。特に古代は日本海を使った大陸との交易も盛んだったようで、江戸時代は北前船の寄港地として賑わった。だから狭い土地に多くの人が住んでいた。
でも近代になって世界が変わり、太平洋側の港が交易の中心になり、国内では陸運が中心となる中で、かつてはメリットだった地形がデメリットでしかなくなった。
そういう地勢の場所が日本には多くある。高度成長期はそういう場所に工場を誘致して雇用を増やしてきたが、今やそういう時代も終わってしまった。
だから若い人は仕事がある場所へ出て行く。観光地や伝統産業の地としては魅力的でも地形的に交通の便が悪い。
かといって、先祖代々の土地や産業を捨てて近代的なメリットがある場所へ移住しろともいえない。
今後どんどん悩ましい問題になりそうだ。
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