2015/02/06

[デジカメ]品川でキヤノン史上最多ラインナップな発表会でEOS満載

総数13台。キヤノン史上最多の新製品発表会だそうで、
品川まで行ってまいりました。

いやあいっぱいあった。
まあ、去年一昨年と「キヤノンが静かだけどどうした?」的ないわれかたをされてたわけで、2014年なんかレンズ交換式カメラを「2機種」(Kissひとつと7D markIIだけ)出しただけなので、どっかの時点でどかっとくると思っていたのだが、
ここできましたか、と。

発表会にちゃんと出席したので簡単に感想を。

1:コンデジは売れてないけどレンズ交換式はまだ伸びる←わたしもそう思います。潜在的なユーザーはまだいると。ただコンデジに比べると買い換えサイクルが長いので大きな伸びはないだろうけど。ミラーレスも伸びます。「一眼レフという形」に対する公的心象が邪魔してるだけで、いずれはKissがミラーレスに移行しても不思議は無い。

2:コンデジも、普及型コンデジは40%も落ちたけど、高倍率機と高級機はなんとか伸びてる←そう思います。ただ、無理な高倍率機が増えてるので心配
3:で、EOSのラインナップはこう広がります!←今回のポイントはEOS M3と8000Dだと思う。5DSはちょいと特殊なので。

4:5000万画素の5DSと5DSRは5Dの派生モデルであって、主力はあくまでも5D markIIIですよという話。5DSと5DSRは、2年前のニコンのD800とD800Eの棲み分けと同じ。ってことは、次機種でローパスフィルターレスのみになるのか(笑)。クロップ機能とかどっかで見たことある機能も搭載。ちなみに常用ISO感度はISO6400までと、5D markIIIより1段低く設定されてる。

5:EOS 8000DとKiss X8iの中身はほぼ同じだが、ボディのデザインがかなり違う。EOS式とKiss式。価格差は数千円。趣味の一眼レフをはじめたいけどお金がない、って人は8000Dを、ということで。大昔の「EOS 1000」みたいな位置づけ?

6:EOS M3はやっとここまできたかと。やっとこさ「グリップがしっかりした」「モニタがチルトするようになった」「外付けEVFがつくようになった」「露出補正ダイヤルがついた」「AFが速くなった(ただし条件による)」。
やっとまともなミラーレス機になったようです。
M/M2が持っていたデザイン的個性は薄れておもしろみはあまりないけど、3代目で完成度を上げてくるだろうという大方の予想を裏切らない出来。
グリップのデザインはX7のアレを継承してますな。これはよし。

7:意表を突かれたのが、N2。
初代のNはN100に継承されて消えていくのかと思ったら、N2が用意されてた。もうずっといわれてた自分撮りにやっと対応し、レンズ回りのデザインもクラシカルなものに一新。初代Nは女性向けを意識したデザインだったけど、購入者は男性が多かったそうで。初代機で180度チルトモニタをやってればねえ。ただ、レンズやセンサーは相変わらずで、もともとこのスタイルはブレやすいので、ズーム倍率を抑えてでも明るいレンズをつけるべきだと思うのですよ。そしてISO感度を抑えないと画質面でかなりつらい。
でもモノとしては魅力的。

8:隠し球はこれ。G3X。
G7Xの高倍率ズーム版。このスタイルで600mm相当とか、600mm相当でEVFは外付けとか、いろいろひっかかるところはあるけど、FZ1000はいいけどデカくてオモいんだよねって人の心にささりそう。わたしもレンズがある程度明るければ、猫撮りコンデジとして紹介するでしょう。参考出品なので詳細不明。
そうそう、コンデジラインナップからPowershot SシリーズとG16が消えそうで、どうも、ハイエンド機は全部1インチ以上のセンサーに移行するっぽい。
その思い切りはよし。

9:キヤノンの「おもいでばこ」登場。コネクトステーション CS100。えっと製品の名前がよくない。愛称をつけないと。壇上でキヤノンのエライ人も言い間違えそうになって、呼びにくい名前ですね的なことをいって失笑をかっておりました。
10年以上前から各社が何度も挑戦しては失敗してきた、パソコンレスユーザーのためのフォトストレージ。
ただ、時代はさらに進み、パソコンを使わないユーザーが増えてきた、テレビが全部フルHD以上になった、ネットに簡単につなげられるようになった、というわけで、やっと結実するか。
なおNFC+Wi-Fiで対応デジカメなら上にのっけるだけでOk。
フロントのドライブスロットみたいな形のとこは、カードリーダー。
ボディはかなりコンパクトでバッファローの「おもいでばこ」を思い出させる製品。
内蔵HDDは1TB固定。USBによるHDD増設は今のところできないそうな(バックアップは可能とか)。ああ、イマドキ、BDレコーダーでも増設できるのに。


以上、ざっくりと。詳しくは各メディアのレポート記事をどうぞ。
わたしは書く予定ないのでここで適当にながしてみた。

そうそう、今回の写真は全部オリンパスのStylus 1sで撮っております。
これ、こういう軽い取材には最強だわ。
望遠もいけるし、センサーが小さいので被写界深度の心配をあまりせずに製品も撮れるし、操作系もなかなかいい。

そのあと、三井さんとかたくたさんとお昼ご飯を食べた後、
ぶらりと泉岳寺方面へ散歩。
実は、泉岳寺ってちゃんと訪れたのはじめてだったのですよ。
赤穂浪士に興味なかったし、むしろ気分的には吉良側だったから(笑)。
ついでに伊皿子坂を上り、魚藍坂を下り、魚藍寺などを散策して、
魚藍坂下から都バスで青山墓地。そこから地下鉄で帰宅。

伊皿子坂→魚藍坂って昔自転車で越えたことあったけど、歩くのもまたよし。

2015/02/05

[デジカメ]オリンパスからE-M5 IIとOLYMPUS AIR

雪。いやみぞれ。ヘタしたら雨か?
それではつもらん。

登戸のこじゃれたフレンチっぽい店でランチを食べつつ
打ち合わせ。うーむ。来年度の仕事がひとつ決まりそうな雰囲気。

雪の中猫を撮れるかなと思って登戸にしたんだが
さすがに「ほぼ雨」状態では無理であった。

まあしょうがない。

帰宅してascii.jpに猫連載を書いてメール。

15時、オリンパスから新製品が発表された。
発表会には行けなかったので写真はないけど、
初代OM-Dの後継機がやっと登場。
E-M5 II。
ざっくりと
1:E-M5のテイストにE-M1の操作系を加味して操作系は工場
2:ボタンの感触もフニャからカチッに
3:三脚穴が光軸の真下に移動!
4:バリアングルになってしまった
5:動画時の手ブレ補正が強力に
6:ハイレゾショットはいろいろとすげー
7:AP-2端子が廃止され、トンガリ頭がより精悍になった
8:ちいとばかし大きく重くなった(小型軽量重視モデルはE-M10で、ってことか)
9:一緒に出たアクセサリがなかなかよさげ
というところでよいでしょか。
さらに、オリンパス版QX的な「マウントだけカメラ」
OLYMPUS AIRも登場。
このネーミングはいいよな。
もちろんマイクロフォーサーズ。
QX1よりセンサーが小さい分レンズがコンパクトなので全体に小さく済む。
とりあえず、APIとボディの3Dデータを公開。
アプリやアクセサリを自由に作れます、と。

マウントだけカメラって、
どこにどう装着してどう撮っても自由
というのがよいところで、
GoProなんか結果としてそういう面白さで受けてるわけで、
AIRは頑丈さはないけど、GoProよりは静止画のクオリティが高いので
遠隔撮影で新しいアングルで新しい撮り方ができます、
それには本体をどこにどうマウントするかのアイデアが重要で
3Dデータを公開することで、自由にマウントできますよ的な話だと
思えばよいかと。

魚眼のボディキャップレンズとAIRとベルボンの自撮り一脚でもセットにした
魚眼お手軽自撮りキットなんて出したらとりあえず面白いんじゃなかろーか。


境界が一番わかりやすい地図サイトはマピオンだったもよう

人が地図サイトに求めるものは何か。
ってかくとややこしいけど、
2012年にこんなこと書いた。
混沌の屋形風呂: iPhone5への期待とiOS6への不安
混沌の屋形風呂: iOS6のマップの何が問題なのか

日本と欧米では地図に求めるものが違うので
グローバルなデザインの地図を作られても困る、
グーグル地図は日本と欧米ではそれに合わせてデザインを変えてるじゃないか、
そんな内容の話。
でもそれも2012年のこと。今のgoogle地図はすっかり欧米風になってしまって
わかりづらいこと夥しい。

で、ふと、境界を調べたくなったのである。
市区町村境や、丁目や町の境界。
どれがわかりやすいかな、と。
主なマップをその観点で開いてみると、
マピオンが実に日本的な地図で優秀でありました。

1:マピオン:区界がきちんと目立つように描かれてて、丁目ごとに色分けされてて、どこからどこまでがそのエリアかが一発でわかる。境界好きにはこれが素晴らしい。
昔ながらの日本風の地図だ。サイトの使い勝手はともかくとして。



2:Yahoo!地図:カラフルではないが区界はしっかり表示。シンプルで見やすい。


3:国土地理院地図:縮尺によって見やすさががらりと変わる。これはイマイチの縮尺ですな。よーく見ると区界は書いてあるのだが、イマイチわかりづらい。


4:グーグル地図:うーむ。以前より欧米風になってシンプルだけど3年前よりわかりづらくなった。公園もわかりづらいし。老眼には見えないような薄い線で区界は描かれている。


5:Appleの地図:境界なんてどこ吹く風。


今、多くの人は地図を
「目的地の住所を入力して、そこへどうやって行くのか調べる」のに
使ったり、
「現在地のもよりのコンビニやカフェや駅はどこか」
調べるのに使ってるわけで、
それに特化したデザインになりつつあるんだなと
GoogleMapsのデザインの変遷を見てると思う。
「地図を目で見て知りたい場所を探す」んじゃなくて
「検索窓に知りたい場所をざくっと入力したら見つけてあげる」
という地図になったのだ。
だから地図自体はシンプルでいい。残念ではあるけど。

そんなわけで、地図を目で見て探したい人には
マピオンがいいというのがわかったわけだが、
iOS用のMapionってまだiPhone 6 Plusの高解像度に対応してないんだよな。
それがつくづく残念。使い勝手もいまひとつ。

結局、目的に応じて地図アプリを使い分けることになりそうですな。


理想的なのは
「境界レイヤー」とか「等高線レイヤーや微地形レイヤー」とか
いろんなレイヤーを持っていて、
好きなのを重ねて眺められる地図なんだけど、
そういう地図アプリでないかな。有料でいいから。

ついでに、20年ごとの古い地図のレイヤーもあるといいな。


2015/02/04

ちょっと散歩

昼間、ちょっと自転車で散歩。
ちょっとだけだけど。

長島大榎公園で、北見橋改築記念の道標。大正時代のもの。
Fyu.seというアプリで撮ってみた。


これ、最近、使ってみてるのだが、効果的に使うと面白そうである。

となりにあるのは石橋供養塔。たぶんこちらも北見橋のもの。

でもここは長島大榎公園。ちょっとした高台。橋なんてどこにあったのか。
というと、これ、品川用水の橋なのだ。ずいぶん離れた場所に移築されてしまったのですな。
そのままぶらっと宇山方面へ行き、
久性院にある庚申塔などを愛でたのち、ちょっと買い物して帰宅。

夜は土曜日の「東京古道散歩」講座の資料作り。
今回は甲州街道からの井の頭弁財天参道。
あれこれと地図や資料を集めて
当日配布する資料をPagesで作り、PDFで出力して担当者へ渡して当日までにプリントしてもらうのだ。




2015/02/03

火曜日も働く日

日本カメラにDMC-GF7の紹介記事を書いてメール。
ウリは自分撮りなんだけど……いちおう自分撮りの作例を自分で自分を撮って作ったのだけど、一応普通の作例も用意したので、さてどっちが掲載されるか(笑)。

2015/02/02

月曜日は働く日

下書きだけで中断してたつなぐネットの原稿をなんとか仕上げてメール。
さらに、ITMediaにDMC-CM1のレビューを仕上げてメール。
さらに、アサヒカメラに某カメラの記事を書き上げてメール。
という感じでたくさん働いた日。

2015/02/01

東京古道散歩下見の日

2月7日の「東京古道散歩」の下見を新潮社のY氏と。
今回は甲州街道からの井の頭道。
まあ自転車では何度も通ってるんだが、
歩くのは実ははじめて。
自転車だと気持ちよくすすーっと走れる道も、
徒歩だとちょっと退屈だなあ。
さてどうしよう、何しろ、古道散歩なもんで、
道沿いにはコンビニもほとんどないのだ、わははは。
などと案じつつ、
吉祥寺で打ち合わせと称してビールでも呑むかとなったが、
16時前だというのにいせやは行列で、
しょうがないので鳥良商店へ。16時前でも普通にお客さんがいて呑んでました。

鳥良ってよくみる手羽先料理の居酒屋だけど、
どうもこのあたりが創業の地らしい。
Webサイトによると
1984年、吉祥寺駅の近くに26坪の「居酒屋鳥良」としてスタートしました。ごく普通の居酒屋でした。しかし、目標は「名古屋の手羽先唐揚を東京で広めること」と「日本一の鶏料理専門店をめざすこと」でした。
だそうな。
会社概要|SFPダイニング株式会社

しらなかったー。

2015/01/31

マカベと仙川とゴジラと七人の侍と大仏と地蔵と暗渠と崖と湧水と団地とホリグチの日

大蔵団地に最近住み始めたという友だちを案内するという名目で、
ご近所4人組で祖師ヶ谷・大蔵散歩の日。
リクエストは「キッチンマカベでランチを食べたい」と「ホリグチで珈琲飲みたい」の2つ。
マカベと大蔵団地とホリグチの三題噺。
わははは。

祖師ヶ谷道を南下して途中で仙川の崖をくだり、


元日曜大工センターを抜けて仙川沿いを歩き、
東宝でゴジラと七人の侍を愛で、


妙法寺で大蔵大仏。


このあたり石井土という地名だったと石井土橋と石井土稲荷ではじめて知る。
地蔵を目印に仙川へ。
途中で暗渠発見。この暗渠の奥に水車小屋があった(昔の地図によると)。


崖下を歩くと、
湧水ポイントと思われる場所に弁財天。

さらに崖の途中に御嶽神社。

御嶽神社は「武州御嶽講」のもの。
奥多摩にある御嶽神社に参拝する「講」で江戸時代に流行っていたらしい。
そういえば、小机城址にもあった。
榛名講、御嶽講、庚申講。いろんな講がはやってて、
それぞれプチ神社となって残ってる。
民間信仰の名残って面白いわ。

そして斜面を上って大蔵団地を楽しみ、


世田谷通りを上って、途中から旧道へ。
大蔵庚申神社や横根稲荷神社。
疲れたのでバスでちとふなへ行き、
ホリグチで珈琲とケーキ。

そんな1日でありました。

2015/01/30

雪が降ったが、あっという間に止んだ。
雪をいいことに安静の大獄してた。

2015/01/29

おうちで仕事。
にしても寒くなりましたな。
養生しつつ
ascii.jpに猫連載を書いてメールするなど。

2015/01/28

渋谷温故不知新そして対談

腰の調子が戻ってきたようなので
家を早めに出て、
作例撮りしながら歩こうと、
代々木八幡駅下車。
電車やら猫やらを撮りつつ
宇田川暗渠を辿って渋谷へ歩くが
このまま渋谷駅にいってもしょうがないなと
宇田川支流暗渠を辿って鍋島松濤公園へ向かう。
かいぼりで池の水がなかった。がーん。

そういえば神泉に猫がいたな、と神泉へ向かって歩く。
庭先に猫を飼ってた(と思われる家)が見つからない。
どうやらマンションに建て替えられていたようだ。
がーん。
でも、神泉駅前のあの古びたアパートは健在。
東電女子社員殺害事件のあそこです。
そういえば真犯人はどうなったか。



ここを尋ねたら道玄坂地蔵にお詣りしなければと円山町へ。
ラブホ前に廃墟(にしかみえない朽ちた住宅)発見。


だがしかし、以前ここを取材したテレビ番組によると
廃墟ではなかったそうな。住んでる人がいるのだ。
ああ世界は広い。

ついでに道玄坂界隈の記憶を辿る。
学生の頃、唐沢に連れられていったBYG。
ボトルまでいれて、渋谷で呑むといえばここだった。
なんと健在。


道玄坂といえば道頓堀劇場。
なんと健在。


道玄坂といえば
ずっと昔から緑の網がかけられてた三連の看板建築。
きれいさっぱりなくなっておりました。


そういえば東急プラザもまもなくなくなるのだったと訪問。
学生時代、まだ真新しい東急プラザを見た記憶があるのだが、
どうやらそれは1980年代のリニューアルだったようで
建物自体は60年代のもの。とはいえ、50年で建て替えとは残念。
6Fではタイムスリップ渋谷写真展開催中。
撮影禁止だったけど、
昭和30年代の渋谷再現ジオラマだけは撮っていいよというので撮る。


夜の待ち合わせまでまだ時間があったので
ヒカリエからちょいと夜景。

生き延びてる歴史的風景も好きだけど
変わりゆくものの否定もしたくない。
いつもそんな複雑さの内包を意識させられる渋谷。

夜はLOFTにある東京シティラウンジで
Flick!電子書籍特集の対談みたいなもので納富さんと。

どうも歩き回ったら腰が悪化したらしい。だめじゃん。
帰宅して、仕上げねばならない原稿に手をつける気にならず、
寝る。

2015/01/27

ソファで優雅に原稿書きと決め込んだ日

引き続きおうちでお仕事。
つなぐネットの連載を書く。
なんとか下書きを終えたので、明日仕上げよう。

デジカメ関連の仕事だと
どうしても大きなモニタで写真を選んだり見たりしながら作業しなきゃいけないから
iMacの前から離れられないけど、
そうじゃないときは、MacBook Airを膝にのせて
ソファで原稿書き、って手が使えるのだ。
腰が楽でよろし。

さらにあれこれと作業。

腰の調子も戻ってきたので
明日は早めに家を出て作例を撮りつつ散歩しよう。


2015/01/26

安静の大獄な日

まあなんというか腰痛なので安静の大獄ときめこみつつ、
ITMediaにNEXUS6のカメラレビューを仕上げてメール。

腰を痛めるたびに
やはり、椅子は大事だよなと思うわけで、
昔はWilkhahnのPictoを使ってた。ショウルームで見て気に入ったので。
2001年、念願のアーロンチェアを購入。
だがしかし、2004年に手放す。
ここの5月25日あたりを参照
アーロンチェアは素晴らしいチェアで、
座面がアミアミなのがよかったのだが、
わたし、椅子の上でよくあぐらをかくのだ。
姿勢をちょっと変えたいとき、あぐらをかいたり、
膝を曲げて座面にのせたりする。
アーロンチェアの座面って、お尻をしっかりサポートするために
両端が上に上がってる、凹面状になってる。
あぐらをかくと、その端っこが腿に当たって痛いのだ。
清く正しい姿勢で仕事する人には絶品だが、
始終姿勢をかえたい落ち着かない人にはつらいのである。

そうそう、昨年末のとある忘年会で、
「2004年にアーロンチェアをゆずってもらったものです」と
挨拶されておどろいた。
いやあ、10年ぶりに偶然会うとは。
あのときはありがとうございました。

今はSTOKKEのActulumを使ってる。
木製のシンプルな椅子。
Actulum Stokke | profita
でもキャスターがないとか回転しないとかがやや不便。

で、だな。
今座ってみたい椅子は、まあ、ここ5年くらいずっと気になってるのだが、
WilkhahnのON!。
ON. | Products - 製品 | Wilkhahn Japan|ウィルクハーン・ジャパン
椅子の上で姿勢を変えたい人にはちょうどよさげでしょ。
座面の傾き方とか。
構造もシンプルなので好きな姿勢で座れそうだし。
何しろ
「正しく座る」から「自由に座る」へ
なのだ。
ファブリックはオレンジで。

だがしかし、今、15万円もする椅子を買う金はないのであった。
うーむ。


2015/01/25

山城へGO! で小机城攻略の日

腰痛を抱えつつ小机城址へ。
そもそも、昨年末、
友だちが「超入門 山城へGO!」という山城散策入門的本を購入、
面白そうなのでわたしも買い、
購入者仲間で「まずは小机城へ行ってみよう」となったのだ。

日産スタジアムにはよく行ったけど、小机城址はいつも横目に見るだけで、いちど行ってみたかったこともあり、総勢5人で小机駅集合したのである。


小机駅からまず日産スタジアムに向かい、鶴見川。
鶴見川を挟んだ丘に、太田道灌が小机城攻めの陣地をおいたのだ。
川は渡らなかったけど、対岸から眺める。
そして、堤防沿いに歩いて行くと、京浜河川事務所の新横浜事業所発見。
「入場自由」と書いてあるので休憩がてら入ったら、
ここがまた面白い。
屋上に出られるというのでお願いすると、
スタッフの方がパネルを持ってついてきて、
遊水池(鶴見川が氾濫しそうになると水門を開けて一帯を池にして水を逃すことで、洪水を防ぐ仕組み)の説明をしてくれる。
年に何回も門が開けられてるんだそうな。役に立ってる。
めいっぱい水が入ると、日産スタジアムが水没して「のぼうのスタジアム」状態になるらしい。ちょっと見てみたいぞ。
さしずめ、日産スタジアムあたりを囲む堤防は「石田堤」ですな(笑)。

で、屋上でシータ。下に目をやると説明を受けているわれわれがおります。
京浜河川事務所新横浜出張所屋上からシータ。Photoshopで注釈を入れてみるテスト。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

注釈をちょっといれてみた。
個人的にツボだったのが、事務所脇の通信塔。
何かと思ったら「XバンドMPレーダ」だという。
おお。詳しくはこちらを。最近の雨情報はもっぱらこれ。
XRAIN雨量情報 地域選択
iPhoneアプリもあるし。

で、今日のログはこちら。
シータを撮った場所がよくわかるかと思う。
このあたりむかしはどうだったか。

明治の地図、昭和の航空写真、最新の航空写真と続けてどうぞ。
鶴見川沿いの低地(ここ、山に囲まれてるけど、実は標高がすごく低いのだ)に
丘陵地があり、その先に小机城が作られたのがわかる。
さらに、昭和まで農地だったのが、新横浜ができ、スタジアムと同時に遊水池が作られて大きく変貌を遂げた様子もどうぞ。




いやはや、それが面白く時間を食ってしまった。
いかんいかん、ってことで小机城址へ。
にしても、第三京浜が思い切り城址をぶった切っててたまらんですな。

ときどきあらわれる案内図にそって横浜線沿いに奥の方へ入ると、
狭い道の奥に斜面があらわれる。
ねこや(根小屋)あとだ。そこから坂を上り、空堀を土橋で越えて本丸である。
ここもシータで。
小机城本丸へシータ - Spherical Image - RICOH THETA

いやあ、空堀がすげー深くて、縄張りもきれいに残ってて
面白い!
あまり観光地化もされてなくて、それも含めてお勧めの散歩ルート。
空堀を歩くとかもう楽しいっす。


ここまできれいに残ってるとは思わなかったもの。

土地所有者19名、ってのもたまらん、昭和の案内看板。個人所有の土地を開放してくれてるのだ。
ちなみに、長尾景春の乱で、景春の仲間や逃げた豊島氏がここにこもり、太田道灌側に攻められて落城したことで有名。
その後、後北条氏の時代に重要な城としてその家臣が城主となった。
こういう城は必ず街道筋に建てられるわけで(そうじゃないと意味ないし)、
当初は江戸と鎌倉、後に江戸と小田原を結ぶ道が近くを通っていたはずだが、
当時の道筋がめちゃ気になるところ。
中原街道が近いので、当時の中原街道はこのあたりで小机を通っていたのかもしれないし、
神奈川のあたり(小机から南南東方向)に権現山城があってそこでも合戦があるので、
そちらと小机の関係も気になるところ。

いやあたまらんですな。
戦乱期の関東地方はもう群雄乱立しすぎて戦いばかりでややこしいので
一度頭の中を整理しなきゃなあ。
と、帰宅して、古本屋で入手した
昭和56年の「歴史と旅8月号 関八州古戦録特集」を読む。

ちなみに「山城へGO!」とあわせて千田嘉博氏の「戦国の城を歩く」を読むと
行ってみたくなります。面白い。

2015/01/24

「iPhoneユーザーにMacBookAirをすすめる10の理由」とな

朝起きてさて多摩武蔵野スリバチ学会と仙川地図研究所の合同フィールドワークにでかけようかと朝食を摂ってたら突然背中左側の筋を痛めたのである。
とほほ。
昔よくやらかしたとこだがここ2年くらい静かな休火山状態で油断してたか。
ここ2週間ほどちょこまかとよく働いてたので疲れがたまってたのかもな。

というわけで、
フィールドワークは欠席して家で安静の大獄と決め込んでたら
エイ出版から「iPhoneユーザーにMacBookAirをすすめる10の理由」なるムックが届く。
先週末篭もって書いてたヤツ。

パラパラとみて驚く。写真がでかい(笑)。
こんなに使われるなら、もそっと身なりに気遣って行けばよかったと
今更後の血祭り。ぐはっ。どくどくどく。何しろこんな具合。




わたしは主に、Windowsユーザー向けのページを書いているのだが、
なぜか写真ではこんなに登場しております。
iPhoneを使うようになってから、Macが気になりだしたというMac初心者に向けたムックでありますが、よろしければご笑納を。